年中降り注ぐ紫外線から肌を守ってくれる日焼け止め。塗ったら終わりではなく、きちんと落とさないと肌に負担をかけてしまうことに! プロ直伝のクレンジング方法や、おすすめクレンジングや洗浄料をご紹介します。
プロに聞く!日焼け止めの落とし方
ニキビや肌荒れを防ぐためにも、丁寧な洗顔を!
ニキビや肌荒れが気になる方は、今以上に悪化させないためにも、正しい洗顔方法をチェック! 銀座ケイスキンクリニック 慶田朋子院長に教えていただきました。
STEP①ファンデーションや日焼け止めが肌に残らないようにクレンジング
ファンデーションや日焼け止めが落ちきらず肌に残ってしまうと、毛穴が詰まりニキビの原因に。肌状態やその日のメイクに合ったクレンジング剤を使い、メイクをしっかりオフしましょう。
STEP②たっぷりの泡で汚れはしっかり落とす
大人ニキビの多くの場合、乾燥が原因。毛穴の黒ずみやくすみが気になるあまり、毛穴の奥までしっかり洗わなくちゃ、と一生懸命に洗うのは絶対NG。スクラブ剤や洗顔ブラシもあまりおすすめできません。ただし、汚れはしっかり落としたいので、泡がもっちりするくらい泡立てて、泡を手のひらで動かすように意識しましょう。
STEP③フェイスラインのすすぎ残しに注意!
フェイスラインや生え際ニキビができやすい方は、すすぎ残しにも注意。しっかりとすすぎ終えたら、保湿することを忘れないで!
ゴシゴシ洗いは厳禁!摩擦が起きないクレンジング法
続いては、美容家の石井美保さんに伺った、正しいクレンジングのやり方をチェック!
正しいクレンジングのやり方と注意点
「なじませるときに気をつけたいのが肌への摩擦。泡タイプは泡を肌に押し当てて洗うことで摩擦を防げますが、ミルクやオイルはクルクルなじませる必要があるので丁寧に」(石井さん)
POINT①指で肌を直接こすらない
500円玉大より多い量のクレンジングをとり、指に力を入れずゆっくり優しくなじませます。指と肌の間につねにクレンジング剤を感じながら大きく動かして。
POINT②目元は特にゆっくり
皮膚が薄い目元は薬指と小指を使い、特にゆっくりなじませます。目頭からグルッと一周し、ひと呼吸おいてメイクが浮き上がるのを待ってからすすぎます。
すすぎは顔の向きを変えながら行う
「すすぎも肌に摩擦を与える落とし穴。肌に対して垂直に水を当てることで摩擦を防げます。また、お湯ですすぐと乾燥を招くのでNG。30℃くらいの冷たくない水を使いましょう」(石井さん)
■正しいすすぎ方
最初に顔の正面を10回すすぎます。サイドは、顔を横向きにして水だけを肌に当てて左右5回ずつ。額とあごも5回ずつすすぎ、鏡でチェック。クレンジングが残っている部分はさらに5回すすぎます。手は肌に対して垂直に。
■これはNG!
下を向いたままサイドをすすごうとすると肌の上で手をすべらせることになり、摩擦ダメージに直結。また、すすぎ残しもしやすくなります。
落としたあとはしっかり保湿をすることが大切
保湿の基本は化粧水で水分を与え、乳液やクリームで潤いを密封させること。化粧水オンリーはNG。さっぱりケアが好きな人も乳液はきちんと使いましょう! つけるときはハンドプレスしてじっくり奥までなじませることがポイント♪
ウォータープルーフの日焼け止めを落とすなら?
SPF、PA値の強い日焼け止めにも!洗浄力の高いクレンジングがおすすめ
引き続き、美容家の石井美保さんに、クレンジングの正しい選び方を教えていただきました。
■普通のメイク=泡orミルクタイプ
薄づきファンデーションやお湯オフマスカラなど、落としやすいものでメイクしているのに洗浄力が強いクレンジングを使うのは洗いすぎ! メイクや汚れと一緒に肌の潤いまで奪ってしまいます。落としやすいメイクは、洗浄力がマイルドな泡やミルクタイプでオフ。
■しっかりメイク=オイルタイプ
“ロングラスティング”や“皮脂・汗に強い”などの落ちにくいメイクは、洗浄力が高いオイルタイプがベター。洗浄力が弱いものだと、メイクをきちんと落としきれなかったり、ゴシゴシこするように洗ってしまい、毛穴の目立ちや吹き出物などの原因にもなります。
おすすめアイテム
中:ロイヤルゼリーたっぷり。ぬめりやつっぱり感がなく、明るいツヤ肌に洗い上げる。ゲラン アベイユ ロイヤル クレンジング オイル 150ml 7,400円
下:植物由来のオイルなどを配合。肌の潤いを奪わず、メイクや汚れを瞬時にオフ。ボビイ ブラウン スージング クレンジング オイル 200ml 4,700円
(すべて税抜)
SPF30・PA++などの日常用の日焼け止めを落としたいとき
パラドゥの人気商品、クレンジングミルク
「ミルククレンジングの概念を覆す!コスパ最強の名品」とCanCam.jp美容ライターも推し!
「かなり前にSNSでバズっていて個人的に気になっていたこのアイテムを試しに使ってみるとこれがとにかくよくて…!! ウォータープルーフ系のマスカラやティントタイプのリップって、洗浄力が高いオイルタイプのクレンジングでも結構落ちなかったりしませんか? 私の場合、オイルタイプ、バームタイプ、ミルクタイプなど常時4種類程度のクレンジングをバスルームにスタンバイさせているんですが、メイクによってパーツごとにクレンジングを変えてみたり、どうにかこうにか試行錯誤してもメイクが落ちない時があり、お風呂上がりにコットンや綿棒で落としたりしていました。
そんな時にパラドゥのクレンジングを使ってみて感動。肌にのせた瞬間“あ、これはいいぞ”とビビッ! その日は久々に会社で仕事をして、ドロドロになったファンデと乾燥気味なティントリップ、こってり塗っていたマスカラが長時間つけていたことにより乾燥し、かなり最悪なコンディション。この最強に落としづらいであろうメイクが…呆気なくスルリと落ちたのです。
クレンジングの中で一般的に洗浄力が弱いといわれるミルクタイプなんですが、これはその概念を覆す代物。まるでクッションのように弾力のあるテクスチャーで、メイクや汚れをふわっと浮かせてくれます。肌に余計に触れることもなく摩擦も少ないので、マスクで荒れた肌もかなり落ち着いてきました。しかも美容液成分がたっぷり配合されているので、メイク落とし後もまったくつっぱることがないのが嬉しいポイント。化粧水の入りもかなりいい気がします。
こんな名品クレンジングがコスパ最強で、しかもコンビニで手に入るなんて信じられますか!? 私、今の時代に生きていてよかったなと、つくづく思いました」(CanCam.jp美容ライター齋藤奈々)
ビオレ 泡クリームメイク落とし
弾力のあるモコモコ泡でメイク汚れを一気に包み込む「泡クリームメイク落とし」。くるくるとなじませていくと肌に吸いつくようなクリーム状に変化します。毛穴をふさぐように塗られたベースメイクをしっかり吸着。するすると洗い流せて、ツッパリ感なくするんとスベスベ肌に整えてくれます。ポンプを押せば泡状ででてくるので、スピーディーにメイクオフができます。
敏感肌にもおすすめのクレンジングジェル
肌の刺激にもなる不要なよごれのみを洗い流す洗浄成分を配合した、みずみずしい感触のジェルベース。毛穴汚れまでやさしく、だけどスピーディーにしっかり落とします。摩擦を感じさせないクッション性のある感触で、肌あたりがまろやか。マスクや季節の変わり目でピリつくお肌にもやさしい使い心地です。
肌にのびるとオイルが弾け出て、とろけるように馴染みます。こすらなくても汚れが浮き出てくるので摩擦による肌への負担も少なくてうれしい! うるおいは残し、しっとりなめらかな肌に。
石鹸オフできる日焼け止めなら通常の洗顔料を選ぶのが◎
もっちり濃密な弾力泡で、毛穴汚れや黒ずみをすっきりオフするミネラル フェイスウォッシュ。
ほんのりピンク色のクリームには、皮脂をしっかり吸着する特徴を持つ愛媛県産の琉紋岩(ピンククレイ)を配合。肌にもちっと吸い付くような感触の濃密クレイ泡で、こすらなくても古い角質や黒ずみをからめとります。泡切れもよく、さっぱりとした洗い上がり。モイスチャーバランスの整った、しっとりもちもちのクリアな肌へ導きます。使うほどにスキンケアのなじみやメイクのりもアップ。ベルガモットにカシスをブレンドしたフレッシュな香りもやみつきに♡
体の日焼け止めも落とせる全身用洗浄料
落ちにくい日焼け止めをスルリと落とすボディウォッシュ
CanCam.jp美容ライターのおすすめ品♡
「ウォータープルーフの日焼け止めは普通のボディソープだとなかなか落ちないことがあります。まったく落ちない訳ではありませんが、所によってはギシギシと残留感を感じていました。
そこで投入したのが、こちら。なんとひとつで顔、体、ヘアの3役をこなしてくれるソープフリーの全身用洗浄料。アミノ酸系や糖由来の洗浄成分が、日焼け止めや海水、砂、ちり、ほこりをすっきり落とします。海やプールやレジャーにも万能に使えます。
ウォータープルーフタイプの日焼け止めを何度か塗り直した日でも、こちらで洗えばすっきりさっぱり。洗い上がりに感じていたギシギシ感も一切なくなりました。海外旅行気分にさせてくれるトロピカルな香りもお気に入りです」(CanCam.jp美容ライター齋藤奈々)
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