ナチュラルかと思いきや、存在感半端ない「抜き>盛りアイ」講座
あの手この手で目を大きく強調するのが最強、という時代もあったけれど…。最近は、もともとの自分の目の形を活かして、濃くないのにちゃんと印象的で強い目元を作るのが気分かも。理想は「8割抜いて、2割盛る」、そんな〝世界観〟で魅せるアイメイクが令和の新常識です。今回は、半歩先を行く「抜き>盛りアイメイク」についてご紹介します!
Contents
分析してくれたのは…ヘア&メイクアップアーティスト 林 由香里さん
【違いを検証】「抜き>盛り」アイとは?
右:いつものアイメイク。王道にかわいい、これはこれでアリ!
左:半歩先行く抜き>盛りアイメイク。薄いのに独特のムードがありなんだか気になる!
左と右でチークとリップは一緒なのに、印象はこんなに違う!!
なぜ今「抜き>盛り」アイなのか?人気ヘア&メイクが分析する3つの理由
- コスメの選択肢が増えて目元の表現の幅が広がったから
- 今気になるコ、憧れの人は必ずしもぱっちり目じゃないから
- 〝個性〟や〝違い〟が魅力になる多様性の時代だから
①コスメの選択肢が増えて目元の表現の幅が広がったから
それまでにはなかった色のマスカラやライナーの登場により、アイメイクの自由度が一気に高まったのが数年前。同時に韓国コスメをはじめとした海外コスメがより手軽に手に入るようになり、今や色も質感もブランドも…その選択肢は無限に! 「どう彩って、どう見せるか?」。大きさや形にとらわれず、自分らしさを存分に発揮するのが、これからのアイメイクです。
今の流れを作った革命コスメ
ライナーの色の自由度を広げた伝説のアイライナー
マスカラ=黒の概念を壊したベージュマスカラ
品切れが続出したピンクアイブロウ
より身近になった海外コスメたち
②今気になるコ、憧れの人は必ずしもぱっちり目じゃないから
今憧れのアーティストや話題の女優、雑誌で活躍する人気モデルなどを改めて見ると…、二重だけでなく、奥二重や一重の人もいれば、小粒目もいます。それぞれが個性的で魅力的な彼女たちが教えてくれるのは、〝ぱっちり二重の大きい目だけが正解ではない〟という新しい価値観!
③〝個性〟や〝違い〟が魅力になる多様性の時代だから
令和は、人との違いや個性といった〝自分らしさ〟が求められると同時に、それが魅力や強みになる時代。ファッション以上にそんな世相が色濃く表れるのが、メイクやコスメの面白さ。要は、変な思い込みを取り払い、メイクを軽やかに更新できる人が勝ちなんです!
ここ5年のアイメイクのトレンドをプレイバック!
2018年▷リップブームが最高潮に達する!アイメイクは脇役に
赤から始まったリップブームは、ブラウン・レンガ系へとシフトし、’18 年にピークに。存在感のあるリップに合わせて、目元は薄めが定番でした。
2020年▷コロナ禍。マスクの着用でアイメイクを盛る人が一気に急増!
マスク生活でそれまでのメイクの価値観が一変。口元が隠れ目元がその人の印象を左右することから、多くの人がアイメイクに注力するように。
2022年▷目元盛りもひと段落。洋服や顔全体のバランスを重視したアイメイクが台頭。
マスクの日常化とコスメの進化でアイメイクの流れにも異変が。盛る一辺倒から、バランスを重視した、程よく抜け感のある目元へとシフト。
コロナのマスク生活で、メイクのトレンドにも変化が。これからの流行は見えている部分だけ盛るのではなく「抜き>盛り」がカギ! あなたもぜひチャレンジしてみて♡
撮影/tAiki(モデル)、ヘア&メイク/林 由香里、スタイリスト/平田雅子 モデル/新野尾七奈、松木育未 構成/杉浦由佳子 WEB構成/菅原菜々帆
◆この特集で使用した商品の価格はすべて、税込み価格です。