最近ちょっと気になる男友達がいたのですが、先日その人と「髪長いのと短いのどっちが好き？」的なベタトークになりまして。ショートヘアの私は密かに期待を抱いていたのですが、彼は「ロング！」と即答。あまりにとりつく島がなかったので、「え？ ロングって無難っていうかベタじゃない？」という、最もやってはいけない系のツッコミで返してしまいました。
それによりムードが停滞、淡い恋は始まる前に終わった……のはさておき、彼によると、「なんか、かき上げる姿がセクシーなんだよね、だから厳密にいうと、長さというかかき上げる仕草がいい」とのこと。そういえば、私読みました、そういう特集を『美的』2月号で！
はらりと落ちる髪、立ち上がりの空気感がこなれていて、髪に指を通すその仕草には色っぽさも漂う、それを「かき上げ前髪」と呼ぶそう。
「かき上げ前髪」は、流行の太眉をみせるさりげない仕草としても有効。ナチュラルでありながら、この冬流行のシンプルな服を一気にブラッシュアップして、今年らしく見せるというファッション的なメリットもあります。
大切なのは分け目と空気感。ドライヤーで根元を立ち上げてトップにボリュームを出したり、ふわっとした空気感をつくるためにゆるく巻くのが基本の仕込み。それを手ぐしでくずして調整することで、今どきな女っぽさがつくれます。
髪をかき上げたときの色っぽさって、美人がナチュラルにやってこそだと思っていたけれど、戦略的に狙えるのは女子的にかなりうれしいニュース。『美的』を見ていると、前髪にある程度の長さがあれば、ミディアムヘアぐらいでもかき上げ前髪はできるそう。とり急ぎ、失った恋を取り戻すべく、私もちょっと髪を伸ばしてみようと思います！（五十嵐ミワ）
（『美的』2015年2月号）
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