「周章てる」って正しく読めますか？
同じ意味でも、漢字表記が複数ある日本語ってけっこうありますよね。「こんな書き方もあるんだ！ 」と驚いたことがある人も多いのではないでしょうか？ たとえば、力を貸すことを意味する「扶ける」や、ひでりによる農作物の災害を意味する「旱害」など。
そんな「知っているのに読めない」日本語クイズ、本日のお題はこちら！
「周章てる」。
漢字は簡単、でも「何？ この組み合わせは…」ってなりますよね。音で聞けば誰もが知ってる日本語なのですが、なかなか難しいと思うので、まずはヒントをもとに考えてみましょう。
■ここでヒント♪
読み方を探るために、まずは言葉の意味を見てみましょう。小学館デジタル大辞泉によると「周章てる」の意味は次のとおりです。
思いがけない物事に出会って、ふだんの落ち着きを失う。うろたえる。狼狽 (ろうばい) する。
「突然の知らせにすっかり―てた」
かなりのヒントが出てきました。急に何かが起こったときに使うあの言葉です。どちらかといえば、あまり良くないことが起きたときによく使うのではないでしょうか。
また、送り仮名も正解を導き出す上で重要なポイント。「○○てる」の4文字が答えです。
そろそろピンと来ましたか？ では正解を見てみましょう。
■正解はこちら！
「周章てる」の読み方、正解は「あわてる」でした。普段は「慌てる」と書くことが多いですが、このような表記もあるようです。
もともと「周章」という熟語に「あわてふためくこと。うろたえること。」という意味があり、「周章てる」は「周章」の動詞だと言われています。同じ意味でも、漢字にすると複数の表記があるって面白いですね。この機会にしっかり覚えておきましょう。
CanCam.jpの日本語クイズは、毎朝6時に更新中♪ 他の問題にもぜひチャレンジしてみてくださいね！（澤夏花）
