まもなくやってくる2月3日といえば…節分の日です。節分と言えば「豆まき」や「恵方巻」がお馴染みで、スーパーやコンビニなどでもたくさん展開がされていますが、実際に行っている人はどれくらいいるのでしょうか?
今回は株式会社NEXERが運営する日本トレンドリサーチが男女650名を対象に行ったアンケート調査を基に節分の日の過ごし方をご紹介します。
節分に豆まきをするのは約3割!
毎年2月の節分に豆まきをしているのか聞きました。「毎年している」と回答した方は19.5%、「することが多い」と回答した方は13.5%で、合わせても33.0%でした。6割以上の方が、豆まきをしていないようです。
恵方巻は半数以上が「食べる」と回答
続いて、毎年2月の節分に「恵方巻」を食べているか聞いてみました。「毎年食べている」と回答した方が29.2%で、「食べることが多い」と回答した方と合わせると50.3%でした。豆まきに比べると慣習として定着しているようです。
恵方巻を「毎年食べている」「食べることが多い」と回答した方に、恵方巻をどこで購入しているのか聞きました。スーパーで購入していると回答した方が66.7%で、スーパーでの「恵方巻」の販売が広がっているようです。コンビニエンスストアで購入する方や、購入せずに作っている方も10%程度いるようです。
恵方巻の具材、1番人気は「まぐろ」
お店によって様々な具材が入っている「恵方巻」ですが、どのような具を入れたいと思う(入っていたら嬉しい)か聞いてみました。
55.5%の方が「まぐろ」と回答しました。他にも、「卵焼き」や「えび」と回答する方が4割程度でした。黄金色の「卵焼き」は金運上昇、「えび」は腰が曲がるまで長生きできるよう長寿祈願として使われることもあるそうです。
その他と回答した方に、具体的にどのような具を入れたいか聞いたので、回答の一部を紹介します。
- キュウリ(40代・男性)
- イクラ(50代・女性)
- レタス(40代・女性)
- 納豆(50代・男性)
- トンカツ(40代・男性)
- 肉系(40代・女性)
- 餅(60代・男性)
キュウリやイクラと回答した方が多く、トンカツといった肉系の具材も挙がりました。キュウリは、その名から「九の利を得る」として縁起がいい具材のようです。
恵方巻は「黙って食べる」人が9割
「恵方巻」は、その年の恵方を向いて、願い事を頭に浮かべながら無言で食べるとよいと言われています。恵方巻を「毎年食べている」「食べることが多い」と回答した327名の方に、どのように「恵方巻」を食べているのか聞きました。
恵方巻を「毎年食べている」「食べることが多い」と回答した方の68.8%が「切らずにそのまま黙って食べる」と回答しました。次に多かったのが「切り分けてから黙って食べる」と回答した方で19.3%でした。9割近くの方が、恵方巻は黙って食べているようです。
コロナ禍の節分、「変化なし」が91.5%
コロナ禍でイベントの中止が相次いでいたり、生活様式の変化が求められる中、節分行事に変化はあったのでしょうか。コロナ禍になってからの節分(恵方巻・豆まき・その他行事・イベント)に変化があったのか聞いてみました。変化は「なかった」と回答した方が91.5%でした。コロナが節分行事に影響していない方が多いようです。
変化が「あった」と回答した方に、どのような変化があったのか聞いたので、一部を紹介します。
- 大々的に豆まきをしなくなった。(40代・男性)
- 豆まきは衛生的に良くないとのことで、やらないと家族で決めた。(50代・男性)
- 衛生面で、豆は個包装のものを使うようになった。(50代・女性)
- 豆まきはしなくなりました。恵方も家の中でやります。(60代・男性)
- 声を出すので豆まきはしなくなった。(50代・女性)
- 豆まきは、豆をラップに包んでまく。(60代・男性)
- いつもは神社に行って豆まきをしてから自宅で豆まきを行っていたが、豆まきは家だけになった。(70代・男性)
- 落ちた豆を食べない。(50代・男性)
- 神社に行かなくなった。(60代・男性)
- コロナ収束も願うようになった。(40代・女性)
- 疫病退散を願うようになった。(40代・女性)
- 学校や保育園でしなくなった。(40代・女性)
- 近所から巻きずしをもらっていたが、さすがにこのコロナ禍で全くなくなった。(50代・女性)
豆まきに関する回答をした方が多く、恵方巻やイベントに関する回答はわずかでした。豆まきでは、豆をまくときに声を出したり、年齢の数の豆を食べたりすることもあるため、衛生面を気にする方も多いようです。
節分の豆まきは意外にも少数派であることが分かりましたが、恵方巻は多くの人に親しまれているようです。恵方巻の食べ方については「黙って食べる」と回答した方がほとんどでした。コロナ禍で推奨されている黙食にもなるので一石二鳥かもしれません。今年の恵方は「北北西」です。ぜひお好みの具材で、それぞれの恵方巻を楽しんでみては?(山口彩楓)