幸福度が高い人がやっている、美容ルーティン5か条♡

肌の調子が良いと気持ちも明るくなるもの。ですが、毎日同じモチベーションでスキンケアを継続するって意外と難しいですよね。面倒になって怠ってしまう日があったり、スキンケアが義務的なものになってしまって楽しめないなど、人によって様々な悩みがあるはず。

そこで今回は、株式会社ポーラが美容に関わるルーティンがある20歳~49歳の男女1050人を対象に行った調査をもとに「幸せ×美容×ルーティンの相関性」についてご紹介。

調査の結果、男女共に美容ルーティンがある人は、ない人に比べて幸福度が高いこと&ルーティンの取り組み方に特徴があること」が判明。このことから、幸せにつながる「美容ルーティン5か条」を導き出しました。ということで、そのルーティン5か条の中身を見てみましょう。

 

【調査概要】
今回は、

・週に1回以上自分でフェイスマッサージをしている
・現在使用しているローションの価格が、男性:3000円以上、女性:5000円以上
・1か月の美容投資額が5000円以上

といった条件に加えて、

①月2~3回以上やること、②動作を伴う​、③自分でやる、​④気軽にお金をかけずにできるもの​、を「ルーティン」と定義し、散歩、ランニング、筋トレ、ヨガ、ストレッチ、ガーデニング、森林浴など自然に触れる、瞑想、音楽を聴く、楽器を弾く、香水などの香りをまとう、アロマをたく、コーヒー・紅茶を淹れる、白湯を飲む、サウナ、スキンケア、メイクアップなど、20の選択肢の中から当てはまるルーティンがある人のみを調査対象としています。

そして、上記に当てはまる対象者を「人生満足尺度」と「幸せの4因子」をもとに、幸福度スコア35点中、幸福度が高い層(スコア24点以上)、低い層(スコア12点以下)でグループ分けし、美容のルーティンが生活者に与える価値、美容の捉え方と幸福度の関係性について定量調査を実施しました。

 

その①「なりたくない状態」よりも「なりたい状態」を意識する


美容ルーティンがある人に「スキンケアによってどのような状態になりたいと思っていますか? 」と聞いてみたところ、以下のような結果に。スキンケアによってどのような状態になりたいと思っているか?

1位は「なりたい自分になれる」で、幸福度高低や男女に関わらず共通しています。そして、幸福度が高い層の方が低い層より「なりたい自分になれる」を選んでいる人が多いことから、「なりたい状態を意識する」ことが幸せにつながる美容のルーティンであると言えそうです。

その他「ネガティブな気持ちを引きずらない」「自分自身の力を信じる」「他者と比較しない」などもランクインしており、スキンケアを通して、自分に対するポジティブな評価を高めたいと思っている人も多いようですね。

 

その②「結果よりもプロセスを重視する」


今回の調査で、福度が高い層は男女ともにセルフケア意識に関するスコアが高く、心身の負担を除く・避ける行動を取っていること、「やり続ける」過程自体を重視し、必ずしも目標達成にはこだわっていないことが分かりました。

ルーティンの直接的な目的以上に「自分で決めたことを日々続けている」こと自体に価値を感じ、その満足感を得ることが次へのモチベーションにつながっているようです。いつも通りできなかった場合には、「時間や回数を減らして行う」「翌日に調整」など、柔軟に調整することで満足をキープしていました。

一方、幸福度が低い層は過程に対する意識が薄く、結果を重視、ルーティンの直接的な目的を意識している傾向があり、ルーティンがいつも通り出来ないことには不安・罪悪感を感じるため、ストイックに続け、理想通り出来ないことにストレスを感じる傾向がありました。

結果よりもプロセスを重視することが幸福度につながっていると考えられますね。これはスキンケアのみならず、勉強やダイエットなど様々な場面でも同じことが言えそう。

 

その③ 自分に合った、続けられる簡単なルーティンをたくさん持つ


下のグラフは、日頃から実施しているルーティンの数と幸福度スコアの相関関係を示しています。

ルーティンの数と幸福度のスコア

日頃から実施しているルーティンの数が多いほど幸福度のスコアが上がっていることが分かりますね。「ルーティン化できた」という小さな成功体験の積み重ねが幸福度の1つのポイントになっていると言えそうです。

さらに、次の「美容ルーティン有無別の幸福度スコア分布」を見てみると、
 美容ルーティン有無別幸福度スコア分布

美容ルーティンを実施している(スキンケアのルーティンを月2~3回以上している)人は、していない人よりも幸福度が高くなっています。やはり、自分に適したルーティンを1つでも多く持つことは幸福度アップに効果があるようですね。

 

その④ 手のぬくもりを感じる


次は、今回の調査における、女性の幸福度スコア別スキンケアルーティンの実施度のグラフです。

幸福度スコア別スキンケアルーティンの実施度

幸福度スコアが高くなればなるほど、 「自分でフェイスマッサージをする」「ローションを丁寧に手でつける」など、手で肌に触れる時間が長いスキンケアルーティンを実施していることが分かります。一方、「ローションをコットンでつける」「シートマスクをする」といった、自身の手を直接使わないケアは幸福度スコアが伸びづらくなるという結果に。

このことから、手で肌に触れるルーティンが多いことが幸福度に寄与している可能性が考えられます。確かに、実際に手で肌に触れ、優しく労わることは、自身に愛情を注ぐことにつながりそう♡

 

その⑤ ルーティンを通じて自分の状態・気持ちに気づく


最後は、「スキンケアを行うとどんな気持ちになりますか? 」という質問に対し、「気分が良くなる」「嬉しい」など、32個の選択肢から選んだ感情に関する回答の平均個数を示したグラフを見てみましょう。

スキンケアをする際に感じる感情の平均個数

特に女性の幸福度が高い層において、スキンケアをする際に感じる感情の平均個数が多く、スキンケアに多様な情緒的価値を見出していることが分かりました。また、男女共に、幸福度が高い層は低い層よりもスキンケアから感じる情緒が多くなっていると言えます。

スキンケアは情緒を豊かにする作用も持ち合わせているようですね。ポジティブな感情が生まれるほど幸福度も上昇すること間違いなし♪

 

5つ全てが出揃ったところで、幸福度が高い層と低い層の比較をまとめた表も見てみましょう。確かに、幸せにつながる「美容ルーティン5か条」の要素が各項目に現れていますね。

幸福度が高い層と低い層の比較

 

さらに、ポーラは研究結果をもとにした美容法、マインドフルなスキンケアを考案しています。

次の4つのルーティンの中から、続けられそうなことを選び、いつものスキンケアにプラスしてみるとより満足感が得られるはず。

  • 手持ちのアイテムを、使う順番に机に並べてからスキンケアをスタート。
  • アイテムを伸ばした手で、鼻・口まわりを覆い深呼吸。香りを堪能しながらリラックス。
  • アイテムを肌に広げ、手のひらで両頬、額、あごを包み込んで密着。手のぬくもりを肌に伝えるイメージで行います。
  • スキンケア後の肌や、自分の気持ちを観察してみましょう。

 

以上​「幸せ×美容×ルーティンの相関性」について紹介しました。自分に合った、そして自分で継続できる美容ルーティンを持っている人は幸福度にプラスの効果をもたらしていることが分かりました。また、結果よりもプロセス重視、自分の手で肌に触れるなど、幸せにつながる「美容ルーティン5か条」も習得できましたね。毎日のスキンケア、せっかくの時間とお金を使うのであれば、義務的な気持ちではなく楽しみながらやりたいもの。今回の5か条を参考にしながら、幸福度がアップする自分なりの美容ルーティンを見つけてみてくださいね♪(澤夏花)

 

情報提供元/株式会社ポーラ