参加したくない会食をスルーするための行動心理テクニック

参加したくない会食をスルーするための行動心理テクニック

(c)shutterstock.com

ここ数年で、忘年会や新年会といったお酒の席は縮小化しつつあります。しかし、そんな中でも会食に誘われる機会はどうしてもあるもの。参加したい場合は別ですが、断りたいとき波風を立てないようにお断りするにはどうすればいいのでしょう。そこで今回は「参加したくない会食をスルーするための行動心理テクニック」の行動心理テクニックをご紹介いたします!

■プライベートが充実しているアピールをしておく

そもそも恋人がいたり、友達が多かったり、資格取得などスキルアップに励んでいる、いわゆるリアルが充実している人には、なかなか声を掛けにくいというのが、誘う上での暗黙の了解。忙しい相手に声をかけることで、どこか罪悪感を覚えてしまうのです。もしもあなたが、参加したくない会食なら、そのメンバーに対してプライベートが充実しているアピールをしていきましょう。「あの人は他で忙しいからな」という認識を持ってもらえれば、お酒の席を断るハードルもグッと下がるはず。

■声をかければついてくるとみなされるのを防ぐ

少人数で会食をするオフィシャルなものもありますが、「盛り上がりが欲しい」ため多人数で会食したがるケースも考えられます。そこで、誘われたら断れない「流されやすい」人は格好の獲物。毎回レギュラーとして、「断れない雰囲気」になってしまうとアウトです。そこで、一度参加して面白くないと感じたら、次回は忙しいアピールをして不参加でいきましょう。毎回参加しないことによって、「補欠」的な立ち位置だと認識されれば、身動きを取りやすくなるはず。

■代わりに参加してくれる人と親しくなっておく

チームスポーツでも何でもそうですが、自分の体調が優れなかったり、気が乗らない場合には、必ず代わりの選手すなわち“代打”がいます。これは会食などにも言えることで、参加したくない場合に、代わりの人に行ってもらうことで、波風を立てずに断れるケースも少なくありません。ただ不参加を表明するよりも、「代わりに○○が参加します」と言い添えたほうが印象は良いはず。ただし、お酒や飲み会が好きな人でなければ、断られる可能盛があるため相手選びは慎重に。

■やむをえない事情を知ってもらう

それでもなお、しつこく誘われる場合は“最終手段”を使いましょう。とは言え、荷物が届く、親が自宅に来る、病院へ行くなどといった断り文句は、毎回使えませんし、ウソだとばれた時に気まずくなってしまいます。そこで、習慣的に「薬を飲んでいる」ことをアピールする方法があります。薬と一緒にお酒を飲んではいけないことは周知の事実なので、「常用薬があるなら仕方ない」とアッサリ引いてくれるはず。ここは“嘘も方便”。サプリメントなどをピルケースにしのばせておくといいかも。

おわりに

たしかに人と人が集まって、一緒に食事をとることで関係性が深まるという実験結果があります。これを“ランチョンテクニック”と言います。誰かと食事をしている時、人の脳内では愛情に関わるホルモンのオキシトシンが分泌されています。飲食を共にするというアクションには、素晴らしい心理効果があるのです。しかし、アルコールをそこに持ち込むかどうかと言うのはまた別の話。お酒抜きでも食事で親しい関係を構築することができれば、スマートですよね。(脇田尚揮)

脇田尚揮
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出書房新社)。