正直…コロナの今、忘年会へのモチベある?会社員1200人の本音。

20代の最新忘年会事情


忘年会シーズンに向けてこんな調査を実施。oVice株式会社は会社員の男女1,238名を対象に忘年会に対する意識調査を行いました。近年、若者は忘年会を苦手とする傾向にありましたが、どうも最近はそうではない様子。

コロナウイルスも少しずつ落ち着きを見せていて、忘年会を開こうと考えている方もいるはず。忘年会のモチベーションや、理想の忘年会についてご紹介します!

 

会社の忘年会へのモチベーション

参加したいと考える30代~50代の約7割が、「会社の人と親睦を深めたいので忘年会をしたい」と回答。さらに50代は「1年の頑張りを労いたい」という回答が20代の2倍以上に達する結果となり、1年の仕事を納めるという意味でも参加意欲が高いことが見受けられます。

 

一方で、不参加を希望する20代にその理由を聞いたところ、「上司や部下に気を遣う必要があるから」が54.9%と過半数を占めました。次いで、「家に帰るのが遅くなるのが嫌だから」(50.1%)、「お金を払ってまで会社の人と飲んだり食べたりしたくないから」(48.8%)、「業務時間以外まで会社の人と関わりたくないから」(44.8%)と、続きました。仕事とプライベートを分けたい、夜遅いのがネックという20代が多くいることが分かりました。

会社の忘年会のモチベーションという面で見ると、上司世代と部下世代では大きなギャップがありそうですね。

 

20代が思う理想の忘年会とは?

内心では面倒だと思っていても、断り切れずに渋々忘年会に参加したことがある20代も半数近くいるのが事実。加えて会社以外の忘年会には参加したいという20代は62.3%と、忘年会自体には参加意欲がある人が多い結果になりました。

ということで、20代の若手社員が「参加してみたい」と思える理想の忘年会について聞いてみました。

最も多かったのが「細かいマナーなどに気を遣わなくていい忘年会」(47.0%)で、次に「料理やお酒がおいしい忘年会」(38.6%)、「無料で参加できる忘年会」(37.8%)、「二次会などがなく一次会でサクッと追われる忘年会」(33.9%)と続きました。仕事以外の場でマナーに気を遣わなくてはいけないと、心から楽しめないですよね。無礼講とまではいかなくても、気をあまり遣わない雰囲気の忘年会にすることで、若者の参加率はグッと上がりそうです。

 

忘年会に期待すること

ストレスフリーな環境の忘年会には、20代の参加意欲が高いことが分かりました。そこで、20代に忘年会の意義について質問。

多かった回答として、「同僚同士で仲良くなれる」(44.7%)、「上司との親睦を深められる」(44.4%)が挙げられました。忘年会での上司や部下への気遣いや細かいマナーは面倒くさいと思いつつも、上司との親睦は深めたいと考えている20代が多いようです。

 

20代に限らず、全世代が「仕事以外」の話ができる上司と部下の関係について好ましいと感じる人が過半数を占める結果に。上司と部下の関係が良好だと仕事もやりやすくなりますよね。忘年会は、組織の人間関係構築にポジティブな影響を与えていることが明らかになりました。

 

コロナ禍入社世代は忘年会を夢見てる?

2020年または2021年に新卒入社した「コロナ禍入社世代」に対して、入社後不便に思うことについて質問したところ、「社内での人との繋がりを広げにくい」「同僚との関係が深めにくい」といった悩みを抱えていることが分かりました。

そんな社内での人間関係が希薄なコロナ禍入社世代に忘年会への参加意欲を質問。

結果として、半数以上のコロナ禍入社世代が「参加したい」と回答。社内の人と関係を深められる機会として忘年会はうってつけ。普段の飲み会も制限されていたことをふまえると、忘年会に参加してみたいと考えるのは自然なことですよね。

【忘年会を夢見るコロナ禍入社世代の声】

「入社してから1度も先輩や上司とプライベートで話したことがなく親睦を深めたい」(女性)
「コロナ禍で歓迎会等がないままここまで来たため、会社でしか話したことがない。お酒の場でいろんな話ができたら仕事のモチベ―ションにもなるし、上司も話をしやすいと思う」(女性)
「今まで忘年会に参加したことがないので一度経験してみたいし、どのような人がいるか知りたい」(男性)
「リモートでなかなかコミュニケーションが取れない中、親睦を深めることのできる貴重な交流の場だと感じる」(女性)

忘年会を一度経験してみたいという声や、リモートでのコミュニケーションの限界を感じているという声が上げられました。

忘年会自体には参加したいという若者が多数。ただ、マナー疲れなどがあるのがネックのようでしたね。肩ひじ張らないカジュアルな会を意識し、上司と部下の関係・同僚同士の関係を深められる忘年会がベストです!(岩川菜奈)

情報提供元/oVice株式会社