【男女1万人調査】「オンライン飲み会」って実際やったことある?意外な結果に

新型コロナウィルスによって飲み会や食事会が思うように開催できず、不満を抱える人たちは多いと思います。そんな不満を解消するために、オンラインでの飲み会や食事会が注目を集めていますよね。

やはり同じ空間にいないので、どうしてもやりづらさだったり楽しさが気になるところですが、実際のところどうなのでしょうか。

今回は株式会社リクルートライフスタイルによる、2020年6月までのオンライン飲み会・食事会への参加経験等について10,186名に行ったアンケートを基に「オンライン飲み会・食事会の実態と感想」をまとめてみました!

Q.これまでにオンライン飲み会・食事会に参加したことある?


■2020年6月までのオンライン飲み会・食事会参加経験有無(全体/単一回答)

2020年6月までのオンライン飲み会・食事会参加経験有無

※「参加したことがある」:「2020年6月までにオンライン飲み会・食事会に参加した時期」で「先月まではいちども参加したことはない」以外の回答者を集計
※「参加したことはない」:「2020年6月までにオンライン飲み会・食事会に参加した時期」で「先月まではいちども参加したことはない」回答者を集計

2020年6月までにオンライン飲み会・食事会に参加した経験の有無を聞いたところ、これまでに参加経験が1回以上ある人は18.3%でした。

性年代別に見ると、最多は20代女性で40.1%、次いで20代男性で38.5%の参加経験で、男女とも年代が若いほど参加経験者が多いという結果となりました。また、圏域別では首都圏でやや参加経験のある人が多く、3圏域で唯一2割以上の参加経験率(20.1%)であることがわかりました。

Q.初めてオンライン飲み会・食事会に参加したのはいつ?


■オンライン飲み会・食事会に初めて参加した時期(2020年6月までにオンライン飲み会・食事会に参加したことがある人/単一回答)

オンライン飲み会・食事会に初めて参加した時期

※「2020年6月までにオンライン飲み会・食事会に参加した時期」で最初に回答した時期を集計

オンライン飲み会・食事会にこれまで参加した経験のある人に、初めて参加した時期を聞きました。

対象となる1,865人中、2019年以前に初参加した人は6.9%にとどまり、2020年4月に初参加した人が32.8%、同5月に初参加した人が36.6%とピークとなっています。約7割の人が4・5月にオンライン飲み会・食事会に初参加しており、新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛がオンライン飲み会・食事会の普及に大きな影響を与えたようです。

また、性年代別に見ると、参加経験の多い20代女性では2020年4月に初参加した人が46.7%であるなど、今回のコロナ禍に反応してこうした飲食スタイルを取り入れた人が多いことがわかりました。

Q. オンライン飲み会・食事会ってどんな感じ?


■2020年6月までに参加したことがあるオンライン飲み会・食事会の『相手・シーン』(2020年6月までにオンライン飲み会・食事会に参加したことがある人/複数回答)

2020年6月までに参加したことがあるオンライン飲み会・食事会の『相手・シーン』

オンライン飲み会・食事会の相手・シーンを聞いたところ、最多が「友人・知人」で48.3%、2位が「趣味・サークル関係」で25.0%、3位が「職場・社内関係(オフィシャルな行事以外)」で22.5%でした。

性年代による相手・シーンの差が大きく、男性では全体的に「職場・社内関係(オフィシャルな行事以外)」、「職場・社内関係(オフィシャルな行事)」が顕著に多いなど、仕事関係での参加が多い傾向にあります。

女性では20~50代で「友人・知人」、また、サンプル数はやや少ないものの、50・60代で「夫婦以外の家族・親族(実家などへの帰省・訪問の代わりとして)」「夫婦以外の家族・親族(実家などへの帰省・訪問の代わり以外のシーン)」が顕著に多いなど、プライベートな相手・シーンが多いことがわかります。

オンラインでの開催となると「その場の流れで」というような機会が減るため、結びつきの強い関係でないとなかなか厳しいのかもしれませんね。

 

■2020年6月までに参加したことがあるオンライン飲み会・食事会の『人数』(2020年6月までにオンライン飲み会・食事会に参加したことがある人/複数回答)

2020年6月までに参加したことがあるオンライン飲み会・食事会の『人数』

参加したオンライン飲み会・食事会の人数を聞いたところ、最多は「3~4人」で54.1%、次いで「5~6人」が41.4%という結果でした。

性年代別には、50・60代男性で「10人以上」、20代女性では「2人」「3~4人」の回答が多く、男性の相手・シーンが職場・会社関係が多く、女性はプライベートな相手・シーンが多かったことがこのような人数の差を生んでいるのかもしれません。

Q. オンライン飲み会・食事会ってぶっちゃけどうなの?


■オンライン飲み会・食事会に対する感想(2020年6月までにオンライン飲み会・食事会に参加したことがある人/複数回答)

オンライン飲み会・食事会に対する感想

オンライン飲み会・食事会の感想を聞いたところ、ポジティブな感想では、1位が「なかなか会えない遠距離の相手と開催できる」で65.9%、2位が「家なので気楽」で65.6%、3位が「安上がり、お金がかからない」で60.5%と言った結果になりました。

一方のネガティブな感想では、1位が「終わり方が難しい」で52.0%、2位が「会話がしにくい」で35.2%、3位が「家で話しにくい内容の場合がある」で24.6%となりました。ポジティブな感想もネガティブな感想も共感できる人が多いのではないでしょうか。

性年代別では20・30代女性でポジティブな感想が多く選択されており、メリットを感じている人が多そうな一方で、20~50代女性ではネガティブな感想の「終わり方が難しい」も顕著に多く選択されています。

また、40・50代男性では「料理、飲み物が外食ほどおいしくない」が多く選択されており、目的を会話におくのか飲食におくのかによっても、評価が分かれそうです。

Q.これからもオンライン飲み会・食事会に参加したい?


■今後、外出の制限などの規制がなくなっても、オンライン飲み会・食事会に参加したいと思うか(全体/単一回答)

今後、外出の制限などの規制がなくなっても、オンライン飲み会・食事会に参加したいと思うか

※「参加したい・計」:「積極的に参加したい」「まあ参加したい」いずれかの回答者を集計
※「参加したくない・計」:「まったく参加したくない」「あまり参加したくない」いずれかの回答者を集計

外出の規制等がなくなることを前提に今後のオンライン飲み会・食事会への参加意向について聞いたところ、「参加したい(積極的に参加したい・まあ参加したい)」が19.0%、「参加したくない(まったく参加したくない・あまり参加したくない)」が62.8%と、規制等がない場合にはそれほど参加意向が高くないことがわかりました。

しかし、今回のコロナ禍をきっかけに参加する人が増えた若年層では「参加したい」が20代男性で36.4%、20代女性で35.5%と、若年層を中心に定着に向かう可能性もありそうです。

また、同じデータをこれまでの参加経験の有無別で集計すると、参加したことのある層では「参加したい」が58.3%と「参加したくない」の23.3%を大きく上回っており、参加のハードルは高いものの、一度経験するとその後も参加意向が継続しやすいことがわかりました。

 

コロナ禍が落ち着くまでは、まだまだ需要が高そうなオンライン飲み会・食事会。まだ参加に踏み切れていない人も、参加してみると思いのほか楽しめるかもしれません。

低予算で済むこともオンラインのメリットで、開催のハードルは気持ち次第かもしれません。是非一度試してみてはいかがですか?(山口彩楓)

情報提供元/株式会社リクルートライフスタイル

 

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