キャスケットとの違いは？「ハンチング」って何？【意外と知らないファッション用語】

「ハンチング」って何？

ハンチングとは、狩猟用の帽子としてつくられ、短いつばを覆うように平らなクラウン（頭頂部）がついたスリムなシルエットの帽子のこと。デジタル大辞泉で調べてみると…

ハンチング
＜hunting capから＞鳥打ち帽子のこと。

とりうち‐ぼうし【鳥打（ち）帽子】
＜狩猟などに用いたところから＞前びさしのついた丸く平たい帽子。ハンチング。鳥打ち帽。

ハンチングの一種であるキャスケットとの違いは、ハンチングはイギリス発祥なのに対し、キャスケットはフランスで発祥であり、スリムな縦長のシルエットなものをハンチング、丸みを帯びた形のものをキャスケットと日本では呼び分けています。

チェック柄ハンチング

元々狩猟用の帽子だったため頭の形にフィットし動いてもズレずらく、現在ではスポーツの場でも愛用されています。日本では商人や職人、刑事、新聞記者といった職業の人に多くかぶられいた印象が根強く、ドラマやアニメで見かけることも多い帽子です。