大人だってたまには褒められたい!仕事で感謝されると嬉しい5つのポイント

実は私、こんなこと頑張ってます! 116名の女性に聞いた、「私たちが仕事で褒めてほしいポイント」

人生山あり谷ありと言いますが、こと仕事においても、うまくいくときとそうでないときの差ってありますよね。ちょっと気持ちが下がりかけていたときに、誰かの言葉が支えてくれた!という方もいるはず。また、自分の行動を褒めてもらえてモチベーションが上がった経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで「勤労感謝の日」である本日は、20代~30代の女性116名を対象にした「仕事にまつわるアンケート結果」を発表。褒められて嬉しかったエピソードや、実はここを褒めてほしい…!と思っていることまで、寄せられた回答をご紹介します! それでは早速見ていきましょう♪ 

まず「勤労感謝の日」とは、どんな意味がある祝日?

「勤労感謝の日」は毎年11月23日に制定されている国民の祝日。「勤労をたっとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」という意味があります。
実は昭和23年「国民の祝日に関する法律」の制定当初に定められた、計9日の「国民の祝日」のひとつという、祝日の初期メンバー的存在。いにしえからの収穫感謝の風習を生かしつつ、感謝の日として設けられました(当初はこの日を「新穀祭」とする提案もあったほど)。
昭和23年当時の報告書によると、この日の「感謝」について

「国民が毎日生活を続けていられるのは、お互いがお互いを助け合っているからである。従って、ここにいう感謝というのは、すべての人がすべての生産とすべての働きとに感謝し合うのでなければならない。この感謝の心もちは、今日のような世相のけわしい時には最も必要なものであるが、世の中が落ち着いた時にも常に大切なものである」

と説明されています。

さて、あなたは今、誰かの「仕事」に感謝を表したり、誰かに感謝してもらえたり、していますか?

出典:内閣府ホームページ

Q.仕事で「誰かに感謝されたい!」と思いますか?

グラフ:仕事で誰かに感謝されたいと思う?まず初めに「仕事で「誰かに感謝されたい!」と思いますか?」と質問したところ、「いつも思う」が29%、「たまに思う」が42%、「そこまで思わない」が29%という結果になりました

「いつも思う」と「たまに思う」を合わせると、71%の人が「誰かに感謝されたい!」と思っている様子。頻度の差こそあれ、仕事を通じて感謝されたいという感情は一般的なもののようです。

 
 

仕事で感謝されたい理由1位は「モチベーションが上がる」

お次に、「仕事で「誰かに感謝されたい!」と思いますか?」という質問に対するそれぞれの選択肢を選んだ理由を聞いてみました!

「いつも思う」「たまに思う」という選択肢を選んだ人の理由として最も多かったのは、「モチベ―ションが上がる」「やる気に繋がる」という回答でした。また、「純粋に嬉しい」「自己肯定感があがる」「存在意義を感じる」などの回答も複数の人から寄せられました。

一方で、「そこまで思わない」を選んだ人の理由には、「給料がもらえればいい」「そこまでの仕事はしていない」が多く、その他「感謝されなくても、自分が生き生きと仕事できていれば良い」といった回答が寄せられました。

仕事にモチベーションや自己肯定の機会を求めるか、それとも生活のためと割り切るかなど、何を求めるかによっても今回の回答は変わってくるようです。

 

「ここを感謝してくれたら嬉しいのにな」と思うポイント5選

お次に、「バイトや仕事で“ここを感謝してくれたら嬉しいのにな”と思うこと」について聞いてみました! 項目ごとにご紹介します。

■雑用や掃除を積極的にしていること

「チラシの補充や備品の補充など、雑用をやっていること」(26歳・正社員・金融営業)

「学生の手助け、補充、掃除などをずっと陰ながらしていること」(26歳・専門職)

「周りが気づかないふりしてやらないことをやっているとき」(22歳・正社員・美容師)

「みんなが面倒くさがることを引き受けていること」(23歳・大学生)

「掃除をしてること」(33歳・フリーランス・美容師)(21歳・正社員・保育士)

「汚いところを掃除したとき」(22歳・大学生)

「毎日、早めに出てきて掃除をしていることを少し褒めて貰えたら嬉しい」(34歳・正社員・事務)

「細かいところまで掃除していること」(21歳・大学生)

 

褒められるために雑用や掃除をしているのか、というとそうではないけれど、やっぱり陰ながらしていることを褒めてもらえると嬉しいもの。普段何気なく使っているコピー機に紙が入っているのも、綺麗な環境で仕事ができるのも、補充や掃除をしてくれている人がいるからですよね。自分から取り組むのは勿論のこと、やってくれている人を見たら「ありがとう」と声をかけるのも忘れないようにしたいものです。

 

 

■さりげない気づかい

「気づかい」(39歳・正社員・事務)

「人の気がつかないところに気がつくこと」(21歳・大学生)

「言わずに人がこぼしたものを拭いているときなど、他人のミスを無言でフォローしたとき」 (21歳・大学生)

「さりげなく気づかいをしたとき」(25歳・専門職)

「さりげないところ」(29歳・パート・事務)

「忙しそうなときは質問しない」(30歳・派遣社員)

「ひとりの人に負担が偏ってる時に気づいて助けてあげてること」(27歳・派遣社員)

 

相手の状況を見ながら話しかけるタイミングをうかがったり、なるべくマイルドな言葉で指摘するようにしたり…と、一日のうち色々なタイミングで気遣いをする場面ってありますよね。今回の回答にも「さりげない」という言葉がありましたが、普段見落としてしまいそうなさりげない気づかいにこそ感謝をしたいところです。

 

■効率的に動いていること

「何をするにも早いところ」(26歳・派遣社員・郵便局員)

「常に業務効率化を考え、実践していること」(24歳・正社員・メーカー人事)

「仕事のはやさ」(34歳・パート・不動産)

 

仕事を効率的にこなすって、簡単そうで意外と難しいですよね。自分で意識して行っていればいるほど、周りの人から評価されたり褒められたりしたときの嬉しさは増しそう。これからも頑張ろう!という気持ちにもなれます。

 

■他の仕事を手伝っていること

「他の人の仕事を手伝ったとき」(24歳・正社員・医療関係)

「自分のものではない仕事を手伝ったりしたとき」(29歳・正社員・不動産)

 

自分の担当分にプラスして他の仕事も手伝うとなると、その分大変になるもの。当たり前のことですが、仕事を手伝ってもらったときにはお礼を言うのを忘れないようにしたいものです。

■率先して動いていること

「何かひとつ多く仕事をするようにしていること」(24歳・アルバイト・ドラッグストア)

「言われてない仕事を率先してしていること」(33歳・会社員・事務)

「指示されなくても動いていること」(35歳・パート・耳鼻咽喉科)

「言われる前に自分で予測して動いてること」(34歳・主婦)

 

社会人として当たり前のことと思われがちですが、「自分から仕事を見つけて動く」というのは言葉以上に難しいですよね。職場に自らテキパキ動く人がいたら、やっぱり一目置きたくなるもの。「すごいなあ」と思っているだけじゃなく、言葉にして伝えることも重要になってきそうです。

■その他

「お客様が欲しいと思うモノをチョイスできたとき」(21歳・正社員・服飾販売)

「陳列や装飾を変更したとき」(23歳・パート・飲食店の販売)

「自分にしかできないことを成し得たとき」(23歳・正社員・システムエンジニア)

「ちょっと大変な時に、“頑張ってるね~”とかでも言われると嬉しいと思う」(25歳・派遣社員・製品の出荷作業)

「イレギュラー対応をしたとき」(20歳・学生・イベント)

「質問に対していつも答えていること」(24歳・正社員・公共交通機関)

「裏で努力しているとき」(39歳・主婦)

「面倒な仕事を押し付けられても、嫌な顔せず引き受けること」(28歳・専門職)

「各種期限を厳守していること。結構皆いい加減なので…」(33歳・正社員・事務)

「みんなでやる作業をひとりでこなすとき」(24歳・派遣社員・IT)

「みんなが喋ってるときに、ひとりだけ仕事をしているとき」(22歳・大学生)

「細かいところまでチェックしていること」(28歳・パート・IT事務)

 

その他にも、こんなにバリエ―ション豊かな回答が集まりました! それだけ皆、自分の考えを持って仕事に取り組んでいるということ。みなさんの「ここを感謝してくれたら嬉しいのにな」と思うことはありましたか? 

 

忘れられない、バイトや仕事で感謝されたエピソード

お次に、「バイトや仕事で、今まで感謝されたことで忘れられないエピソードがあれば教えてください」と質問したところ、沢山の回答が集まりました! どれもほっこりするものばかり。こちらも項目ごとにご紹介します。

 

■お客さんから感謝の言葉をいただいた

「お客さんにありがとうといわれた」(32歳・正社員・旅館)(33歳・正社員・事務)(35歳・パート・耳鼻咽喉科)

「お客様から、親切にしてくれてありがとうと言われた時は、気持ちが伝わったと思いました」(26歳・正社員・金融営業)

「患者さんから退院時にお礼を言われたとき」(24歳・正社員・医療)

「お客様から店長へ直接褒めていただいたことを嬉しく報告されたとき」(25歳・専門職)

「あなたにお願いしてよかったと言われた」(34歳・パート・不動産)

「名前入りの感謝のアンケートをもらったこと」(30歳・派遣社員・コールセンター)

「お客さんから詳しく紹介しくれてありがとうと言われたとき」(22歳・大学生)

「あなたがいたからリハビリ頑張れたよ」(23歳・専門職)

「患者さんに毎回トイレ介助していたら、お礼として1日1回缶コーヒーを2本奢って貰ってた。いつもありがとうねと言われて泣いてしまった」(26歳・専門職)

「無理と承知でココア多めで、と頼んできたおじいさんに「気持ち(多めにします)」と伝えたら大喜びして感謝されました」(28歳・正社員)

「閉店作業中にご予約の品物を取りに来たお客様を、営業時間中と同じように接客したら喜ばれた。“お店が閉まってるのを承知で行ったのに、快く迎えてくれて嬉しかった”との事です」(22歳・アルバイト・販売業)

「患者様から、安心できたと言われた」(28歳・専門職・看護師)

「生命を救ってくれてありがとうという言葉と、ブランド品のアクセサリーをもらったこと」(39歳・派遣社員・旅行)

 

お客さんと関わる仕事の場合は、やっぱり「ありがとう」という言葉をもらうと嬉しいもの。今後も頑張ろうというモチベーションにもなりますよね。

■その他、お客さんからされて嬉しかったこと

「お客さんが誕生日ケーキを買ってきてくれた」(23歳・無職)

「辞めるときにお客さんからプレゼントを頂いたこと」(25歳・フリーランス・美容師)

「お客さんに頑張ってと言われること」(25歳・アルバイト・接客)

「患者さんから内緒で母子手帳ケースをいただいたこと。ご懐妊には縁遠いけど、10年経った今でも愛用してます」(34歳・派遣社員・医療事務)

「今までで1番よかったと言ってもらえたとき」(22歳・正社員・美容師)

「一日に2回来てくださった方に“先程はありがとうございました”と伝えたら、覚えていてくれてうれしいと言ってくれたこと」(23歳・アルバイト・飲食販売)

「利用者さんに、“あんたがおってくれてホンマ嬉しい、辞めんといてな”と言われた」(31歳・専門職・医療)

 

「ありがとう」という言葉のほかにも、仕事を褒めてもらえたり、何か品物を頂いたりといった経験がある方もいるよう。月日が経っても覚えているという方もおり、感謝されて嬉しかったときの記憶は長く続いているようです。

■同僚から感謝されたり、褒められたりした

「いつも積極的に動いてくれてありがとうと上司に言われます」(27歳・派遣社員)

「いつも仕事が丁寧でとても助かると言われたこと」(25歳・派遣社員・製品の出荷作業)

「凄く厳しい上司から、もう君に教えることはないね!と言われたとき!」(34歳・正社員・事務職)

「先輩から丁寧に対応してくれてありがとうと言われたとき」(35歳・派遣社員・通信販売)

「電話対応が上手と言われた」(39歳・主婦)

「〇〇さんがいたから頑張れました、と手紙をもらったこと」(28歳・専門職)

「年上の後輩が辞める時に“今まで優しく教えてくれてありがとう。これからもそのままでいてね”と言われたこと」(21歳・大学生)

「一緒に働けてよかったって言われたとき」(23歳・正社員)

「分かりやすいと褒められた」(29歳・アルバイト・事務)

「夫に何もない日にいつもありがとうと言ってプレゼントをもらったこと」(29歳・主婦)

「営業を頑張って上司に褒められた」(26歳・派遣社員・郵便局員)

「上司に、自分のやろうとしてることが部署に大きく貢献できることだと感謝されたこと」(24歳・正社員・メーカー)

「対応が爽やかで気持ちが良いと言われた」(34歳・主婦)

「新人だったけれど仕事ができるようになってきて、前任の方に助かると言われた」(24歳・派遣社員)

 

一緒に働いている同僚から感謝されて、嬉しくない人はいないはず。回答の中には、退職や移動の際にもらった手紙が忘れられない…! という人が多いようです。日頃から同僚に感謝を伝えれられるようにしたいですね。

 

仕事について褒めてくれたり、感謝してくれると嬉しい人1位は「上司」

最後に、「仕事について褒めてくれたり感謝してもらえると一番嬉しい相手は誰ですか?」と質問したところ、一番多かったのは「上司」で、次いで「同僚」「お客様・利用者」という回答が寄せられました。

やはり、仕事で密接に関わることになる人から褒められたり感謝されると嬉しいと感じているようです。

 

「生活のため」「やりがいを求めて」など、仕事に求めるものは人それぞれだけど、感謝されて嬉しくない人はいないはず。お休みが明けたら、自分からも積極的に同僚や部下、店員さんに声をかけて、感謝の気持ちを伝えるところから始めてみてくださいね♡