「十六夜」って読める?「じゅうろくや」以外のあの読み方です!
漢数字を使った言葉って読み方が難しいものが多いですよね。例えば、「三和土」、「十八番」などなど。今回は、秋を感じる漢数字を使った言葉からクイズを出題します。お題はコチラ!
「十六夜」。「じゅうろくや」とも読みますが、今回は他の読み方を探っていきましょう。
ヒント1 十六夜は十五夜の翌日の夜を指す
お月見をする行事としても有名な十五夜。1年のうちで最も月がきれいに見えるので、「中秋の名月」とも言われますよね。十五夜は月齢15日目の月のことを指し、十六夜は月齢16日目の月を指すのだそうです。
ヒント2 「ためらう」を別の言葉に言い換えると?
十五夜はそのまま「じゅうごや」なのに、十六夜は違う読み方があるなんて少し不思議ですよね。このワケは月の出の時刻にあります。月の出の時刻は1日に50分遅くなると言われており、十五夜に比べて十六夜は月の出が遅くなります。その様子がためらっているように見えたことから、別の読み方が生まれました。「ためらう」を意味する動詞を思い浮かべられれば、きっと読み方も分かるはずです!
「十六夜」の読み方は想像できましたか? 正解はコチラ!
「いざよい」でした。正解できましたか?
「ためらう、躊躇する」という意味の「いざよう」が名詞化されて、「いざよい」と読まれるようになりました。月を待ち遠しく思う人たちの想いが込められているなんて素敵ですよね。ぜひ今夜は月を眺めてみてはいかがでしょうか?(岩川菜奈)