Woman Insight編集部「神保町グルメ」連載担当の鈴木梢です! ついに丼ランキングも今回で終わりを迎えます……。
この連載は、古書店街として有名でありながらグルメの街としても実は有名な東京・千代田区にある神保町の名店を、小学館のいろんな編集部の人たちに教えてもらいながら、巡って食べてレポートするというものです。そう、小学館は神保町にあるので、情報に敏感な編集者たちが毎日通う名店は美味しいに違いない!と思った次第。
そこで、小学館の全女性社員にアンケートを実施して「丼」「カレー」「パスタ」「スイーツ」部門ごとのランキングを作成、そこから上位3位をご紹介していきます。
先日スイーツランキングが完結しましたが、今回は丼ランキングの完結編。1位は、サクサクの衣に甘辛いタレが絶品の“タレカツ”の専門店です。
神保町駅と水道橋駅の間くらいにあるのが、こちら「新潟カツ丼タレカツ 神保町本店」。2007年6月にオープンし、現在多数のテレビやラジオ番組、雑誌などにも掲載されている人気店です。
戸を開けるとメニューとキッチンが目の前に見えます。
席はカウンターのみ12席。
カフェのようなおしゃれな雰囲気で、女性ひとりでも入りやすい印象があります。実際女性客は多いそう。
今回注文するのは、こちらの「野菜ヒレかつ丼」(税込930円)。たっぷりの野菜とヒレかつをいっぺんに食べられる贅沢な丼です。ヒレかつ大好き!!
こちらが「野菜ヒレかつ丼」。お味噌汁と香の物がついてきます。
野菜が大きめでたっぷり! きつね色の薄い衣に包まれています。種類はミニトマト、カボチャ、ヤングコーン、ブロッコリー、ナスの5種類。秋はヤングコーンがエリンギに、カボチャがサツマイモに変わり、夏はブロッコリーがオクラに変わるそうです。
“タレかつ”と聞いてソースかつのようなこってりとしたものを想像していたのですが、違いました。どんな味がするのか想像がつかない……。
熱いうちにいただきます。
あ、丼ですし、こうですね。
こ、これは……! 口に入れた瞬間に、感動します。純正ラードで揚げられたカラッと揚げられたかつの香ばしさがまずたまらない。口に入れた瞬間に一気に広がり、食感はとにかくサクサク。
ヒレかつは箸ですんなり切れるほどやわらかく、口に入れた瞬間の、お肉の旨みとタレの味がたまりません。ちなみにかつには、安全で栄養価の高いエサで育てられた「和豚もちぶた」が使用されています。
衣の食感を損なわない程度に浸みたタレは甘辛く、意外にもあっさりとしたやさしい味。有機栽培で育てられた大豆を天然酵母で醸造した最高級の有機醤油に、砂糖や特製スープを日々注ぎ足して作られている秘伝のタレです。
タレはちゃんとごはんの下のほうまで浸みているのでご安心を。最後までたっぷり堪能できます。
そして、このごはんにもこだわりが。産地直送100%の新潟米「こしいぶき」を、ちょっと硬めに炊いているのがポイント。タレとよく絡んで、絶妙なバランス。最後の一粒を食べきるまで、まったく飽きずに「あー、おいしいなー……」としみじ感じられます。
ほかには定番のかつ丼や海老丼、定食メニューや持ち帰りができるお弁当メニューなどなど……さまざまなメニューでタレかつを楽しむことができます。
ランチタイムは15時半までなのですが、待たずに確実に入店できるのは14時から14時半ごろ。やはり12時から13時ごろは列ができるようです。確かに並んででも食べたくなるおいしさ。この衣とタレ、かつ、そしてごはんの見事なハーモニーををぜひご堪能ください!(鈴木 梢)
「新潟カツ丼 タレカツ 神保町本店」
住所:東京都千代田区西神田2-8-9
電話:03-5215-1950
営業時間:
[月~金] 11:30-15:30、17:00-22:00(L.O.21:30)
[土] 11:30-15:30、17:00-20:30(L.O.20:00)
[日・祝] 11:30-15:30(L.O.15:00)
URL:http://www.tarekatsu.jp/
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