『森永アロエヨーグルト』が、2014年12月10日で発売20周年! “アロエ”=「肌にいい」というイメージですが、実際、アロエにはどんな美肌効果があるのか、そもそもなぜこの商品が生まれたのか……と、今までそれほど気にしていなかったけど、あらためて考えてみると疑問がいっぱい。
そこで、森永乳業株式会社 ヨーグルトマーケティンググループ 土岐晃彦さんにお話を伺いました。『森永アロエヨーグルト』20周年の本日、この商品の謎をすべて解決していきます!
●なぜ、ヨーグルトにアロエを入れるという商品が生まれたのでしょうか?
当時、ブームだった『ナタデココ』に続く新食材を探していました。「食べたことがない」、「食感が面白い」、「話題性がある」をキーワードに探す過程で、『アロエベラ』に出会ったことがきっかけです。
日本では『キダチアロエ』という品種のアロエを、火傷の手当てや胃腸薬などの民間療法に使用するか、シャンプーや石けんなど美容製品の素材として用いるのが主。当時は食用としてのイメージは一般的ではありませんでした。
ですがアロエは、ビタミン、ミネラルなどの成分をバランスよく含む自然素材であることが、一部のナチュラル志向の方の間で知られていて、『アロエベラ』という品種の“シロップ漬け”が喜ばれていることがわかったのです。
そこで、美容や健康を意識する若い女性のための「食べるコスメ」というコンセプトのもと、全く新しいフルーツヨーグルトの開発に乗り出しました。『森永アロエヨーグルト』には、苦味があまりない品種の『アロエベラ』を使用しております。
●ヨーグルトとアロエを同時に食す最大のメリットは?
アロエにはビタミンやミネラル類といったさまざまな栄養素が含まれており、またヨーグルトは、腸内環境を整えてくれるので、健康と美におすすめの素材の組み合わせ、ということが大きいです。
●20年前の発売当初、消費者の反響などはいかがでしたか?
発売当初は、苦戦した……と聞いております。『キダチアロエ』の“苦い”というイメージや、当時のフルーツヨーグルトでは例がなかったアロエを全面に配して健康感を強調した“緑色のパッケージデザイン”が、あまりおいしそうに見えない印象だったのが原因のようです。
最初はなかなか、商品をお試しいただくことができませんでしたが、商品を試されたお客さまの口コミから人気が広がり、翌年には“1日平均10万個”の販売を達成しました。
●発売から20年の間に商品リニューアルはしてきましたか?
20年間、お客さまの嗜好やトレンドに合わせながら風味やデザインは少しずつ変えております。ただし、『森永アロエヨーグルト』の価値である「アロエの弾力」や「さわやかな風味」は変えていません。なお、現在のパッケージデザインは14代目でございます。
●『森永アロエヨーグルト』の“意外な”食べ方はありますか?
もちろんそのままでも美味しく召し上れますが、「グラノーラ」や季節の食材と合わせた食べ方をご提案しています。一部のお客さまからは、凍らせて食べると美味しい、というご意見もいただいています。
●現在、20周年を記念して消費者の方からの応募で誕生した『シャンパンカクテルテイスト』が発売中ですが、過去にもこのような経緯で発売された商品はありますか?
過去にはございません。今回『森永アロエヨーグルト』発売20周年記念商品として、お客さま約20,000人の声を反映して、商品化しました。
↑シャンパンテイストのヨーグルトが誕生したのは、「夜のご褒美に、ワインとアロエヨーグルトでリラックスしている……そんな雰囲気にあうアロエヨーグルトが食べてみたい」という声がきっかけ。“20周年のお祝い=成人のお祝い”という意味もかけているとか。アロエの粒も、ゴロッとした大きなものから小粒まで入っています。期間限定で発売中。
↑『森永アロエヨーグルト +な素材グァバ&マンゴー』も期間限定で発売中。
20年前、デザートの1種としか考えられていなかった“フルーツヨーグルト”に革命を起こした『森永アロエヨーグルト』は、その後の健康ブームにものって、順調に売り上げを伸ばし、今ではより手軽にいただけるドリンクタイプも発売されています。
移り変わりの激しい食品業界で、20年間も大きなリニューアルなく発売している『森永アロエヨーグルト』。筆者も日頃からいただく機会の多い商品ですが、ヨーグルトの程よく爽やかな酸味+アロエのみずみずしい味わいと食感は、一度ハマるとクセになりますよね。ヨーグルト+アロエは、まさに奇跡の組み合わせ! あらためて、20周年おめでとうございます♪(さとうのりこ)
森永アロエヨーグルト HP
http://www.aloe.ne.jp/
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