【1万円未満】全部試した!睡眠の質を変える人気の枕7選〜前編〜

人生の3分の1を占めるとも言われる睡眠時間。そんな長〜い時間をより良質なものにするためにも、自分にぴったりな枕と出合いたいもの。今回は、自分に合う枕の見つけ方や、20代に人気の枕7選の前編をお伝えしていきます!

自分に合う枕の条件って?確認すべき3つのポイント

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枕の選択肢はごまんとある中で、自分に合う枕ってどう見つければいいのでしょうか?まずは、昭和西川の睡眠研究家・西川ユカコ先生に、自分に合う枕を見つけるために確認したい3つのポイントを教えてもらいました。

①呼吸のしやすさが命!「横顔美人か?」で判断を

いい枕の1番の条件は、寝た時に呼吸がしやすいかどうか。判断のコツは、仰向けで枕に頭をのせた時の横顔を見ること。先生曰く、横顔が1番美しく見える角度が、1番気道が確保されている状態なんだそう。販売員さんに横から写真を撮ってもらったり、友達や家族を誘って一緒に行くのもいいかも。

Tip:枕の高さが呼吸のしやすさにつながります
枕が高すぎると気道がふさがり、いびきをかきやすくなってしまいます。逆に枕が低すぎると、口が開きやすくなり、風邪をひく原因になることも。高さの合わない枕を使うことで、眠りが浅くなるだけでなく、首や肩こりの原因にもなります。

②仰向けで寝た時に体の力がスーッと抜けるか

2番目に、枕に頭をのせた時に体の力がスーッと抜けるかどうかを確認しましょう。もし寝た時に体の一部分が浮いていたら、体に力が入り、緊張している証拠。交感神経が優位になり、眠りが浅くなってしまいます。枕が高すぎると肩が浮いてしまうので、要チェックです。

③左右にごろごろ…寝返りは打ちやすいか

寝返りが打ちやすいかどうかも超重要!沈み込みすぎるタイプの枕だと、沈んだところから体を動かすため、余計に力を使ってしまいます。そのため、寝返りのたびに眠りが浅くなったり、目を覚ましてしまうことも。枕を試す時には、左右に転がってみて、ラクに寝返りを打てるかチェックしましょう。

Tip:枕選び=くつ選び!お店でのフィッティングは必須
枕は通販でも買うことができますが、枕選びはくつ選びと同じで、試してみる方がフィット率は上がります。つまり、自分に合う枕に出合える可能性は高くなるんです。ちなみに、ほとんどの女性は、高さの低い枕の方が合うんだそう。ストレートネックの人も低めがおすすめ。首の長い人や、頭に立体感や厚みのある人は高めタイプを試してみて。

【ズバリ!20代に人気の枕7選〜前編〜】

私たちに身近で人気な寝具メーカー、バラエティショップ計7社に「若い世代に人気!売れている!」という枕を教えてもらい、筆者が実際に試してみました。前編では、1万円未満の枕5つをご紹介しています。気になった枕は、ぜひお店で試してみてくださいね。
※価格の安い商品から順にご紹介していきます。

1.ニトリ:ホテルスタイルまくら セミロング ¥2,990

サイズ:88×40cm(高さ:20cm)※お取り寄せに時間がかかる可能性あり

寝返りを打っても落ちにくい横の長さが特徴的なこちらの枕。抱き枕として使うこともできます。肌触りがよく、まるで一流ホテルの枕のよう。特殊加工をした超極細繊維が使われており、程よい弾力で、快適な眠りに導いてくれます。

メーカーさんに聞いた人気の理由
販売に占める20代のシェアが高い枕!弾力性と柔らかさのバランスが心地よいマイクロファイバーの中わたと、なめらかな側生地が特徴的。特にセミロングタイプはゆったりと使えて、贅沢な寝心地が人気です。
お店で試してみました!
何と言っても横の長さが魅力!心置きなく寝返りが打てそうです。高さは20cmですがかなり柔らかいので、寝ていてラクな高さまで沈みます。ふんわりとした枕を好む方にぴったりかも。

2.無印良品:頭を支える沈み込み過ぎないふっくら枕 ¥3,990

サイズ:60×40cm(¥3,990)、67×47cm(¥4,990) 普通タイプ、低めタイプあり

その名の通り、ふっくらとしていて柔らかさがありつつも、中心部に入っている固わたによって頭が底につかないよう支えてくれる枕。中わたを人の手で詰め込んでいるのがふっくら感の秘密。高さは普通タイプと低めタイプがあります。

メーカーさんに聞いた人気の理由
ふっくらもちもちした感触に癒やしを感じる方が多いようです。枕は、触り心地の好き嫌いも安眠に大きく影響します。若い世代は、ふっくらとした感触がお好みの方が多いそうです。
お店で試してみました!
ストレートネックの筆者には、低めタイプがぴったりでした。平均的な頚椎の角度から計算し、頭をのせてもある程度の高さをキープできるようつくられているので、多くの人にフィットしそうな枕です。

3.西川:もっと横楽寝 ¥5,500

サイズ:63×35cm 高めタイプ、低めタイプあり

西川の人気シリーズ「医師がすすめる健康枕」の中でも、横向き寝の姿勢や寝返りを細かく研究してつくられた枕。両サイドに高さがあり、横向き寝の際に肩に負担がかかりにくいのが特徴です。両サイドの高さは中に入っているシートで調節も可能。

メーカーさんに聞いた人気の理由
横向きで寝る方に多く支持されている商品!税込み5,500円でお手軽価格ということも人気のポイントです。「医師がすすめる健康枕」は、お悩みに応じて自分に合った枕を選べるシリーズになっています。
この枕で3日間寝てみました!
横向きで寝ることが多い筆者。自分にとってラクな姿勢で寝入ることができたので、寝つきもよくなったように感じました。横向きで寝るせいで肩に負担を感じるという方はぜひ一度試してみて!

4.ロフト:王様の夢枕2 ¥7,480

サイズ:62×40(中央部34)cm(高さ:標準タイプは首元8cm 両脇の最も高い部分12cm、低めタイプは首元7cm 両脇の最も高い部分10cm)

0.5mmの超極小ビーズとポリエステルわたにより、独特のもっちり感がある枕。柔軟性と流動性に優れた素材で、体型や寝姿勢にフィットしてくれます。枕の下部にカーブがあることで、寝返りを打つ際に肩や首をサポートしてくれるのもポイント。

販売員さんに聞いた人気の理由
ふんわり柔らかで気持ちいい超極小ビーズとポリエステルわたを絶妙なバランスで配合することで、王様シリーズの特徴である、独特の新感触を実現。人気のポイントは柔らかな触り心地と、幅が大きめなので寝返りが打ちやすいところ!
お店で試してみました!
枕に頭をのせると、中の素材が適度に動き、頚椎の形に合わせてフィットしてくれるのを実感!他の枕にはない独特な触り心地を、ぜひ体感してみてほしいです。

5.東急ハンズ:西川と東急ハンズが考えた枕 ¥8,800

サイズ:58×43cm(高さ:高めタイプ9cm、低めタイプ5cm)※価格は通常価格

4分割構造の枕。頭の部分は通気性や流動性に優れたソフトパイプを、首の部分は柔らかさのある粒わたを使用。アーチ形状で肩口にフィットしつつ、しっかりと頭と首を支えてくれます。両面使えるリバーシブル仕様で、気分に合わせて肌触りを変えることも可能!

販売員さんに聞いた人気の理由
枕下部のアーチにより、寝返り・横寝でも首に沿ってすき間ができにくく、朝起きた時に首に疲れが残るといった悩みの方に人気!枕だけでお悩みが改善するとは限りませんが、時間をかけてフィッティングして選ぶのがおすすめです。
お店で試してみました!
首元は粒わたでふんわりしていますが、頭を支える部分は程よい硬さがあって、しっかりと支えられている感じがします。両サイドが若干高めになっており、横向き寝にも対応してくれるのがうれしいポイント。

1万円以上の枕は後編をチェック!

今回は、自分に合う枕の見つけ方と、20代に人気の枕7選の前編をお伝えしました。後編では、20代に人気の枕7選の後編と、CanCamエディターが気になる枕2選、枕のオーダーメイド体験まで、ぎゅっとまとめてお伝えしています。今すぐチェックしてみて!