先日、購入したばかりのスマートフォンを紛失した私。スケジュールも重要なデータもすべてスマートフォンに頼っていただけに、紛失した日はパニック状態。頻繁にバックアップもとっていなかったので、どうしていいかもわからず、待ち合わせもできないからしばらく茫然としてしまいました。
幸いなことに翌日に利用していた駅から発見されたため事なきを得たのですが、それ以来スマートフォンの扱いが慎重になりました。そしてタイムリーなことに、こんな調査結果があったのでご紹介。あなたのスマートフォン対策、もう一度見直ししてみませんか?
サイバーセキュリティ企業Lookoutが発表した「スマートフォン紛失に関する調査」(スマートフォンを日常的に使用している18歳以上1,000人を対象)結果によると、スマートフォンユーザーの5人に1人以上が紛失経験があることが判明。
特に18~24歳の若年層だけを見ると、約45%が経験していて、そのうち15%は年に3~5回紛失していることがわかりました。紛失の原因は置き忘れが多く、紛失場所は公共交通機関やお店・ショッピングセンターが多数。午後~夕方の時間帯に多いことがわかりました。ちなみに私も駅のベンチに置き忘れ(笑)。
■どんな場面でスマートフォンを紛失しましたか?
・公共の場所に置いて、うっかりそのままにした 45%
・置き忘れて紛失に気付かなかった 29%
・ポケットやカバン、ハンドバッグから滑り落ちて気付かなかった 25%
■どこでスマートフォンを紛失しましたか?
・公共交通機関 16%
・お店やショッピングセンター 16%
・飲食店 14%
・路上 9%
・勤務先 8%
■紛失後、どのような行動をしましたか?
・来た道を戻って入念に探した 57%
・ほかの電話から自分のスマートフォンに電話をかけた 50%
・スマートフォン捜索アプリを使用してスマートフォンの位置検索をした 21%
(Lookout, Inc.調べ)
ところでスマートフォンにはどんな大切な情報が入っているのでしょうか。スマートフォンに保存している極めて個人的データを尋ねたところ、ほとんどの人が「個人的なメール」(88%)、「写真」(87%)、「アドレス帳情報」(77%)と回答。
そして意外と多かったのが、3人に1人が保存していた「パスワード情報」(35%)、さらに5人に1人は「銀行・金融関連情報」(21%)を保存していることがわかりました。
これは落としたら大変! そこでそんな人たちにおすすめの紛失対策をLookoutに教えてもらいました。
(1)端末にはPINやパスワードを設定すべし!
パスワードはスマートフォンが悪者の手に渡ってしまった時の最初の防衛線となります。
(2)持ち物がどこにあるか常に注意を払うべし!
外出中にスマートフォンがうっかりハンドバッグやポケットから滑り落ちてしまうのはよく起きること。また公共の場所でスマートフォンを置いて席を離れるときはくれぐれも慎重に。
(3)端末捜索アプリをインストールすべし!
Lookoutのような端末捜索アプリをインストールして、遠隔操作で端末の位置検索や、ロック実行、最悪の事態でスマートフォンが戻ってこない場合にはデータのワイプを行えるようにしましょう。
今回の調査によると、スマートフォンを紛失したことがある人のうち89%が最終的に手元に取り戻していると判明。なくなっても諦めることなく手を尽くすことが大切ですね。でもその前にまずは紛失対策をしなくちゃ!(いしかわちえ)
情報提供元:Lookout, Inc.
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