コロナ禍の外出自粛で思うように旅行に行けない日が続き、フラストレーションが溜まっている…という人は多いのではないでしょうか。
今回は株式会社SHIBUYA109エンタテイメントが15歳から24歳を対象に行った「コロナ禍のZ世代の旅行や遊び方に対する意識調査」を基に、コロナ禍のZ世代の旅行事情について詳しくご紹介します!
コロナ禍前後の国内旅行の実態…我慢しつつも関心は高まる結果に
■1年間でどのくらいの国内旅行に行きますか。コロナ禍前、現在について教えてください。また、今後コロナ禍が終わって自由に旅行に行けるとしたら、1年間でどのくらい国内旅行に行きたいですか。(単一回答)
次に、大学生の国内旅行の実態について調査を行いました。まず、1年間の国内旅行の頻度について聞いたところ、コロナ禍前は平均2.17回、コロナ禍においては平均0.96回と激減しており、半数以上が国内旅行に行っていない結果となりました。
しかし、コロナ禍が終息後の旅行意向について聞いたところ、平均2.80回と、コロナ禍前よりも高い数字となりました。体験価値を重視しているZ世代は、旅行に対する関心が高いため、現状は旅行を我慢していることが考えられます。コロナ禍終息後には、彼らの旅行欲が更に高まることが予測できます。
イマドキZ世代は「旅行欲」どう発散する? ドライブや宿泊施設が人気
■コロナ禍で、旅行の代わりにしていることを教えてください。(複数回答)
コロナ禍により旅行にも制限がかかる状況ですが、旅行の代わりにしていることを聞いたところ、全体では「ドライブ(26.5%)」、「旅行貯金をする(21.3%)」、「動画配信サービスなどで旅行動画を見る(19.5%)」という結果となりました。
グループインタビューでも「ドライブが増えた。日帰りでバーベキューに行く時にドライブをして、移動時間も楽しんでいる。(男子大学生)」「ドライブで湘南に行って、食事もドライブスルーを活用した。(女子大学生)」など、旅行の代わりとしてもドライブを楽しんでいる声が聞かれています。またドライブで郊外に行くだけでなく「ホテルの#ヌン活(アフタヌーンティーを楽しむこと)など、いつもより少し価格帯が高いところに行くようになった。(女子大学生)」や「サークルの友達と民泊で借りた部屋に集まってパーティをした。(男子大学生)」など、都内近郊で旅行欲を発散する実態も見られています。
■一都三県にあるホテルや宿に泊まったことはありますか。 (複数回答)
一都三県にある宿泊施設の利用について聞いたところ、56.0%が利用したことがあると回答し、都内のホテルなどを利用した遊び方も増えています。
■一都三県にあるホテルや宿に泊まった際に、どのように過ごしましたか。経験がない方は都内近郊にあるホテルに宿泊した際にしてみたいことをお答えください。(複数回答)
次に、一都三県にある宿泊施設での過ごし方を聞いたところ、1位「お風呂・温泉(35.5%)」、2位「ホテルや宿が提供する食事(27.3%)」、3位「パーティ(10.5%)」、4位「ヲタ活(9.5%)」、5位「宅配サービスやお店のテイクアウトの食事(9.3%)」と続きます。
グループインタビューでは、「TikTokで知った都内のかわいいホテルで女子会をした。(女子大学生)」「都内のホテルに泊まって、韓国のラーメンやチーズボールなどを買って、韓国気分を味わう#渡韓ごっこをした。(女子大学生)」といった声が聞かれました。
コロナが落ち着いたらどこに行きたい? 1位は「遠出の国内旅行」
■コロナ禍が落ち着いたら、どこに旅行に行きたいですか。(複数回答)
最後に、コロナ禍が落ち着いたら行きたい旅行先を聞いたところ、1位「遠出の国内旅行(69.5%)」、2位「近場の国内旅行(62.8%)」、3位「ヨーロッパ旅行(34.3%)」と国内旅行が人気となりました。
グループインタビューでは、「コロナ禍で海外に行けないが、韓国に行くことを妄想して計画を立てたので、韓国に行きたい。(女子大学生)」、「言葉が通じないことでトラブルになるのは怖いので、まずは北海道や九州など国内の遠いところへ行きたい。(男子大学生)」といった声が聞かれました。
旅行に行けない日が続く中で、身近なものや場所で非日常や旅行気分を味わっている人が多いようですね。コロナ禍に限らす、旅行に行けない時にはぜひ今回の記事を参考にしてみてくださいね♪(山口彩楓)