コロナ禍によって講義は対面からオンラインが主流となったり、なかなか友達に会いにくい状況が続いています。こうした影響はZ世代の友人関係にも大きな影響を及ぼしているようです。
今回は株式会社SHIBUYA109エンタテイメントが15歳〜24歳529名を対象に行った「コロナ禍のZ世代の旅行や遊び方に対する意識調査」から、Z世代の友人関係の変化についてご紹介します!
コロナ禍で約8割が交友関係に変化! 「狭く深い」友達付き合いが主流に
■あなたはコロナ禍で遊ぶ友達に変化はありましたか?(複数回答)
まず、コロナ禍による遊ぶ友達の変化について聞いてみたところ、「特に変化はない」と回答した人は全体の21.4%という結果となり、約80%が変化を感じていることがわかりました。
変化の内容については、「大人数で遊ぶことが減った(32.1%)」、「本当に仲の良い友達と遊ぶことが増えた(27.2%)」「少人数で遊ぶことが増えた(26.1%)」という結果になりました。男子は「少人数で遊ぶことが増えた(27.8%)」、女子は「本当に仲の良い友達と遊ぶことが増えた(30.1%)」がそれぞれ高く、男子は遊ぶ人数、女子は遊ぶ相手に変化がみられています。
グループインタビューでは、 「感染リスクを避けるために、大人数ではなく少人数で遊ぶようにしている。(男子大学生)」 、「学校に行く機会が減ったこともあり、浅い関係の友達との交流がなくなった。外出の頻度も限られているので、本当に仲の良い友達と過ごす時間を大切にしたい。(女子大学生)」という声が聞かれており、感染リスク回避という観点だけでなく、生活環境に合わせて交友関係にも変化が起きていることがわかります。いわゆる「よっ友(会ったらよっと挨拶するくらいの関係の友達)」が減少しており、密な友人関係が築かれているようです。
コロナ禍で友達との遊び方にも変化
■あなたはコロナ禍で友達とどのように遊んでいますか? 増えたことや、新たに行ったことを教えてください。(複数回答)
またコロナ禍でどのように遊んでいるのか聞いたところ、全体では「家で遊ぶ(35.5%)」、「地元で遊ぶ(35.3%)」、「郊外など都心を避けて遊ぶ(30.9%)」と、遊ぶ場所についての変化が見られました。
男女別の差を見ると、男子は「ドライブ(28.4%)」、「国内旅行(16.4%)」、「屋外スポーツ(14.7%)」など遊び方の変化が大きく、女子は「郊外など都心を避けて遊ぶ(40.2%)」、「地元で遊ぶ(39.2%)」、「午前中など混雑する時間を避けて遊ぶ(16.4%)」など遊ぶ場所や時間の変化が大きい結果となりました。
グループインタビューでも遊ぶ場所を徒歩圏内や人が少ない場所に変更して遊んでいる実態が見られ、「移動時間での感染を防ぐため、日帰りドライブで郊外の観光スポット等を巡っている(男子高校生)」「キャンプなど、オープンエアーな場所を選んで遊んでいる。サークルの新入生歓迎会もバーベキューだった。(女子高校生)」という声が聞かれています。
コロナ禍によって「よっ友」に代表されるような広く浅い友達付き合いから、おうちに呼んだり長時間一緒にドライブしても楽しめるような狭く深い友達付き合いが主流になってきているようです。なかなか新しい友達とも出会えない状況だからこそ、今を一緒に楽しむことが出来るお友達を大切にしたいですね♡(山口彩楓)