コロナ禍で大きく変化!ここ1年の「おひとりさま外食」事情

コロナ禍で大きく変化!ここ1年のおひとりさま外食事情


突然ですが、「ひとりご飯」はどこまで行けますか? ファストフードが限界という人もいれば、ラーメンも焼肉もひとりで平気という人もいると思います。

ということで今回、株式会社リクルートのホットペッパーグルメ外食総研は、2020年4月~2021年3月のおけるひとりでの外食の実態について調査。世の中の状況がガラリと変わったこの1年で、ひとりご飯も変化したのか、見ていきます!

 

■過去1年のおひとりさま外食

この1年間でひとり外食をしたという人は、45.9%でした。その中でも、30代男性が60.1%と最も多くひとり外食をしていたとのことです。最もひとり外食をしていなかったのは60代女性で、24.7%でした。

また、初めてひとり外食をした割合は3.7%で、その中でも20代男性が7.6%と最多に。新生活が始まることで、ひとり外食デビューした人が多いのかもしれませんね。全体的に女性よりも男性の方がおひとりさま傾向が強いことがわかりました。

 

■おひとり様傾向の強いお店は?

この1年間で、どんなお店でひとり外食をしていたのか聞いてみました。

1位 ラーメン・そば・うどん・パスタ・ピザ等のお店(54.9%)
2位 ファストフード(50.8%)
3位 牛丼・カレー等一品もののお店(46.2%)
4位 喫茶店・カフェ(38.9%)
5位 ファミリーレストラン・回転すし等(34.6%)

最も利用されていたのが、ラーメンやそばなどの麺類のお店。ひとりが気楽とは言えど、長時間お店でひとりで待っているのはどこか肩身が狭いですよね。サクッと食べられる麺類はおひとり様の強い味方です。2位、3位と短時間で食事が済ませられるお店が並んだので、時間というのはひとり外食において重要なことだと言えそうです。上位3つは男性支持も高かったです。

また、女性で多く利用していた人が多かったのがファストフードに加えて喫茶店やカフェ。スタバやタリーズなどのカフェはおひとり様の女性もよく見かけますよね。女性はどちらかというと長居できるお店を選ぶ傾向がありそうです。

 

■おひとり様デビューはどんなお店?

初めてひとり外食をしたお店について質問しました。

1位 ラーメン・そば・うどん・ピザ等のお店(7.3%)
2位 ファミリーレストラン・回転すし等(5.7%)
3位 ファストフード(4.9%)

ラーメンなどの麺類のお店は、初心者さんにとって敷居が低く感じるみたいですね。「ラーメン・そば・うどん・ピザ等のお店」は、20代・50代男性の初利用が多く、「ファミリーレストラン・回転すし等」は20代男女と60代女性の初利用が多く、「ファストフード」は20代・50代男性の初利用が多い結果になりました。

 

■ひとり外食が増えた理由

この1年間でひとり外食が「増えた」「やや増えた」と回答した人が、約10%いました。増加した理由としては、

①外食に人を誘いにくいから(43.6%)
②外食に誘われる機会が減ったから(31.6%)
③自分が感染することが不安だから(30.0%)

がトップ3を占め、コロナ禍が大きく影響していることが分かりました。感染症対策を意識すると、おひとり様が増えるのは納得ですよね。ちなみに、上記の3つの理由は主に40代から50代の方に多く、「自分が感染することが不安だから」は30代男性も多く回答していました。

 

ひとり外食は少し勇気がいるかもしれませんが、自分の好きなものを食べられる最高の時間です。そして、意外にもひとり外食に対して偏見を持つ人は少ないように感じます。時間と機会があったら、ぜひおひとり様の世界に飛び込んでみてくださいね!(岩川菜奈)

情報提供元/株式会社リクルート ホットペッパーグルメ外食総研