高野洸、ソロとして約2年間の集大成1stアルバム『ENTER』が発売!
俳優だけにとどまらず、アーティストとしても注目を集める高野 洸さん。そんな高野さんが3月24日に1stアルバム『ENTER』を発売!ソロアーティストとして活動した約2年間の集大成となる今アルバムは、制作から携わったり作詞もしたりと、かなりこだわりが詰まった1枚。そんなアルバムの魅力をCanCam.jpが独占インタビューしました!
2年前から目標にしてきた1stアルバム。細部までこだわって完成した至極の1枚
──1stアルバム『ENTER』が発売!今の気持ちは?
1曲目を出した頃からアルバムを意識して活動してきたので「やっとか」という思いです。細かいところまでこだわりを持って時間をかけて作ったので、色んな人に届くと嬉しいですね。周りの方にも恵まれて作ることができて、本当にいい作品ができたと思います。
──今回は制作にも関わったと?
そうですね。今までスタッフさんだけで進めてくださったことも、時間があれば打ち合わせに参加したりしていました。例えば、今回のジャケット写真は、記念すべきファーストアルバムだし、タイトルも『ENTER』ということでフォーマルな感じにしたかったんです。打ち合わせでコンセプトや自分の持っていたイメージを伝えさせていただいて仕上がりをチェックしたりしていました。
──新曲も8曲と多いですが、どういう基準で選びましたか?
曲を選ぶ段階から、周りとのバランスを考えつつ本当にこの曲でいいのかを吟味しました。自分がいいと思ったり、好きと思えるかどうかを大事にして選びました。今回に関してはアルバムを提げてライヴツアーを行うことも決まっていたので、ライヴで歌える曲かどうかも考えましたね。ステージで自分が歌っているのを想像できるかというのが重要でした。だからどれも聴き応えがあると思います。
──自分が歌っているのを想像できる曲というのは?
1stシングルに入っていた『Our Happiness』や『Can’t Keep it Cool』が特にそうなんですけど、自分に落とし込んでちゃんと融合できる曲ですね。そうじゃない曲は歌わされている感じになる気がしていて……。だから、解釈をちゃんとできるかどうかも大事だし、その上で曲ごとに僕に合うように歌い方や声質も変化つけたりして、自分のものにしていけるかどうかを大事にしています。
──今回のアルバムの中でまず聴いてほしい曲は?
『New Direction』は、「うつむいてないで新しい方向に進んでいこうよ」という曲で、どんな状況にも当てはまる言葉だし、勇気づけられる曲になっていて。イントロのメロディも頭に残るし爽快感があって、色んな方に聴いてほしい1曲ですね。
あと今回自分で作詞した曲が3曲入っているんですけど、『モノクロページ』は最初に作り始めた曲で楽曲も素敵なのでたくさん聴いてほしいなと思います。
──歌詞はどういう思いで書きましたか?
『モノクロページ』に関しては、切ない雰囲気のメロディなので、それを活かさないともったいないと思って、別れた後の設定にしようと思ったんです。もともと3曲作詞させていただくことは決まっていたので、『モノクロページ』が別れた後なら『Shining warm』は付き合っている時とか、どうせなら3曲をストーリー性のある感じにしようと思いました。目線も男女分けたほうが面白いなと思って、『In the shade』は女性目線、『Shining warm』は男性目線に、『モノクロページ』は1番と2番で男女の目線が変わっていくようにして。設定を書き出して人物像をまとめた後に、順番に仕上げました。
──小説のように仕上げたんですね。ダンスにも定評がありますが、何か特訓していたり心掛けていることはありますか?
ダンスは5歳からやっていますけど、ダンスって続けるにつれて色んな物語やその人らしさが見えてくると思うんです。自ずと出てくるものなのかなと思ったりしますが、そういう自分らしさを今見つけている段階です。
──自分らしさが大事だと思ったきっかけは?
『Untouchable love』のMV撮影の時に、振付師さんが「もうちょっと自由に踊っていいよ」ってアドバイスをくれて。僕はいただいた振り付けをそのまま躍りがちだったんですけど、「ダンサーさんとバラバラになってもいいから、真似するんじゃなくて自由に踊ってみて」と言われたんです。特に想いをのせるような曲だったので、自分自身の魂の踊りというか、振り付けじゃないダンスっていうのは何かと考える瞬間がありました。その結果変わった感じがしたというか、これが自分に落とし込むということなのかと気づきました。
──歌もダンスも自分らしさを大事にしているんですね。
そうですね。歌もだんだん自分らしさを見つけている感じですね。自分は音程的には高くないけど声色は高く聞こえるような感じなのかな。そういう分析をしてわかってきたので、曲に合わせて部分的に声色を変えたりしています。アップテンポな曲の歌い方は染み付いてきた気がするんですけど、『Always on your side』みたいなバラードで気持ちを歌詞にのせるような曲は、僕にとってはけっこう挑戦でした。これからどんどん学んでいきたいですね。
──ソロ活動を始めた2年前と変化はありますか?
最初は漠然と歌って踊るっていうイメージだったんですけど、2年間で様々な曲をやらせていただいて、歌って踊るだけでなく表現者として色んな角度からアプローチしていけるようなアーティストにならなきゃなと思いました。アーティストとしての意識が高まった2年間だったと思います。
1stアルバム『ENTER』を提げたツアーやプライベートのことは、また後日公開!お楽しみに♡
高野洸さんのサイン入り生ポラを2名様にプレゼント!
¥3,300(税込)/avex trax
●ソロライヴツアー『高野洸 1st Live Tour“ENTER”』開催!
【仙台】4月25日(日)仙台銀行ホール イズミティ21(仙台市泉文化創造センター)大ホール
【東京】5月1日(土)メルパルクホール東京
【福岡】5月3日(月・祝)ももちパレス
【大阪】5月5日(水・祝)松下IMPホール
【埼玉】5月8日(土) 大宮ソニックシティ 大ホール
※開場・開演時間は変更になる可能性がございます。予めご了承ください。
1997年7月22日生まれ、福岡県出身。2009年に“Dreem5”としてデビューし、『NHK紅白歌合戦』にも出場。2016年に本格的に俳優活動開始。映画『仮面ライダー平成ジェネレーションズ』やミュージカル『刀剣乱舞』など人気作に立て続けに出演する傍ら、アーティストとしても精力的に活動中。
公式ホームページ https://takano-akira.net
公式Twitter @AKIRAT_official
撮影/booro スタイリスト/塚本隆文 ヘア&メイク/氏川千尋 取材・文/田中涼子