エアコン問題。オンオフとつけっぱなしでどのくらい電気代かわるの?
寒さが本格化し、エアコンの暖房が必須の毎日ですよね。しかしコロナ禍ということもあって、空気が冷たくて乾燥しがちな冬も換気をしなくてはなりません。そんなとき、換気をしていると室内が寒くなるため、「エアコンの運転はどうしたら良いのか」問題が出てきますよね。
そこで今回は、ダイキン工業株式会社に「冬に窓開け換気をする場合、エアコンの運転はどうしたらいいのか」を伺いました。電気代や温度、湿度の観点から冬のエアコン運転法をご紹介していきます。
冬の窓開け換気時に、エアコンつけっぱなしとオンオフした場合、どちらが消費電力量は少ない?
冬の朝から夜の時間帯(7:00~23:00)に30分に1回、5分間の窓開け換気を実施。換気時にエアコンの電源を小まめにオン・オフ(換気時に電源オフ/換気後に電源オン)した場合と、エアコンをつけっぱなしにした場合の消費電力量と電気代を調査しました。
オンオフした場合の消費電力量は4.02kWh、つけっぱなしだと3.48kWhで、エアコンをつけっぱなしにした方が消費電力量は少なくなりました。電気代に換算すると1日で約14.5円下がったことに! 室内の温度の推移を見ても、エアコンをつけっぱなしにした方が暖かく、窓開け換気をしても快適に過ごせそうです。
冬の窓開け換気時に、加湿をする場合としない場合では、どちらの方が快適に過ごせる?
同条件で加湿空気清浄機による加湿をした場合と、しない場合の室内の湿度変化を調査。その結果、「加湿なし」では湿度30%台が続くのに対して、「加湿あり」では全時間帯を通じて冬の室内湿度として推奨されている40%以上を保つことができました。窓開け換気中に加湿器や加湿空気清浄機を使うのが乾燥対策にオススメ◎。
また加湿しながら暖房すると、体感的に暖かく感じられるため、加湿なしで暖房するときより低い設定温度でも快適に過ごすことができるそう。寒くならない程度に設定温度を下げれば、冬でも省エネに過ごせそうですね!
コロナ禍の冬は「換気+エアコンつけっぱなし+加湿」が正解!
寒いなかでも定期的な窓開け換気が必要。しかし窓を開ければ屋外の冷たく乾いた空気が入ってきたり、室内の熱や湿気が外に出たり。そのため室温を保とうとするエアコンの負荷が増加するだけでなく、空気の乾燥も避けられません。そこで大切になるのが窓開け換気の際にできるだけエアコンに負荷をかけない工夫と、湿度を保つための加湿です。「換気+エアコンつけっぱなし+加湿」でお財布にも優しく、快適に過ごせそうですね!
夏同様にこの冬も定期的な室内の換気が重要です。健康で快適に過ごすためにも、上手に換気と加湿をしながら適切にエアコンを使っていきたいもの。今一度、エアコンや換気の仕方を見直してみてくださいね。「換気+エアコンつけっぱなし+加湿」でコロナ禍の冬を乗り越えていきましょう! (齋藤有紗)
情報提供元/ダイキン工業株式会社