楽しくて、悔しくて、笑えて。今だから話せる押切もえのCanCamモデル時代ってどんなだった?
「CanCamモデルだった20代が、今の私の土台になっています!」という押切もえさんに、2006年の初単独表紙のCanCamを読みながら当時の撮影裏話を教えてもらいました。仕事への取り組み方や美容に関することなど、当時試行錯誤したことに現在もたくさん助けらているとのこと…!
1979年、千葉県生まれ。『CanCam』『AneCan』の専属モデルとしてカリスマ的な人気を誇る。現在も、テレビ・ラジオや広告キャラクターにデザイン業・執筆活動など多方面で活躍中。現在は2歳の男児を育てるワーキングマザーでもある。
「このつけま、絶対使ってください!」とヘアメイクさんに差し出して笑われました
「CanCam初撮影の思い出で今でも忘れられないのは、つけま持参で参加したことですね(笑)。私がCanCamモデルになったのは20歳のときで、周りには10代ですでに表紙を飾っている“自分より若いけど先輩モデル”という方も多くて。年齢的なハンデを感じていた分、少し焦っていたところもありました。ティーン誌出身かつ当時の流行もあり、とにかく目力!みたいな強めメイクに憧れていて、どうやったら周りのモデルに埋もれずそして読者の方にも“押切もえが出てる!”と認識してもらえるかを考えていました。目力を出すには絶対つけまがなくちゃ!と思った私は、朝一番に撮影現場のヘアメイクさんに自分が愛用していたものを差し出したのですが『いやいや、今日の撮影にはいらないから!』と即却下(笑)。今だったら、今日はこういう企画で衣装はこれでイメージする女性像はこんな感じかな…など想像したり、それこそポイントメイクよりも肌が美しく健康的に見えることに重点を置いていますが、20歳だった私はそこまで考えられなくて。今でこそ、そのヘアメイクさんとお会いするたびに笑い話になってますが、若かった私の必死エピソードのひとつです」
CanCamモデルになって、性格も前向きに!
「CanCamモデルになって何が一番よかったかな?と考えるのですが、やっぱりたくさんありすぎてコレと言い切ることは難しくて。40代を迎えた今も役立っていることが本当にたくさんあるんです。例えば”仕事現場ではお客さまでいるのではなく自分に何ができるのを考える”ということ。とある日の撮影現場で、先輩モデルの小泉里子さんが周りのスタッフにお茶を差し出しているのを見て衝撃を受けたんです!里子さんは当時から頻繁に表紙にも登場していた大先輩で、一回の撮影で着る洋服も自分の何倍もの数あって。間違いなく自分より大変なのに、常に周りにも気を配りながら動いている姿に感動しました。もともと人見知りな性格だった私は、自分から殻を破って周りの人に接したり行動することが得意ではなかったのですが、里子さんの姿勢を見てお客さま気分で遠慮しているだけじゃダメだ!と思うように。その日をきっかけに少しずつ周りのスタッフに自分からコミュニケーションを取りにいったり、今の自分にできる最大限を考えて行動するようになりました。まさに、仕事への姿勢はCanCamの現場で学びました」
CanCamを通して心が通じ合う友人もできました♡
「出産後に『子育てって人生で一番大変でしょ?』と言われることが多いのですが、正直CanCamモデル時代もトラブルや失敗が多々あったので(汗)、あのときに頑張れた私だから今回も絶対に乗り越えられる!と思うことがたくさんあります。例えば、沖縄の海でこれぞ夏!という写真を撮る企画があって、でもいざ現地に到着すると雨が止まずに空も海もどんよりしたグレー。なんてこともありました。でも、とても前向きでチームワークのいいCanCamスタッフだったので、みんなで協力して臨時で屋根付きの撮影現場を設営したところ、結果ものすごくステキな写真が撮れたり。そんな私たちのエネルギーが、当時の読者のみなさんにも伝わっていたかなと思っています。想定外のことが起きたとしても、みんなで切磋琢磨すれば想像以上にいいものができるという経験をしてきた結果、自然とどんな状況でもあきらめない心が育ちました。つい先日もCanCam時代のモデル仲間と会ったのですが、あれから20年近く経っても当時と変わらずに仲よくしていただいてることが私の財産です」
40代は充実感や幸福感やがにじみ出ている肌でいたい
「20代からヘアメイクさんなどに褒めていただくことが多かった肌も、私の大切な財産です。CanCamの撮影現場ではモデル仲間とも美容情報をよく交換していました。あれものすごくいいよ!と流行っていた美容アイテムやコスメを聞いて実際試してみたけど、肌が薄い私には刺激が強すぎて逆に肌荒れしてしまった…なんていう苦い経験も。肌に関しても失敗や試行錯誤を繰り返しながら、自分に合うものそして無理しないで続けられるものを見つけてきた感じです。どうしたって年齢を重ねると肌に関する悩みが増えるのは当たり前なので、欠点ばかりに目を向けるのではなく自分のいいところを伸ばすようにと考えるように。そんなコスメがあったらいいなという思いでこのミストの開発に携わりました。ベーシックな使い方としては化粧水前のブースターとして投入するのがオススメですが、化粧水やいつも使っている香水などの邪魔にならないようにと、無香料に。あと、まず手にとったときにかわいい♡と思っていただきたくて、パッケージのイラストも華やかな気持ちになれるものを選びました。そんな私の思いとこだわりが詰まったスプレーをいつものケアにプラスワンしていただけたらうれしいです」
★「帰宅したら、即洗顔!」40代でますます美肌の押切もえが20代から欠かさない“3つの美習慣”をチェック!
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