ライバル視してる都道府県ってある? 千葉VS埼玉のほかにもこんなに…!
みなさんには、「ライバル視している都道府県」はありますか? 同じ日本とはいえど、都道府県ごとのランキングが組まれる企画を目にするとついつい「いや、その県よりうちのほうが上でしょ!」と思ってしまうこともあるのではないでしょうか。
そこで今回は、ソニー生命保険株式会社が全国の20歳~59歳の男女4,700名に行った「47都道府県別 生活意識調査」から、「ライバル視している都道府県」の結果をご紹介します。
一番意識されているのは「東京都」
今回の調査では、全回答者に「自県のライバルだと思う都道府県」について質問。すると、「東京都(3.6%)」が最も高く、次いで「大阪府」「福岡県」(同率2.9%)という結果になりました。
ちなみに、東京をライバル視している都道府県を見ると、最も高かったのは「大阪府」(47.0%)で、その後に「神奈川県」(38.0%)、「千葉県」「京都府」(同率10.0%)が続きました。大阪府に関しては回答者の半分近くの人が東京都をライバル視しているようです。
なお、「ライバル視している理由」について聞くと、「大阪より都会だから」(大阪府・50代女性)や「大都市だから」(神奈川県・40代男性)といった、都市の規模や発展状況に関する回答が多く挙げられました。
隣県同士のバトルがこんなに!
次に、隣県同士でライバル視しているケースに注目。ここでは4つの組み合わせを、地域ごとに分けてお届けします。
【埼玉県&千葉県】
隣県同士のバトルと言えば、埼玉と千葉が思いつくという方も少なくないはず。2019年に公開された映画『翔んで埼玉』内での争いも記憶に新しいですよね。
そんな二県ですが、今回の調査では埼玉県民の47.0%が「千葉県」を、千葉県民の49.0%が「埼玉県」をライバルとして回答。理由としては、「よくテレビなどで比較されているから」(埼玉県・20代男性)、「東京の近郊で同じくらいの水準の県だと思うから」(千葉県・40代男性)などが挙げられました。
ちなみに、筆者は千葉県出身ですが、『翔んで埼玉』を見て埼玉県が大好きになった口。少しずつ歩み寄りは達成されている…かも?
【富山県&石川県】
日本海に面するこちらの二県では、富山県民の59.0%が「石川県」をライバルと回答し、石川県民の42.0%が「富山県」をライバルと回答。富山県に関しては回答者の6割近くが石川県をライバル視している模様です。
【山梨県&静岡県】
山梨県と静岡県では、山梨県民の44.0%が「静岡県」をライバルと回答し、静岡県民の38.0%が「山梨県」をライバルと回答しました。
山梨と静岡と言ってすぐに思いつくのは「富士山」ですよね。「富士山はどっちの県のもの?」というインタビュー特集を見かけることもありますが、今回の調査にもその影響が。理由には、「富士山のある県としてよく比較されるから」(山梨県・30代男性)、「富士山がまたがっているから」(静岡県・40代女性)など、富士山をめぐってライバル意識が生まれていることがうかがえる結果となりました。
【鳥取県&島根県】
鳥取県と島根県では、鳥取県民の71.0%が「島根県」をライバルと回答し、島根県民の68.0%が「鳥取県」をライバルと回答。
ライバル視している理由をみると、「よく島根と鳥取を混同されるから」(鳥取県・30代女性)、「隣県でよく間違えられるから」(島根県・20代女性)といった回答が多くみられました。
隣県で漢字も似ているなんて、確かにライバル意識が生まれそうですね。
北海道と沖縄県では観光地バトルも!
対称的な位置にある北海道と沖縄県ですが、北海道民の37.0%が「沖縄県」をライバルと回答し、沖縄県民の52.0%が「北海道」をライバルと回答しました。
理由は、「観光地という点でライバルだから」(北海道・50代男性)、「観光地として人気があるから」(沖縄県・50代女性)といった回答が多く挙げられました。お互いに“観光地”という理由でライバル意識を持っているようです。
「東京都」や「大阪府」「福岡県」など、ライバル視されることが多い都道府県のほかにも、お互いにライバル視している都道府県は多く存在するよう。県民全員がライバル視しているわけではないと思いますが、このように数値として表れるのは面白いですね。(平田真碧)
情報提供元/ソニー生命保険株式会社