「女だから」はもううんざり!女らしさの押し付けにモヤッとした日常の瞬間
職場や日常の些細な瞬間でも、性別を理由にした根拠のない押し付けを感じる場面は多々あることと思います。「女性だから~」といった女らしさを押しつけられたこと、多くの人が経験したことがあるのではないでしょうか。
今回、20代~50代の女性に「女らしさの押し付けにモヤッとしたことはありますか?」とアンケート。日常のモヤッとしたエピソードを暴露してくれました!
Q. 女らしさの押し付けにモヤッとしたことはありますか?
ある 48%
ない 52%
女性の約2人に1人は女らしさの押し付けにモヤッとしたことがあるといった結果に。モヤッとはしなかったけれど、女らしさの押し付けを感じた人はもっといるかもしれませんね。
次に、どんな場面でモヤッとしたのか、、まずは特に多かったものをご紹介します。
「料理・洗濯・掃除は女性がするものだと言われたとき」
「女性だから気配りができて当然だと言われたとき」
「メイクの強要」
「髪の毛(髪の短さなど)を指摘されたとき」
典型的な「男尊女卑」を表したエピソードですね。「家事は女性がやるもの」という回答がもっとも多い結果になりました。男女平等でも無意識に「家事=女性の仕事」と思っている男性は少なくなさそうです。
他にもこんなエピソードが挙げられました。
「トイレに『女の子なんだからきれいに使いましょう!』と書いてあったこと」(22歳女性)
「同意や従順な姿勢を見せなければならないこと。できないと生意気扱い」(24歳女性)
「結婚は早くしないと! という言葉」(28歳女性)
「女なのにそんなにお酒を飲むな! と言われたとき」(34歳女性)
共感できるものばかりですよね。女性が生きづらい・仕事しづらい環境ってやはり男性側の意識が関係している気がします。
職場で「女らしさの押し付け」と言われて思いつくことと言えば、「お茶くみ」ではないでしょうか。そこで、「『女性だから』という理由でお茶くみやお酌をするように言われた経験はあるか」もアンケート。ぶっちゃけどうなの? と気になるところですよね。早速チェックしていきましょう!
Q. 「女性だから」という理由でお茶くみやお酌をするように言われた経験はありますか?
ある 37%
ない 63%
約4割の女性が経験ありと回答。お茶くみはもはや都市伝説かと思っていましたが、残念ながらそんなことはない様子…。
経験あると回答した女性に、言われたときどんな感想をもったか、聞いてみました。
Q. お茶くみを「女性だから」と言われたとき、どんなことを感じましたか?
「不思議に思った」(27歳女性)
「嫌だった」(43歳女性)
「正直『なんで?』と思いました」(25歳女性)
「女性だからではなく、手が空いている人がやればいいと思う」(26歳女性)
「ホステスさんと同じだけの給料を払ってほしいと思った」(22歳女性)
当然の感想だと思います。女性がわざわざお茶を入れる理由はないですよね。
Q. ほかに、「なんで女性だけ?」と思うことはありますか?
「メイクすることがマナーになっていること」(回答多数)
「ハイヒールを履いて仕事をすること」(回答多数)
「脱毛や処理を怠ると女としてありえないという風習」(33歳女性)
「『女性だから分からないだろう、男の人に代わって』と言われたこと」(25歳女性)
メイクやハイヒール・パンプスを履くことに関する回答が多い印象に。女性に求められることって結構多いですよね。どれかひとつを怠るとそれだけでマイナスイメージをつけられてしまうこともあります。「なんで女性だけ?」と女性が感じてしまうのも無理もないこと。
女らしさの押し付けを感じる発言は女性にとってストレス以外の何物でもありませんよね。モヤッとしたときは、気分がアガるもので自分を高めて、モヤモヤを解消しましょう!(岩川菜奈)
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