『誰かが、見ている』で熱演!期待のアクション女優・山本千尋さんにインタビュー

Amazon Originalドラマシリーズ『誰かが、見ている』に出演!話題の山本千尋さんって?

抜群の透明感&目力が印象的な美女・山本千尋さん。三谷幸喜脚本・演出で話題沸騰の作品『誰かが、見ている』(Amazon Prime Videoで配信中)に出演しています。1996年生まれの24歳、まさにCanCam世代の彼女は、なんと中国武術で優勝歴多数のアクション派! ほんわかした印象とは裏腹に、この上ないギャップの持ち主なんです。今後の活躍から目が離せない山本さんに、作品への意気込みや見どころなどインタビューしてきました。

『誰かが、見ている』(9月18日より配信)主演/香取慎吾、脚本・演出/三谷幸喜
香取さん演じる主人公・舎人真一の生活を、隣人の粕谷次郎(佐藤二朗さん)が偶然見つけた壁の穴からのぞき見するという、シチュエーションコメディ。
山本さんは、佐藤二朗さん演じる粕谷次郎の娘役・あかねを演じています。

初コメディに挑戦!ワクワクドキドキ?!山本さんにQ&A


Q.作品への出演が決まったときの気持ちを教えてください

「三谷さんの作品と言えば誰もが一度は観たことがありますし、ベテランの方が多く出演されているので、まさか自分が選んでもらえるとは思わなくて・・・本当に嬉しかったです! 不安を感じる間もなく撮影に臨みましたが、周りのみなさんにくらいついていくことに必死で、自分はみんなより何倍も頑張らないと、と気合が入りました」

 

Q.現場の雰囲気は?

「本当に台本が面白くて! スタッフさんも笑ってくれるし、なにより三谷さんが一番笑ってくださって。そうすると、安心するんです。演者も演じながら笑ってしまったりと、常に現場は温かい空気でした」

 

Q.緊張や不安がほぐれる瞬間はどんなとき?

「常に緊張感はあったけど、それがとても心地よくて。すぐに共演者の方々とも打ち解けました。お父さん役の佐藤二朗さんは、すぐに”千尋”と言ってくれて。経験が浅い私にたくさんアドバイスをいただき、こうしよう、ああしようって提案してくれました。
三谷さんはマンツーマンでのリハーサルも用意してくれたんです。三谷さんが香取さん、佐藤さんの役をしてくれたり、アドバイスをくれたり…と、ワークショップのようで、贅沢な時間でした。私の緊張をほぐすために色々工夫してくださったので、そこからは緊張感というより、プラスな意味でしっかりしないと! というプレッシャーを持てました」

 

Q.現場ではなにを一番学びましたか?

「コメディってアドリブばっかりと思われがちですけど、たとえば佐藤二朗さんはメモがびっしりで。こういうアドリブをしようっていう引き出しがいくつもあるんです。おもしろいことをするには自分でたくさんアイディアを持って、現場にのぞむっていうのが大事なんだなって思いました」

 

Q.劇中のアドリブはどんな感じ?

「二朗さんはアドリブをしても、フォローしてくださるんです。一番悪いのは三谷さん(笑)。小道具が本番になったらちょっと違う形になっていたりと、三谷さんのいたずらが仕込まれていて。アドリブにはびっくりするんですけど、現場の皆さんが笑ってくださるので安心感をもらいました。それがパワーになって、なんとかなりました」

Q.作品の見どころは?

「時間軸や設定が変わらないシチュエーションコメディですが、この作品は各回でみんなが成長していくんです。私が演じたあかねは21歳で、大学にも通っていて。20代前半って、家族に生意気なことを言ったりするじゃないですか。でも、段々と家族の大切さや、自分の責任感が芽生えて成長していくので、そういった姿を表現できたらいいなって思っています。ぜひひとりではなく、家族で見て欲しい作品です」

 

Q.香取慎吾さん演じる舎人さんの虜になる役ですが、山本さん自身が香取さんのお芝居に惹きつけられたことは?

「撮影中、客席で見たかったなって何度も思うほど面白くて。舞台に出た瞬間、観客の心を鷲掴みにしちゃう香取さんの力はすごいなって思いました。お客さんの反応もずっと見ていて、コール&レスポンスのような素晴らしさでした。それを見ているだけで、贅沢だなと思いましたね。演じているあかねと同じように、香取さんのお芝居に虜になる瞬間が多かったです」

Q.作品でも、アクション女優ならではのキレッキレな様子がチラホラ。今までの経験が活きた?

「三谷さんから最初に、世界チャンピオンのスキルがあるのに全く活かせない役でごめんねって冗談で言われたんですけど(笑)。三谷さんは私が身体を動かした方が緊張がとけるということにすぐに気付いて、”ねえ、ここ中国武術のなんかしてみてよ”と言われたりして。ありったけのネタを用意しました」

 

Q.CanCam読者に自己紹介を兼ねたメッセージをお願いします!

「武術以外にも身体を動かすことが好きですが、自粛期間中には料理も覚えました! 和食を中心に季節の物、旬の物を身体に入れるようにしています。無理なダイエットはしないと決めていて、ちゃんと動いて、食べて、寝るということを軸にしています。今回の撮影も、ハイテンションでエネルギーを使う役だったので、特にご飯はしっかり食べたりと、食からも役作りをしていました。同世代だからこそ共感できるところが沢山あると思うので、みなさんと身近な距離になれたらいいなって思います」

 

女優としての目標が常に増えていくという山本さん。今回の出演をきっかけに、もっとコメディにも挑戦したくなったそうです。『誰かが、見ている』で披露した、キレのある動きにも注目! 中国武術をしている姿はもちろんのこと、これから彼女のいろんな姿を見てみたいですね。今後の活躍にも期待です♪

撮影/古水 良 取材/菊谷まゆ 文/芝宮ゆかり