何でも揃っていて、遊ぶ場所も多い大都会東京。東京に住んでいる皆さんは、関東の他の県って、正直どこまで行ったことがありますか？
株式会社阪急交通社が、東京に在住している男女502人に「関東の県の意識調査」を実施したので、ご紹介します。
◆目的に限らず行ったことがない県ランキング
各県に行ったことがないと答えた人の割合はこのようになりました。
1位：茨城県（20.5％）
2位：群馬県（16.3％）
3位：栃木県（14.5％）
4位：埼玉県（7.6％）
5位：千葉県（5.2％）
6位：神奈川県（3.8％）
「行ったことがない」1位は茨城県。金沢の兼六園・岡山の後楽園とともに日本三名園のひとつに数えられている「偕楽園」や、一面のネモフィラやコキアで有名な国営ひたち海浜公園など、いろいろなスポットはあるものの、案外足を伸ばしたことはない方がそこそこいるようです。
一方で、神奈川県に行ったことのない人はたったの3.8％。一方、1位の茨城県は20.5％と、16.7％の差があります。東京都に隣接している埼玉県、千葉県、神奈川県は、いずれも10％未満で、行ったことのある割合が高くなっていることが分かりました。
では、逆に観光・レジャー目的で行ったことがある人の割合を見てみましょう。
◆観光・レジャー目的で行ったことがある県ランキング
1位：神奈川県（82.1％）
2位：千葉県（79.3％）
3位：栃木県（68.5％）
4位：群馬県（66.1％）
5位：埼玉県（65.1％）
6位：茨城県（58.4％）
観光・レジャー目的になると、若干ではあるものの、埼玉県の割合が栃木県、群馬県よりも低くなりました。埼玉県在住の私にとっては、少々悲しい数字です。
埼玉県は仕事目的では神奈川県に次いで2位、帰省では1位の割合になっています。確かに「ださいたま」と言われることもままありますが、小江戸の川越や自然を感じる長瀞と観光する場所はありますよ…と埼玉のアピールはここまでにして、各県の名前を聞いて思い付く観光スポット名についても聞いてみました。
◆各県で真っ先に思い付く観光スポット名は？
神奈川県は、特定のスポットよりも「横浜」「箱根」など地域名をあげる方が多くいました。千葉県は海が関連するスポット、群馬県は温泉と、各県の特徴が良く出ています。
一方、観光・レジャー目的で行ったことがない人の割合が高かった茨城県は、観光スポット名がわからない（すぐに思いつかない）という方の数も多いです。さらに、群馬県、埼玉県も100人以上がわからないと回答していて、各観光スポットの知名度が東京在住者にとって低めであることが分かりました。
東京在住者でも、関東の各県にまだ行ったことがないという方も多いようです。関東の各県の多くは、東京から日帰りでの旅行も可能です。行ったことのない県をチェックしてみて、行ったことがないからこそ、ぜひ一度小旅行をしてみては？（齋藤有紗）
情報提供元／株式会社阪急交通社
