「続柄」の正しい読み方、知っていますか?
突然ですが漢字テストです。
「続柄」って、どう読むと思いますか?
各種申込書や公的書類など、さまざまな手続きでなんやかんやと書く機会が多い「続柄」。脳内でなんとな~く読んでいる方も多いと思いますが、実際、皆さんどう読んでらっしゃるのでしょうか。
女性64名にアンケートを取ってみたところ、以下のような結果になりました。
Q:「続柄」なんて読むかわかりますか?
ぞくがら 88%
つづきがら 12%
ええ、こんなにも「ぞくがら」と読む人が多いですし、「ぞくがら」って読むと思うじゃないですか。
正式な読み方は…
実は、正式な読み方は「つづきがら」なのです。
ただ、アンケート結果にも現れたように、あまりにも「ぞくがら」と読む人が多いため、辞書によっては「俗な言い方」として、「ぞくがら」という読み方が紹介されています。
つまり「ぞくがら」という読み方も間違いではないのですが、もともとの正式な読み方は「つづきがら」です。
続柄の意味
おそらく言うまでもないと思いますが、意味は「親族としての関係」(デジタル大辞泉)。「父」「夫」など、自分にとってその血縁・姻族含めた親族がどのような関係か、を指す言葉です。
「役不足」「煮詰まる」「浮き足立つ」のように、辞書に掲載されている「本来の意味」と、実際に広く使われている「慣用的な意味」が異なる単語はたくさんあります。
意味自体は同じだとしても、この「続柄」のように、どんどん本来の正しい読み方と実際に使われている読み方が異なる単語も生まれてきているのかもしれません。
【まとめ】
うーむ、日本語って、やっぱりどんどん変わっていくもの。その昔勉強した古文でも、現代にあるような言葉でもまったく意味が違う、ということって、かなりありましたものね。
もしかしたら100年後にこのテストをしたら、「ぞくがら」が正しい読み方に変わっていた……なんてことも、あるかもしれません。(後藤香織)
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