神木隆之介が写真集で初体験。お気に入りの一枚は「ちょっと怖かった」

神木隆之介さんが、1月22日（日）、東京・渋谷のHMV＆BOOKS TOKYOにて、写真集＋DVD ブック『Sincérité（サンセリテ）』のお渡し会イベントを開催。

これは、神木さん本人が「ファンひとりひとりに直接手渡ししたい」という強い希望により、実現。全国7 大都市（札幌・仙台・渋谷・池袋・名古屋・西宮・広島・博多のHMV 各店舗にて）で実施される大規模なお渡し会のひとつ。子役から活躍してきた23歳の神木さんにとっても初の試みです。

神木さんと言えば、興行収入229 億円を突破、今なお人気を博している2016 年度No.1 ヒット映画『君の名は。』で主人公の声を務め、3月には主演映画『3月のライオン』が公開。また、人気コミック待望の実写映画となる『ジョジョの奇妙な冒険ダイヤモンドは砕けない第一章』は、夏の
公開に向けて現在撮影進行中と、いま最も勢いのある俳優のひとり。

今回発売した写真集のタイトルに付けられたのは、フランス語で“真実・真心”といった意味の「Sincérité」。まさに神木さんの「本当の姿」に迫った作品に仕上がっています。

撮影は本人たっての希望で、パリ、モン・サン・ミッシェル、そしてバルセロナなどヨーロッパなど、滞在期間は1週間ほど。それでもプライベートの時間はなく、「パリでおみやげも買っていない」という告白が……。欲しいものがいっぱいあったのに財布を持っていなかったこと、そして何を買おうか迷っていたら時間がなくなったので、結局、何も買えずに終わったしまったのだとか。

「でも自分のカメラで景色をたくさん撮っているので、想い出はいっぱい残りました」と話していました。

ところで神木さん、「パリジェンヌ」という言葉でこんな失敗談を。

「“パリジェンヌ”という言葉は知っていたんですけど、現地の方に『どうですかパリ？』と聞かれ、『パリジェンヌですね～』と言ったら、全然違う意味だった（笑）」と。神木さん、一体どんな意味だと思っていたのでしょうか……。

そんな神木さんですが、写真集のお気に入りも教えてくれました。ノートルダム寺院の広場で撮った一枚。よく見ると、神木さんの方に、一羽のハトが。この“初体験”を「ちょっと怖かった」と振り返り、「カメラを向けられているから『ちゃんとしなくちゃ』という意識と、でも怖いという葛藤の表情」が抑えられているのだとか。

「普段の取材のときは、格好つけている写真ですが（笑）、こういう素の表情が写真集の中にいくつか入ってます。ちょっとボーっとしているもの、普段見せたことのない表情、力が抜けている表情を見ていただけるんじゃないかなと思います」（神木さん）

本物のハトですか？という質問に、神木さんは「本物です、本物です！」と。広場に何百羽というハトがいたそうで、ハトにエサをまいていて「そろそろ……」と言った瞬間、肩に乗った決定的な瞬間が撮影できたのだそう。

ちなみに、セクシーショットは？と聞かれると、「ないです（笑）。まだ全然セクシーじゃないので（笑）」と、ちょっぴり苦笑い。

また記者から、もうすぐやってくる「バレンタイン」の話も。「学生の時は意識しました。どう立ち振る舞っていいかわからない一日なので。卒業すると……ただの一日ですね（笑）」なんて言っていましたが、ご自身で“自分チョコ”は毎年購入している模様。事務所にトラックでチョコが届くことはない？という記者からの言葉に、「そんな『桜蘭高校』みたいなことはないです（笑）」と笑っていました。

今回の写真集は、全国各地を巡り、神木さんが直接手渡しをするというものですが、芸歴の長い神木さんでもこういうイベントは緊張するようで、「直接だからこそ、お互いの緊張感が伝わるというか。でも直接お声をいただくことはないので、距離が近いから嬉しいです」と、ちょっぴり楽しそう。そして、「すごく楽しみにしているので、いろいろ話しかけて欲しいなと思います」とメッセージも。

フォトセッション時、「得意なポーズを」にちょっと戸惑う神木さん。そこで“ピース”を求められ、やってくれたのですが、「ひさしぶりにピースしました（笑）」と、ちょっと照れくさそう。

現在、23歳の神木さんは、小さい頃に想い描いていた“23歳”は「もっと大人だと思っていた」と話し、続けて、「もっと背が高くて、スラッとしてて（笑）、もうちょっと難しい言葉を使って、落ち着いた雰囲気が出ていると思っていた」と。ちなみに、「20～25歳までは“大人●年生”で、25歳ぐらいから“大人エリア”に入るのかな」と話していました。