【実録】乾燥・毛穴・ニキビ…肌悩みが多い“20代後半敏感肌”女子が「コスパ×成分」で愛用するスキンケア

「スキンケアって、“成分単体で選ぶ”より“全体としてバランスよく補う”ことが大事なのかも」
そう意識するようになったのは、20代半ばを過ぎた頃のこと。

化粧品の研究開発に携わっていた経験もあり、昔からある程度“成分”を見ながらスキンケアを選んではいたのですが…今思えば、化粧水・美容液・乳液などを「どの順番で、何を補っていくか」まで深く考えていなかった気がします。

そんな私の意識が変わったのは、20代後半になってから。うるおいやハリの低下、毛穴の開き、頬骨あたりに出てきたシミ、TゾーンからUゾーン(口元・あご)に移ってきた大人ニキビ……と肌質の変化を実感し、「今までのスキンケアがなんとなくしっくりこない」という違和感からスキンケアを根本的に見直すことにしました。

今回は、そんな私の実体験をもとに、“肌を満たす”成分バランス重視のスキンケアの考え方と、おすすめアイテムをご紹介します。

【1】化粧水は“土台を整える”役

肌のうるおいやハリが少しずつ失われてきたと感じるので、化粧水はさっぱりした使用感のものから“保湿重視”へシフト。でも薄肌・敏感肌の私は経験上、刺激の強い「攻めの化粧水」を使うと肌がごわついたり赤みが出たりしやすい。なので今は、比較的シンプルな成分ながらもうるおいをたっぷり与えられる「守り+土台強化」タイプを選び、他の美容液などのアイテムで“攻める”というスキンケアバランスに落ち着いています。

プラス高すぎず手が届く絶妙ラインのお値段であればなお良し…と探していたときに出会ったのが《エトヴォス モイスチャライジングローション》

植物性セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分がバランスよく配合され、肌をやさしく包み込みながらうるおいをチャージしてくれる一本。とろみのあるテクスチャーですが肌なじみがよく、つけた瞬間の「もっちり感」がすごい。とはいえベタつかず、夏でも心地よく使えるのが魅力です。

また、季節の変わり目など肌がゆらいでどうしようもないときは《d プログラム モイストケア ローション MB(医薬部外品)》に切り替え鎮静。かれこれ5年ほど愛用していますが、肌がヒリついたりしたことは一度もなく、数日使えば肌あれがスッと落ち着いてくれる“お守りアイテム”です。

ちなみに、毎日の洗顔には《キュレル 潤浸保湿 泡洗顔料》を使用。きめ細かい泡が摩擦を軽減しながら、肌のうるおいを守ってやさしく洗い上げてくれる、私にとって欠かせないアイテムです。洗顔後に肌がつっぱらないのも嬉しい。

【2】美容液は“足りないものを補う”役

ニキビ跡や薄いシミ、毛穴の開きが気になる私がデイリー使いに選んだのは《メラノCC 薬用しみ 集中対策 プレミアム美容液(医薬部外品)》。化粧水で肌の土台を整えたあと顔全体に塗ります。

高濃度ビタミンC誘導体が配合された攻めのアイテムですが、他のスキンケアはやさしい処方にしてバランスをとっています。“すべてが強い成分であればいい”のではなく“肌がちゃんと受け止められるか”を大切にするのが、私の肌質に寄りそったスキンケアの考え方です。

【3】乳液は“うるおいを閉じ込めるフタ”役

今使っているのは《カルテHD モイスチュア エマルジョン(医薬部外品)》。ヘパリン類似物質や肌あれを防ぐグリチルリチン酸ジカリウムなどが配合され、乾燥性敏感肌に全方位からアプローチしてくれる頼もしい一本。

みずみずしい塗り心地でスーッと肌に伸び、水分をしっかり抱え込んでくれるので「美容液まで入れたものを逃さない」という役割をここに託しています。

また、とくに紫外線を浴びる機会が多いタイミングや、暑さゆえに肌がベタベタして「スキンケアを塗りたくない!」なんてときには《キュレル シミ・ソバカス予防ケア 乳液(医薬部外品)》を使い分けることも。さっぱりとした塗り心地で美白ケアも期待できる、夏にぴったりのアイテムだと思います。

【4】“+αアイテム”で足りない部分を調整

基本のスキンケアにプラスして、季節や肌状態に合わせたアイテムも投入しています。たとえば最近はエイジングケアが不足しているかなと感じるため、韓国コスメの《バイオヒールボ プロバイオダーム リフティングクリーム》を。

これは“タンタンクリーム(タンタン=韓国語でハリのある様子をあらわす擬音語)”や、“塗るハイフ”なんて数年前から話題を呼んでいますよね。お気に入りでストックがまだあるためリニューアル前のものから使っています。

17種類のペプチドや独自成分「プロバイオダーム™」が配合されており、肌のハリとうるおいをサポートしてくれます。こっくりとした重めのテクスチャーながら、伸びがよく肌にピタッと密着。使用後は肌がもっちりと元気になる感じがあるんです。

夏は重たく感じることもあるので、朝はカルテHDのエマルジョン、夜はこのアイテムというように時間帯で使い分けたり、口元や頬など乾燥しやすい部分にだけポイント使いしたりしています。

【5】“ふき取り化粧水”で整える朝ケア

朝のスキンケアでは、週に2回ほど《無印良品 薬用クリアケア ふき取りローション》または《無印良品 ふき取り化粧水》どちらかをコットンにたっぷり含ませ優しくふき取ります。余分な油分や汚れ、角質がとれてメイクのりもよくなるのを実感!

肌のベタつきや毛穴が気になる日はさっぱり系のクリアケアを、乾燥気味のときや角質が気になる日はしっとりタイプを使い分け。とくにクリアケアシリーズの柑橘系の香りは気分が上がるので、使用頻度は高めです。

【6】アイクリームやパックで“楽しみながら整える”

20代後半になると、全顔に塗るアイテムだけでは保湿が足りない箇所が出てくる…という情報を耳にしたため、私の中で部分保湿(ポイント塗り)は必須。韓国旅行中にダイソーで出会った目元美容液《Cleaderm SMALL MOLECULE COLLAGEN EYE MASSAGE AMPLE》を、夜に目元とほうれい線に。

医薬品会社が展開するコラーゲンに特化したブランドというだけあって、約500円とプチプラながらも目元の引き締まる感じがあり、ロールのひんやりとした感触も心地いい。ちょっとしたご褒美のような感覚でコロコロ。

韓国のダイソーでは最近コスメに力を入れているようで、店頭にはスキンケアからメイクアップまで数々のブランドコスメがずらり。お値段に引けをとらないアイテムが次々と販売されているので、これからも目が離せません。

さらにフェイスパックは2~3日に1回ペースで、いろんな気になるものをお試し中。スキンケアを“義務”ではなく“気分が上がる時間”にすると、美容へのモチベーションもアップしますよね。


一つのアイテムで「保湿も美白も毛穴も肌荒れケアも…全部!」というのは、正直難しい。でも、それぞれのアイテムに役割を分けて使うことで、肌が整っていく過程も楽しめるようになりました。しかも自分の肌質に合うものがわかってきたおかげで、以前よりもうるおいや肌の安定感を実感できています。

肌は季節や年齢、生活の変化とともに少しずつ変わっていくもの。「なんだか最近、肌の調子が前と違うかも…」と感じたらスキンケアの見直しどきかも。ぜひ、あなたにとって心地よいケアを見つけてみてくださいね♡

CanCamライター・ Mai
20代後半。化粧品会社での研究開発職を経て、現在は美容やライフスタイル系を中心に執筆中。
学生の頃に韓ドラ沼にハマってから視聴しつづけ、今も月2~3作は軽く消化。最近の趣味はデニムとスニーカー集めで、気づけば愛用デニムパンツ10本以上。