月丘で探す、直感力と人生の転機【見方ガイド6選】

人生にはさまざまな出来事や多くの出会いなど、人生の分岐点…… ターニングポイントが待ち受けているといえます。これからあなたに訪れるのは、どのような転換点なのでしょうか!? そしてあなたはどのような直感で渡り歩いていくのでしょう。そこで今回は、手相の月丘が告げる「あなたの直感力と人生の転機」をご紹介いたします。

脇田尚揮
龍神を祀る秀心寺の僧侶。合同会社ミンストレール代表、大学・高校講師、心理カウンセラー。仏門の道と並行して神道・修験道を学ぶ。経営・占術にまつわる資格80種を保有。TikTokにて毎朝法話LIVE「風の善友会」を主催。

新刊:『なぜ人は龍に惹かれるのか 龍神の恵みの受け取り方』 
公式サイト https://wakita-naoki.jp/
YouTubeチャンネル 尚德の運・緑・法・心 – YouTube

意味・定義

手相における「丘」とは、手のひらの膨らみのことを指します。それぞれの丘には異なる意味があり、性格や運勢を読み取る際に重要な役割を果たします。以下は主な丘の一覧とその意味です。

木星丘: 人差し指の下に位置し、地位や名誉、リーダーシップ能力を表します。
土星丘: 中指の下に位置し、努力や自己の世界観を象徴します。
太陽丘: 薬指の下に位置し、人気や社交性、芸術的な才能を示します。
水星丘: 小指の下に位置し、コミュニケーション能力や財運を表します。
金星丘: 親指の付け根に位置し、健康状態や愛情、家族との関係を示します。
月丘: 小指側の手首の上に位置し、直感力や芸術的なセンス、人との縁を象徴します。
火星丘: 親指の付け根(第一火星丘)と小指側(第二火星丘)に位置し、正義感や冒険心を表します。
地丘: 手首の真上に位置し、家族や先祖から受け継ぐ力を示します。

月丘(げっきゅう)は手相占いにおいて、小指側の手首上部分に位置する手のひらの領域を指します。この部分は「神秘の丘」とも呼ばれ、人気運や創造力、直感力、霊感、芸術的センスなどを象徴しています。そして月丘の状態によって、その人の性格や運勢が読み取れるとされています。

例えば、月丘が膨らんでいる場合は感受性豊かでロマンチストな性格を示し、創造力やイメージ力が高いとされます。一方、平たんな月丘は現実主義的な性格を表し、環境の変化に順応しにくい傾向があるとされています。

【1】頭脳線が月丘へ下がっているのは芸術の才能を活かす

頭脳線が月丘の方に向かって伸びる線の人は、ロマンチストで空想家タイプの人が多いと言えます。手首の方に下へ下へと伸びるほど、その傾向が強くなります。一人で本を読んだり映画を見たり、空想の世界に遊ぶことが好き…思い当たることはありませんか? この手相の持ち主は、仕事が苦手である場合が多く、人が良すぎて売上・集客、資金繰りなど現実的なことは苦手かも。理想を大切にするタイプなので、芸術方面やタレント性を活かしたいと思った時が、人生の転機です。また、金銭感覚に優れたパートナーを見つけることが大事です。

【2】頭脳線が「木星丘」から「月丘」まで伸びるとリーダーに立つ

人差し指下部の“木星丘”から小指の下部にある“月丘”に向かって、頭脳線が一直線に伸びている場合は、バツグンの行動力とリーダーシップで、何をやってもトップに立てることを意味します。リーダーの能力と豊かな感性を併せもっており、センスがよいことの表れ。特に、芸能やデザイナー関係の仕事で成功するでしょう。ただ、恋愛よりも仕事を優先しがちで、恋とはやや縁遠い傾向が。

【3】知能線が中指の下で終わる線の先から「月丘」へ向かうと頭脳を活かす

知能線が中指の下で一度折れて、その少し先に、折れたような形の知能線が小指下部の“月丘”に向かって伸びていく相は、頭の回転が速く優秀であることを意味します。学問や芸術面にも優れて高い企画力も備えており、とても優秀な人が多いのですが、頑なな性格で他人を見下す“KY”傾向が。理屈っぽく人情味に欠けるところがあるため、周囲の人から敬遠されることも。謙虚な心をもって人と接するようにすると、運命が開けていきますよ。

【4】中指の下で知能線が1本は横、1本は「月丘」に伸びるとビジネスで成功

中指の下あたりで知能線が2本に分かれ、1本は横にそのまま走り、もう1本は月丘(手を握った時に小指が触れる広範囲の部分)に伸びている場合、愛嬌があって優れた洞察力の持ち主であることを意味します。横線は損得勘定が得意で器用な性格を意味しており、月丘に伸びる線は豊かなセンスとアイディア力を意味します。そのため、この手相の持ち主はビジネスが天才的に上手いでしょう。得意分野で起業することで、人生が開けることが暗示されています。

【5】運命線が小指側から伸びるとキーパーソンに恵まれる

手のひらの小指側の下の方のふくらみのある部分を「月丘」といいます。この月丘から中指に向かって伸びて行く運命線がある場合は、自分の周囲の人たちの愛情や援助によって盛り立てられ、有難いご縁に向かうタイプの運命の持ち主。この線が途中で途切れず、はっきりと明確な線であればあるほど、多くのキーパーソンとの出会いによって、人生の運を開いていくでしょう。

また、たとえ途中で途切れていても、その先に線が伸びていればそこから大きな転機を迎えるという暗示です。第一印象をよくするためにも、身だしなみはしっかりと。

【6】月丘から小指の付け根に向けて弓型に“直感線”が出ているとレア相

手を握った時に小指があたる部分である月丘から、小指の付け根に向けて弓形に出ている線を「直感線」と言います。この線の持ち主はその名前の通り直感に優れ、霊感やインスピレーションに優れているでしょう。なかなか見られないレアな相で、経営者や政治家、あるいは占い師に向いているといえます。思い切ってチャレンジすると道が見えてくるはず。また、知能線が月丘に垂れ下がっている場合は、さらにその傾向が強まり、芸術家やミュージシャンなどにも高い適正を示すでしょう。

おわりに

人生が変わるときには、必ずと言っていいほどその直前に“逆風”にさらされることが少なくありません。このことをスピリチュアルの世界においては、“好転反応”と表現する場合があります。新しいステージに移行するには、自分自身がまずその場面に合わせて変わっていなくてはいけません。そのため、先にピンチとも言える状況がやってきて、新たな世界に進む資格があるのか試されるのです。

でも、そこをクリアすれば次のステップが待ち受けています。月丘は、その道筋を示しているといえるのかもしれません。

(脇田尚揮/ライター)