人生はピンチとチャンスの連続。あの時こうしていれば…… と思うことってありますよね。あなたの人生における大切な出会い・機会はどこにあるのでしょう? 実は手のひらに刻まれた運命線を見れば、あなたの運命の流れを読み解くことができるのです。そこで今回は、手相の運命線から「ここぞ! というあなたの人生の方向性」を導き出してみましょう。

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「運命線」の意味・定義
運命線は知能線と感情線、生命線と合わせて4大基本線の一つ。手首付近から縦に向かって刻まれる線のことであり、名前の通りその人の運命や人生の目標、方向性などが分かるとされます。特に、人生に関しての出来事やイベントを強く反映しています。人は“選択”することで運命がつむがれ、その人自身の人格や人間性もつくられていくもの。そのため、運命線の形状や長さは、その人の価値観や社会への貢献度を反映している場合が少なくありません。運命線は手相の中でも最も良く変化する線なので、じっくり観察して判断することが大切です。
【1】人生の節目を読み解く「流年法」とは
手相には「流年法」といって、運命が変化しやすい“節目”になる年齢を診断する方法があります。流年法では、まず手首線上を0歳、中指の付け根の線を100歳として考えます。そして、その長さを2等分して、ちょうど半分のところが30歳となります(なお、手首線が複数ある人は、一番太くてはっきりしている線を基準にしてください)。
次に、2等分したところをさらに2等分して、手首線~中指の付け根線の長さを4等分にします。手首線と30歳の点の中間が21歳になり、中指の付け根線と30歳の点の中間が52歳になります。
最後に、知能線と交差する点が35歳、感情線と交差する点が56歳になります。ここから運命線の起点を見て、人生がどこから変わっていくかを知ることができるのです。
【2】右手と左手で変わる運命線の意味
左手(左利きの場合は右手)の運命線は、過去の生まれ持った生き方や先天的な性質を表すとされます。そのため、自分の内面・やりがいを表し、あなたが確固として持っている価値観を意味します。
一方で右手(左利きの場合は左手)の運命線は、周囲からの見られ方や社会的な環境の変化を表しています。そのため、右手の運命線は後天的に見てどのような人生を歩んでいくのかを暗示しているとされます。
【3】運命線の濃さは生きることへの情熱を意味する
運命線が濃ければ濃いほどモチベーションが高く良いコンディションであり、薄ければ薄いほど生きることへの一生懸命さが弱く、運気低迷気味の可能性が高いでしょう。また、運命線が最も濃い時期はどこかを見てみましょう。これにより、人生のピークがわかります。
さらに、ほぼ運命線がないという手相を持つ人もいます。それは、まだ未来が不確定もしくは現状の運気自体がまだ不安定だから。「運気が弱い状態」もしくは「未来が未知数」であると判断します。
ただし、運命線はとても変わりやすい線の一つ。今は出ていなくても、将来的に濃い運命線が出てくることも考えられます。
【4】運命線の長さは自立心を反映する
運命線の長さが6センチ以上なら、自立心が強く若いうちから目標を定めて、積極的に社会と関わっていくタイプだといえます。長い運命線を持つ人は、しっかりとした「軸」を持っており、職業選びや行動に一貫性があり人生の浮き沈みが少ないでしょう。
一方で、運命線の長さが3㎝未満の場合は、ある一時期だけ集中して働き稼いだりして、あとの時間は流れに身を任せるようなフリーランスになる傾向があります。また、社会とは少し距離を置いて独自のスタイルで生きる芸術家肌の方も、運命線が短い場合が多いようです。
【5】運命線の起点が生命線上にある場合
運命線が生命線から伸びている手相は、自分よりも社会的地位が高い人や経済力のある人、または才能がある人に気に入られて、後押しを受けることを意味します。しっとりとした魅力を持っており、力のある人から推薦されて物質的にも恵まれた生活を送るでしょう。
また、この相の持ち主はパートナーを成功させる相とも言われており、相手によっては「手放したくない」と思われやすいため、重要なポジションに抜擢されることも。
【6】運命線の起点が感情線にある場合
感情線から運命線が伸びている手相は、社会的に見てかなり遅咲きの“大器晩成型”だと言えます。しかし、一歩一歩着実に進んで成功を手にすることが出来るタイプです。
運命線は、複数出ているケースも多いといえますが、もし他にも運命線があって手の下部や知能線、感情線で止まっていたとしても、感情線やその上からはじまる別の運命線があれば、56歳以降の晩年でも、さらに輪をかけて運を爆発させることができるでしょう。
【7】運命線の起点が知能線にある場合
知能線から運命線が伸びている場合は、人生が乗ってくる35歳頃から仕事ぶりが認められて運が開けていくタイプ。または、35歳頃から仕事に対する責任感や目的意識、目標がしっかりしてくる人も、知能線から運命線が伸びてくるでしょう。それ以前の運命線がなく、知能線から運命線があらわれた人は、子ども時代~20代前半では目立つ存在ではなかったのに、35歳頃からこれまでの経験や才能をいかんなく発揮し、頭角を現す可能性が高いでしょう。
おわりに
「未来の自分」をつくるのは、今の行動の積み重ね。ただ、そのアクションの起こし方は様々。でも確実に、毎日の積み重ねが大きな変化や運のうねりをつくり出します。「行動を起こす」ということが、変化の根底にあるのです。
人生の出会いやイベントは、一見偶然のように見えて、実はすべて必然の中で動いているもの。あなたのちょっとしたアクションが、運命的な奇跡を呼び込む引き金になっていることを、忘れないでくださいね。
(脇田尚揮/ライター)