最高純度のラブストーリー『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』で主演♡ 萩原利久と、セレンディピティ
ジャルジャル・福徳秀介さんの小説家デビュー作の映画化で、主演を演じる萩原さん。優しい雰囲気の中、ひとつひとつの言葉にあふれ出る強さとまっすぐさ。少年のようでもあり、クールな色気もあったり。まさに、存在そのものがセレンディピティです…♡
今回演じた役柄に関しては…役作りというのがとても難しかったです
今回出演している『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』という映画の大九監督とは、以前ご一緒させていただいたことがありました。といっても、僕が中学生の頃と、18歳くらいの頃かな。がっつり長編というのは今回初めてだったので、またこうしてご一緒できたのは、シンプルにすごくうれしかったですし、アップデートした自分をお見せしたいという気持ちにもなりました。
台本を読んだときは…漠然と難しいなと。現場に入る前に、ある程度は、自分の中で役柄の〝正解〟を作った上で挑むというのが、僕のスタイルではあるんですけど、今回はそれがなかなかできなかったです。ある意味無責任かもしれないですけど、正解を出さないまま現場に入りました。それだけ僕が演じた小西という役は、説明も難しい。シンプルなのか複雑なのか…。小西の、例えば『晴れた日でも傘を差す』とか、自分が譲れないマイルールを淡々と守る感じは、僕も共感できる部分ですけど、それ以外の根本の性格は共感はできないです(笑)。
マイルールですか? 必ず湯船に浸かるとか、間食を避けるとか…増えたり減ったりはしますけど、決めると守っちゃいます。あとは、基本的にポジティブで合理的なタイプなので、小西とは正反対だと思います。でも、共感できるかどうかは演じる上では、そんなに重要じゃない。その役柄を理解することが大事だと思います。
今ここにいること自体が、セレンディピティかもしれないです
この映画の中で、色々な偶然、セレンディピティというのがひとつのキーワードにもなっているんだけど、僕自身はどちらかというと、『行動した上で結果があって、それに対して行動をして、また次の結果が生まれる』と思っていて、運命的なことが起こっても必然だと感じるタイプ。努力したからこその結果であって、セレンディピティをあまり感じないほうではあります。努力した結果、運を手繰り寄せるというか…。
でも、よくよく自分の人生を振り返ってみると、『小島よしおさんに会いたい』という気持ちでこの世界に飛び込んで、今こうして俳優をしているというのが、もうセレンディピティですよね。ひとつひとつを切り取ってみると、色々な出会いやご縁でつながっているし、やっぱり運命的なものもあるんだと思います。
利久くん、どっち派か教えて〜!
朝型 or 夜型?
夜型
「朝が苦手というだけ(笑)」
タイムマシーンで行くなら、過去 or 未来?
過去
「自分が生まれるよりずっと前の時代に行ってみたい!」
告白は自分からしたい or 相手からしてほしい?
告白は自分からしたい
「性格的に何ごとも待てないタイプ」
CanCam読者とデートするとしたら、水族館 or 遊園地?
「相手に合わせられます!」
自分の性格は、猫っぽい or 犬っぽい?
「半々ってあるのかな」
どちらかというと、ボケ or ツッコミ?
ツッコミ
ドラえもんのひみつ道具で欲しいのは、タケコプター or どこでもドア?
どこでもドア
「これは迷うけど、時短ができるから!」
1999年2月28日生まれ、埼玉県出身。ドラマ『美しい彼』(’21年)・『降り積もれ孤独な死よ』(’24年)・『リラの花咲くけものみち』(’25年)、映画『キングダム』シリーズ(’23&’24年)・『朽ちないサクラ』(’24年)などに出演。声の出演をしている映画『花緑青が明ける日に』の公開も控える。

配給:日活/4月25日公開
ジャルジャルの福徳秀介さんの小説家デビュー作が映画化。冴えない毎日を送っている大学生の小西 徹(萩原利久)は、ある日、お団子頭の女子大生・桜田 花(河合優実)と出会う。色々な偶然が重なり、意気投合するふたり。桜田と出会えたことに喜ぶ小西だったが、ある出来事がふたりを襲うー。
©️2025「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」製作委員会
撮影/神戸健太郎 スタイリスト/鴇田晋哉 ヘア&メイク/Emiy(Three Gateee LLC.) 構成/小山恵子 WEB構成/久保 葵