結婚生活が長くなると夫婦関係も少しずつ変化していきますよね。「最近、会話が減ってきた」「相手の考えていることがわからない…」と感じることってありませんか? そして実際に、夫婦間でどのような悩みが生まれやすいのか気になるところ。
今回は、婚活・恋愛に役立つ最新情報をお届けするメディア「婚活パラダイス」が20~60代の既婚男女200人を対象におこなったアンケートをもとに、夫婦仲の実態を探っていきます。
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5割以上が夫婦間の“コミュニケーション不足”を感じている
夫婦間でコミュニケーションが「十分にとれている」との回答はわずか2%。「ある程度はとれている」が最多であるものの、「あまりとれていない」「ほとんどとれていない」を合わせた56%がコミュニケーション不足を感じているよう…!
夫婦間のコミュニケーションにおける悩みランキング
1位:相手の言い分が理解できない/納得できない
考え方や価値観の違いから「なぜそう思うの?!」と疑問を感じる夫婦が多い模様。家事の分担やお金の使い方、休日の過ごし方やコミュニケーションの取り方など、お互いが思う“正しさ”がすれ違ってしまうことってありますよね。そもそも言葉足らずで本当の気持ちが伝わっていない場合もあるはず。どうしても感情的になってしまうのなら、LINEなど文章でやり取りしてみるのもひとつの策。お互いの意見にどこまで歩み寄れるか許容範囲をさぐり、ふたりの納得のいく落としどころを見つけたいもの!
2位:会話の時間自体が足りていない
仕事や家事育児に追われ、必要な連絡だけして深い会話が減ってしまう夫婦も多いようです。一日の終わりに「今日はこんなことがあったよ」と話したり、挨拶やねぎらいの言葉をかけたりして、短い時間でも意識的に会話をするとつながりを感じられるもの。時間に余裕ができた場合は、一緒にコーヒーやお酒を楽しみながらリラックスした時間を共有するのも夫婦仲を高めるコツ♡
3位:自分の意見を言いづらい
「こう言ったら嫌がられるかも」と遠慮し、本音を伝えにくいと感じることもあるでしょう。とくに過去に何度か否定された経験があると、ますます言いづらくなってしまいますよね。人は気持ちをため込むと思った以上に強いストレスを受けるもの。まずは小さなことから「私はこう思っているんだ」と伝える練習をしていくと、気持ちも楽になりますよ。
4位:話を聞いてもらえないと感じる
夫婦において「きちんと聞いてくれているの?」と感じる瞬間は多いはず! スマホを見ながらの相槌やそっけない返事が続くと、話す気がなくなってしまいますよね…。目を見て「それでどうなったの?」と問いかけるだけでも傾聴の姿勢が伝わり、信頼関係は深まります。
夫婦の話し合いは“言い争い”や“我慢”がたえない?!
【夫婦での話し合いあるある】
◆言い争いになりがち
冷静に話し合いたいのに、気づけば感情的になってしまうことってありますよね。とくにお互い譲れない価値観や不満がたまっていると、つい強い言葉が出てしまうもの。意見がぶつかるときこそ一度深呼吸して落ち着くことが大切でしょう。また、容姿や学歴、社会的ステータスなど相手がすぐに変えられないようなことを討論に持ち込むのはNG! ただ相手に深い傷をつけて夫婦仲に亀裂が入るだけです。
◆自分ばかり我慢している
「相手のために」と自分の気持ちを後回しにしたり、「ここで私が折れれば」と我慢が続いたり、「どうせ言っても変わらない」とあきらめたり…これはストレスがたまってしまいますよね。まずは小さなことから「実はこうしてほもらえたら嬉しいんだ…!」と気持ちを伝えてみると、発言の容量が掴めるようになりそう。
◆話し合い自体ほとんどしない
忙しい日々の中で、気づけば大事な話すら先送りしてしまうことも。話し合う機会が少ないと相手の考えがわからなくなり、すれ違いが生まれやすくなりますよね。短い時間でも定期的に気持ちを共有できたら夫婦仲はグンと高まります。
◆相手の言う通りになってしまう
「反論すると面倒になるから」と、相手の意見に合わせることが適切な場合もあります。でも、何でも相手に合わせていると自分の気持ちが置き去りになりストレスにつながることも…。ここぞというときにはズバっと自分の考えを言うと、決定権が偏ることなく夫婦平等が生まれやすくなるはず。
◆冷静に話し合える
意見が違っても感情的にならず、お互いの考えを尊重しながら話せるのはまさに理想的♡「どちらが正しいか」ではなく「どうすればお互いに納得できるか」を考えることでロジカルな話し合いができます。話し合いの目的はあくまで解決ですもんね!
約5割が夫婦のスキンシップに不満アリ
日頃のスキンシップについて「充分に満足している」との回答はわずか3%。対して「やや不満」「全く不満」を合わせた54%もの人が、何かしらの不満があるよう…!
そして「どちらとも言えない」が最多となり、スキンシップに対してハッキリと満足・不満足を表しにくい夫婦も一定数いるみたい。これと言った悩みはないけれど言葉では説明しづらい微妙な感情がある、といったところでしょうか? また、結婚生活が長くなるにつれてスキンシップが減ることを“自然な変化”と捉え、満足でも不満でもない曖昧な気持ちになることも考えられます。
7割近くが “離婚”を考えた経験アリ
結婚生活において離婚を「一度は考えた」人は48%、「真剣に考えている」は20%、合わせて68%が離婚を具体的に思案した経験があるとのこと。
結婚生活は楽しいこともあれば、すれ違いや衝突が避けられない時期もあります。価値観や生活習慣の違い、コミュニケーション不足、愛情の変化、我慢の積み重ねなどから「離婚」という言葉が脳に浮かんでしまうのでしょう。周囲の離婚経験者の話を聞いたりSNSなどで「離婚してよかった」という声を目にしたりすると、「自分もその道を選んだほうが楽になれるのでは?」と考えることもありそうですね。
6割以上が“何でも話せる異性の友達”を作ってみたい
何でも話し合える異性の友達を「作ってみたい」との回答が66%を占め、パートナー以外の異性とのコミュニケーションを求める傾向に。その理由として、夫婦間の悩みに対して「異性ならではの視点を知りたい」ために相談相手がほしかったり、精神的な刺激や癒しの存在がほしかったりするのでしょうか?
社会人になると交友関係が限られ、相談できる友達が少なくなる人も多いもの。だからこそ同性・異性を問わず「信頼できる友達を増やしたい」と思うのは自然なことですよね。最近は男女の友情を肯定する価値観も広がりつつありますが、悩みを打ち明けるほど親しい異性の友達を作るなら、浮気を疑われないよう距離感には気をつけたいところ!
夫婦のコミュニケーションやスキンシップについて不満を感じている人が多く、さらに離婚を考えたことがある人は約7割にのぼりました。関係の改善には、お互いの気持ちや考えに寄り添う時間を意識的に作ることが大切。ふたりで旅行に出かけたり新しい趣味に挑戦してみたり、日常の中で笑顔を心がけたりするだけでも夫婦の時間がより楽しくなるはず。お互いが「いい時間を過ごそう」とポジティブマインドでいると家庭の雰囲気も自然と和やかになります。ひとりの時間も大事にしたいのなら、一週間の中で夫婦の時間をスケジュールとして組み込む方法もアリ。
…そうやって、人生をともに過ごすパートナーと一緒に成長していけたら素敵ですよね♡(Mai)