もうすぐ年末年始。帰省するとともに待っているのは、家族との久しぶりの時間、なつかしい故郷の空気、あったかい食事…そして、ちょっぴり困ってしまう“結婚の話”。未婚のみなさんは、実家に帰るたびに親や親戚から「そろそろ結婚は?」なんて聞かれて、ドキッとしたり憂鬱になってしまうこと、ありませんか?
今回は、恋活・婚活マッチングアプリ「Pairs(ペアーズ)」が20~39歳の男女ユーザー約4,000人を対象に実施した「帰省時の恋愛・結婚話」にまつわるアンケート結果をご紹介。親からのプレッシャーを感じる言動や、結婚話をさりげなくかわす方法など、世間の未婚者たちのホンネを探っていきます!
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2人に1人が帰省時の恋愛・結婚の話題に「プレッシャーを感じる」
帰省時に実家で恋愛・結婚の話を振られたことがある未婚者1,532人のうち、およそ2人に1人が「プレッシャーを感じる」と回答。また、そのうちの約4割が「恋愛・結婚に対してモチベーションが低下したことがある」、約2割が「帰省することを実際にやめたことがある」と答えました。
親や親戚から「結婚はまだ?」「恋人はいないの?」といった話をされると、恋愛への意欲が下がるだけでなく、「帰るたびに結婚の話をされるからイヤだな」「そっとしておいてほしい」と感じて、実家に帰りたくなくなることもあるようです。こうした帰省への憂鬱な気持ちは、最近「帰省ブルー」とも呼ばれていますね。
では、具体的にどのような親からの言動がプレッシャーに感じるのでしょうか? 次に見ていきましょう。
何気ない言葉がプレッシャーに。家族からの「負担を感じる言動」
最も多かったのは、「恋人はいないのか?」という結婚への進捗を確認するようなセリフ。そして「孫の顔が見たい」といった親自身の気持ちを伝えられることや、「○○さん(友人や家族)は結婚したらしいよ」と間接的に結婚についての話題を持ちかけるような言葉も、プレッシャーに感じやすいようです。
さらに、親戚が集まる場で結婚の話を振られたり、「相手を紹介しようか」と促されたり。自分のペースで恋愛や結婚と向き合いたい人にとって、周りからの将来への期待や他人との比較は、心理的負担を感じる傾向があるようですね。
帰省時に恋愛・結婚のプレッシャーを感じたとき…どう対処してる?
帰省時に恋愛や結婚についてプレッシャーを感じたときの対処法を聞いてみると、最も多かったのは「特に何もしていない」との回答。何かしらの行動を起こした人の中で多かったのは、「恋愛や結婚よりも優先度が高い事柄があると伝える」というもの。具体的には「仕事」「趣味(推し活)」「自分磨き」「友達との時間」「習い事」など、今の自分にとって大切なことを伝えるケースが多いようです。
その他の行動としては、「親としっかり話し合う」といった正面から向き合うタイプや、「自分の部屋で過ごす時間を増やして顔を合わせる時間を減らす」「帰省期間に外出の予定を多く入れる」といった家族と距離を置くタイプも。また少数派ではあるものの、「実は恋人がいると嘘をつく」といったチャレンジャータイプもいました!
自分と親世代の「結婚への価値観」にギャップを感じる?
結婚に関する価値観について、内容ごとに世代間でギャップを感じている割合をまとめたものがこちら。ギャップを「とても感じる」と答えた人が最も多かったのは、「子どもの有無」。たとえば「結婚して子どもを授かってほしい」という考えと、「多様性の時代、子どもがいない人生を選択したい」という考えが対立してしまうことって、少なくないはず…!
また「結婚する年齢」「結婚相手の働き方・仕事」「結婚相手の経済状況」なども、親子間で価値観のギャップが生まれやすいようです。
帰省時に恋愛・結婚の話を投げかける理由って、何?
そもそも家族が恋愛や結婚の話を投げかけてくる理由って、何なの……? 予想を聞いてみると、8割近くが「子どもを単純に心配している」と回答! 自分のことを心配して言ってくれてる…と頭でわかっていても、大きなお世話だと感じてしまったり、心配する気持ちがかえってプレッシャーになったりするものですよね。
自分の恋愛・結婚に対して、親にどうしてほしい?
自分のこれからの恋愛・結婚について、親や親族にどのようなスタンスでいてほしいか聞いたところ、約6割が「静かに見守ってほしい」、約3割が「困ったときに相談に乗ってほしい」と答えました。これは、裏を返せば「いざとなったら自分から打ち明けるから、あまり探ってこないでほしい」ということでしょう。
帰省時、家族とどんな話をしている?
帰省時の家族間の会話で多いのは「家族の話」「仕事の話」。一方、「恋愛や結婚の話」は「親や親族の老後の話」と同じくらい話題になりにくい内容のようです。家庭によってさまざまですが、親子で積極的に恋愛の話を共有する人は、きっと少数派なのでしょう。
価値観が多様化するいま、自分なりの人生を見つけた多くの未婚者が自身の想いを家族に伝える一方で、会話を避ける行動を取ったり、実家でプレッシャーを感じたままに過ごす人が数多くいることがわかりました。結婚へのプレッシャーを感じたことで帰省そのものが憂鬱になってしまうのは、なんだか物悲しいですよね…。親御さんはできるだけ口を挟まないようにするのも、愛情といえるはず。結婚するもしないも本人の自由!(Mai)