疎遠、交通費の負担、そして浮気。「遠距離恋愛」経験者が抱える6つの悩み

突然ですがみなさん、「遠距離恋愛」を経験したことはありますか? 上手く続けられていたとしても、ふいに寂しくなったり、恋人が体調不良になっても近くにいられなかったり、不安や悩みを抱えている人はきっと多いはず。


今回は、結婚相手紹介サービス「株式会社オーネット」が全国の25~34歳の独身男女693人(男性:373人、女性:320人)を対象に実施したアンケートをもとに、遠距離恋愛をしている人が抱えやすい悩みについて探っていきます。

恋人がいる割合は…○割!

まず、25~34歳の独身男女693人に対して恋人がいるか聞いてみると、男女とも4割前後が「いる」と回答。男性よりも女性のほうが恋人のいる割合が少しだけ高い結果になりました。

「遠距離恋愛」をしている人ってどのくらいいるの?

恋人がいると回答した272人のうち、「遠距離恋愛中である」「以前遠距離恋愛をしていた」を合わせた約4割の男女が遠距離恋愛を経験していることに。出会ったときから住まいが遠かったというパターンもありますが、社会人になると就職や転勤、転職など仕事の都合によって暮らす場所が変わったことから遠距離恋愛が始まるパターンも多いですよね。

では、実際に遠距離恋愛を経験している(していた)人たちは、どんな不安や悩みを抱えているのでしょうか? 

経験者はこう思ってます。遠距離恋愛における不安や悩み6つ

◆直接会う頻度が少なくなることによる疎遠

遠距離恋愛をし始めたときは、お互いが「会いたい」という気持ちを強く持っていて、電話やメッセージでも頻繁に連絡を取り合っていた。けれど、お互いに忙しさを理由に顔を見る頻度も話す頻度も減っていって…しまいには恋人関係に終止符を打ったり、いつのまにか自然消滅してしまったり。遠距離恋愛はそんな結末になってしまうことも少なくないのが事実。

物理的になかなか会えないことが原因で、恋人との関係に亀裂が入ってしまわないか不安に思う声は、男女ともに最も多いことが判明。疎遠にならずに遠距離恋愛を上手く続けていくには、お互いの家への訪問や旅行など、ふたりで頻度を決めて「定期的に会う」ことを定着させる必要がありそう。

◆会うための交通費等の経済的な負担

電車や車で往復数千円で行けるならまだしも、新幹線や飛行機で行く距離となれば、一回の交通費で往復数万円かかってしまうこともありますよね。大切な恋人に会うためだと解っていても、お金の問題は現実的に考えて負担が大きいもの。「交通費」と「恋人に会いたい気持ち」を天秤にかけて会いに行くことを少しためらってしまい、そんな自分が嫌になる…という人もいるのではないでしょうか。

どちらかが会いに行くときには恋人に予算を共有し、平等な出費にすることが大事。もし経済的に苦しいようであれば、同棲や結婚をする道などを検討してみる方法もあります。

◆相手の浮気

恋人を信じていても、心の中ではどうしても「恋人の周りにいる人たち」のことが気になってしまうもの。そして、連絡の頻度が減ったり、対応が素っ気なくなったり、久しぶりに会って身なりが変わっていたりすると、「もしかして…」なんて浮気を疑う気持ちが芽生えてしまうのも無理はありません。

もし何も前触れがないのに常に浮気をされていないか気にしているとすれば、自分自身が精神的に辛いはず。趣味を楽しんでみたり、仕事のスキルアップを目指したり、恋人に執着しない生活を満喫して、不安な気持ちを紛らわせてみるのも手。

◆自分の浮気

恋人に会えない寂しさや不満を他人で穴埋めしてしまうケースや、「バレないからいいか」と他の異性にスキンシップを求めてしまうケースなど、いつか自分の欲が制御できなくなり浮気に走ってしまわないかと心配に思う人もいるよう。

もし別の人への恋心が確信に変わったとしたら、二股はどちらの相手にも失礼なので、すぐに決着をつけないといけませんね。

◆コミュニケーション頻度が低下することによる疎遠

遠距離恋愛では物理的に距離が離れている分、心理的な距離も離れがち。そして実際に、遠距離恋愛が上手くいかない原因として「コミュニケーションや愛情表現の不足」が第一に挙げられることが多いんです。

なかなか会えないときは、お互いが連絡を取ることを意識する必要があります。どちらかが忙しさやタイミングなどを理由に、電話を拒んだりメッセージを返さないことが頻繁にある場合、関係が崩れる危険信号。かと言って、連絡の強要から束縛気味にならないようにも気をつけなければなりません。自分にとって心地よい連絡の頻度をあらかじめ伝えておくと◎。

◆相手との将来(結婚)が見通せないことへの不安

少数派でしたが、遠距離のままでは恋人との将来が見えず不安に思う人もいました。

1年後、数年後、どんな生活をしていきたいのか、自分が希望するライフプランを恋人に共有し、同棲や結婚などへのタイミングを見極めることがポイント。先が見えにくい遠距離恋愛は、将来についての正直な考えをこまめに話し合うことが大事でしょう。

遠距離恋愛中の恋人との関係性、今後どうなりそう?

最後に、現在遠距離恋愛中との回答者61人に、恋人との関係性は今後どうなりそうか教えてもらいました。
全体で最も多かったのは「この先の関係性がどうなるかはわからない」で、とくに女性の割合が高い傾向に。また「このまま良好なお付き合いが維持できそうだ」との回答は、男性の割合が目立つ結果になりました。ここから読み取れることのひとつとして、遠距離恋愛に関して男性よりも女性の方が、恋人との今後の関係性により慎重であることが考えられます。

そして「おそらくお付き合いが終わってしまうかもしれない」や「もうすぐ関係性が終わりそうだ」との回答は少数派。多くの人が遠距離恋愛をネガティブに考えすぎず、上手く続けようという気持ちを大事にしているのでしょう。愛し合っている証拠でもありますね♡


遠距離恋愛はたしかにハードルが高く思われがちですが、なかなか会えない分、会えたときに幸せをより感じられる、ひとりの時間も大切にできるなどメリットもあるはず。まわりに遠距離恋愛を乗り越えて次のライフステージへ進んだ人がいたら、差支えのない範囲で話を聞いてみると、自分のライフプランの見通しが立つ可能性もありそう。ぜひ参考のひとつにしてみてください♡(Mai)

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