【窪塚愛流】堂々たる風格とピュアなまなざし、矛盾をきらめきに変える表現者
類まれなプロポーションと雰囲気のある表情で映像&ファッション業界を魅了する窪塚愛流さん。ひとたび話せば人懐っこくチャーミングな一面も♡ 今注目の若手俳優のまだ知らない〝顔〟に迫ります!
窪塚愛流は全力青年
常にすべてのことに対して全力です。どんなに疲れた日でも「幸せだな」と感じられるくらい美味しい夜ごはんを食べたい! ある日の仕事帰りに友達とラーメン屋に行ったとき、ずっとおしゃべりに夢中だったのですが、いざラーメンと餃子が運ばれてきてからは無言(笑)。感謝を込めて食べ尽くしました。
休日は現実から抜け出す!
休日は配信ドラマや映画を観たり、家で友達と過ごしたり。勉強のために作品を観ているという感覚はなくて、人生を楽しむために欠かせないものです。SFやコメディ映画など、〝当たり前”からはみ出した世界観が特に好き。ぶっ飛んでいればぶっ飛んでいるほど楽しい!
妹とのメールが日々の癒やし♡
妹から急にメールが届いて…。一緒に暮らしていたときの妹はまだ本当に小さくてスマホで文字も打てなかったので、最初は嘘だと思ったのですが、母から本当だよと言われてもう「僕の妹かわいすぎない!?」と(笑)。それからほとんど毎日、その日にあったことを連絡し合っていて、いつも癒やされています!
ひとつひとつのお仕事を心と体で乗り越えて、もっと上へ!
今までの自分の芝居を振り返ると、伝えたいことがたくさんあっていつも肩に力が入りすぎていたなと思います。主演映画『ハピネス』では撮影中、自分なりに主人公の気持ちを顔や声で精一杯伝えようとしていたつもりでした。でもいざ画面に映る自分を観たら、力みすぎて意図したことが裏目に出てしまい…。強い感情を的確に芝居に落とし込んでいる他の出演者の方々との実力差も目の当たりにし、このままではダメだと思いました。だからといって、直感だけで芝居をするにはまだまだ技術が足りない。考えに考えて、8月公開の映画『恋を知らない僕たちは』では「お芝居で生まれた感情を調整して、出しすぎない」ことを意識しました。
僕が演じた直彦は、真面目で友情も恋も大切にする男子高校生。彼ならこんな気持ちでこんな動きや表情、発声をするはずだという人物像を、自然体でもできるくらい自分の中に叩き込みました。芝居で説明しようとせず、自然な立ち回りで伝えるという感覚をつかめた気がしています。そのおかげか、完成した映画を観たとき、観客としても自分の芝居がスッと入ってくる感覚があって。いつも自分が出ているシーンを観るときは反省点ばかりを見つけてしまって、数分のシーンが何時間にも感じられるのですが…今回は目標にしていた芝居に近づけたことや、作品自体の疾走感ある展開も相まって110分があっという間でした。
『恋を知らない僕たちは』は、紙をめくったらすぐに新しいシーンが現れる漫画みたいに、ポンポンと物語が繰り広げられていくキャッチーでキラキラとした作品。出演者もみんな、キラキラな人たちです!(笑) メインキャスト6人の中では僕が最年少なのですが、役ではみんな同級生。撮影期間中はみんなで食事に行くなどたくさんコミュニケーションを取っていたので、撮影現場も高校の教室のような活気があふれていました。
9月には、舞台『ボクの穴、彼の穴。W』に挑戦します。初舞台でしかもふたり芝居なので、引き続きチーム感を大切にしていけたらと思います。今は俳優として、とにかく自分を追い込んでいく時期。普段の生活そしてお仕事において自分の中で課題や目標をはっきりさせて臨むようにし、何に対してもひとつひとつ目標を掲げて、乗り越えていきたいです。そしてこれからも心と体を使って精一杯お芝居をし、それを観てくださる方々に様々な気持ちを届けていけたらと思っています。是非注目していてください!
今回のシチュエーションは…
文化系な彼の意外な休日
日曜日の夕方、彼に連れられレコードバーへ。正直普段はちょっとさえないけど、休日はこんなにイケ散らかしてるの!? 心臓に悪いので、私以外の人には内緒にするよう約束しました。
Birthday:2003.10.3
Height:182cm
2018年、映画『泣き虫しょったんの奇跡』でスクリーンデビュー。俳優として多くのドラマや映画に出演しながら、抜群のスタイルでモデルとしても活動中。9月からは自身初舞台『ボクの穴、彼の穴。W』が上演。
高校2年の英二(大西流星)と直彦(窪塚愛流)は、中学からの親友同士。英二は幼馴染の泉(莉子)に密かな想いを寄せるが、泉は直彦とつきあっていた。さらに、泉と同じクラスの小春(齊藤なぎさ)は直彦に心を奪われ、瑞穂(志田彩良)は英二を意識し始め、太一(猪狩蒼弥)は瑞穂を一途に想い続ける。片想いが交錯する6人の恋の行方は…!?
©水野美波/集英社
©2024「恋を知らない僕たちは」製作委員会
撮影/Junghyun Kim(TRON) スタイリスト/上野健太郎 ヘア&メイク/小嶋克佳(TRON) 撮影協力/田端桃香 構成/川口里那 WEB構成/久保 葵