もし「人生最後の日」が来るなら、何して過ごす?男女100人が選ぶ1位は…

「もし人生最後の日がくるとしたら、あなたは何をして過ごしますか?」…そんな質問を耳にすること、ありませんか。

家族や恋人と一緒に変わらぬ日常を過ごす。今までやってみたかったことに挑戦してみる。食べたいものをとことん食べまくる。これまでの人生を振り返る。などなど。この質問から、その人が何を最も大切にしているのかが見えてくるでしょう。

今回は、株式会社レビューが運営する暮らしに役立つ情報メディア「さぶろぐ」が男女100人を対象におこなったアンケートをもとに、人生のラストデイに何をしたいか調査。読者のみなさんも自分の考えと照らし合わせてみて。


【調査】人生のラストデイ、何をしたい?

男女100人に「人生最後の日に何をして過ごしたいか」を質問した結果がこちら。

1位:家族と過ごす

「家族が好きで、迷惑もかけたので、自分の言葉で感謝の気持ちを伝えたい」
「人生最後の日には、やはり家族としんみりと過ごすことが一番望ましいと思っている」
「最後は自分にとって一番大事な人といたいので、家族水入らずで過ごしたい」

最後はやっぱり家族との時間を過ごしたい。家族に感謝を伝えたい。そう考える人は4割以上におよび、最多となりました。「ありがとう」という言葉は、家族のように近い存在であるほど恥ずかしく感じてしまって、生活の中でなかなか言えないもの。今までそばにいてくれたこと、困難を一緒に乗り越えてくれたこと、幸せをくれたこと…思い出を振り返りながらゆったりとした時間を過ごしたい人は多いようです。

2位:やりたいことをする

「もうどうにもならないということがわかっているのなら、悔いのないように生きたいと思う」
「とにかく時間が許す限り好きなことをしまくりたい。食べる、飲む、寝るなど」
「人生が終わりになるなら、自分の趣味を満喫したいと思う」

終わりがくるのなら、悔いのないようやりたいことを全力でやりたい。そんな意見も多数派に。好きなものを思う存分食べる、寝たいだけ寝る、趣味の時間をたっぷりとる…どれもいいですね。仕事や家事などで忙しい人は、「自分がやりたいことはいつも後回しだから、せめて最後くらいは人生満喫したい!」とも思うはず。

3位:何もしない

「何をやろうにも落ち着かないと思う。やりたくてやれなかったことをするにも、その日1日で準備ができるかわからない。感謝を伝えてもあんまり意味はなさそう。生きるために何か考えて、どうにもならなかったらもったいないので何もしない」
「何もしないで、人生の振り返りをすると思う。最初の記憶や一番楽しかったこと、悔しかったこと。そんなことをぼーっとしながら考える」
「次の日のこと、将来のことを考えなくて良いので、ボーっとして過ごすと思う」

何もしないという意見も上位にランクイン。たしかに、突然「最後の日です」と言われたとしたら、咄嗟に何らかの行動を起こせるかわからない気もします。不安や焦りなどいろんな感情が頭の中をかけめぐった結果、ぼーっとして過ごすことを選ぶ可能性もありそう?
特別何かをするわけでなく、「起きて、食べて、お風呂に入って、寝る」といういつもどおりの時間を過ごすのも素敵ですよね。

4位:好きな物をお腹いっぱい食べる

「最後の日ということであれば、できる限り三大欲求を満たしたいと思う」
「食は自分にとっての最大欲求で、いつも体型維持を気にしながら食べているので、最後はなにも気にせず食べまくりたい」
「人間の欲望の一つである食欲を満たせるだけ満たしたい」

量を気にせず、たらふくごちそうを食べたいという意見も。美味しいものを食べているときって、本当に幸せですよね…。人生一の好物を食べたり、ずっと行きたかった高級レストランでお腹を満たしたり。親の手料理を食べたいという人もいそう。みなさん、「最後の晩餐」には何が食べたいですか?

5位:好きな人と過ごす

「最後は一番好きな人と一緒に過ごして色々なことで楽しみたいと思う」
「最後まで好きな人・大切な人とスキンシップしながら一緒に過ごしたい」
「パートナーに一番そばにいてほしい。家族より近い存在だから」

家族と一緒に過ごしたいという意見が1位でしたが、好きな人と過ごしたい意見も5位にランクイン。恋人と触れ合いながら幸せを感じることができたら、恐怖や悲観的な気持ちも少し和らぎそう。

6位:お世話になった人に感謝を伝える

「いつも感謝する気持ちは忘れずにはいるけれど、言葉に出してしっかり伝えておきたい」
「今日が本当に最後の日だと決まっていて、それを変えることができないならば、もうあらがうことはせずにお世話になった人、ひとりひとりにお手紙を書きたい。自分の中のけじめの意味もあるし、いなくなったあと私のことを覚えていてほしいから」
「とにかく自分のためではなく他人のことを考えて、感謝の気持ちでいっぱいになること」

家族のほかにも、友人や親戚、自分の人生の転機に関わった人など…「お世話になった人」ってすごく多いものですよね。感謝を言葉でしっかり伝える、ひとりひとりに手紙を書く、他人のことを考えて感謝の気持ちでいっぱいになる。そんな、周りの人のために残された時間を使う意見もうかがえました。

7位:生き延びるために最善を尽くす

「生きている最後の一瞬まであきらめずにいたい。たとえそれが悪あがきに過ぎなくても」
「栄養をチャージしたり薬を飲んだりマシンを用いたりするだけではなく、スピリチュアルな力も借りて奇跡を起こそうと努力する」
「自分一人で変えられるとは思わないが、何か方法があるはずと信じてひたすら終末回避の方法を探す」

奇跡が起こることを願って自分ができることをしたり、回避方法を探したり。そして中には、スピリチュアルな力を借りて奇跡を起こそうとする意見も…! 最後まで諦めない心をもつ人は、今までもきっと、後悔のないよう全力で生きてきた人。絶望的な気持ちで過ごすよりも、自分を信じて何らかのアクションを起こしたほうが、奇跡を呼びやすいはずです。

 


今回「人生最後の日」について考えてみたことで、日々の何気ない生活に対してありがたみを感じることができた方もいらっしゃると思います。そして、人生最後にどんな選択をするにしても、その瞬間に悔いがなければ、それがその人にとって最良の日だったといえるのではないでしょうか。(Mai)

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