【実食レポ】興味本位で1,296円の高級そうめん買ってみたら、「ちょっとしたプレゼント」に最高だった

「ちょっとした1,000円くらいのプレゼント」を持っていきたい機会って結構ありませんか? 

たとえば「会う前後1か月以内くらいに誕生日がある子と会うとき」とか「お礼にちょっと添えたい」とか、相手にあんまり気を遣わせない範囲で何か贈りたい、そんなとき。

候補としてあるあるなのはこのあたり。

お菓子(超頻出):嬉しいけど、ダイエット中のときは食べきれず賞味期限間近まで食べるのを先延ばししたあげく「やばい、もったいないけどこの量は無理」と試しに冷凍しがち
ハンカチ:あってもあっても嬉しいけど、すでにかなりの量がある
ハンドクリーム:みんなもらいがちなので千手観音じゃないと使いきれないくらいある

というわけで、

・できれば消え物
・あまり好き嫌いがない
・ダイエット的にもそんなに問題ない

このあたりの条件を満たすものを常に探しているのですが、ふと入ったAKOMEYA TOKYOで「これが最適解では?」というものを発見しました。
こちらです!!!

揖保乃糸(特級) ¥1,296(税込)

お中元&夏の食卓で定番中の定番・そうめんですが、洒落たシルバーっぽい筒に入っていて素敵。
「消え物、好き嫌いがない、ダイエット的にもそんなに問題ない」を満たしつつ「1,000円のそうめん、絶対に自分では買わない」「でもめちゃくちゃ気になる」「大多数の人はそうめんはいつか食べる」という完全無欠のプレゼント向き。


「これだ!」と思ってあげてみたところ、後日あげた方から食レポが届きました。

「いつものそうめんと食べ比べしましたが、全然違いました。柔らかくて上品です。優しささえ感じる食感です」

と、あまりに気になる感想です。そもそも、1,000円くらいのプレゼントで「美味しかったー!」以外の詳細な食レポもらうことってそんなになくないですか?

…。
…自分であげておきながらなんだけど、1,296円のそうめん、気になりすぎん?
……誰かくれませんか?

しかし偶然誰かがくれることを待っていても、手元に来る確率がそこまで高くなさそうなので、「ええい自分で買ってしまえ」ということで、勇気を出して買いました。


いらっしゃい、揖保乃糸【特級】(1,296円)!! 人生で買ったそうめんの中で圧倒的にいちばん高いです。近所のスーパーで売ってるそうめんって6束で198円とかじゃないですか? 文字通り桁違い。普段、スーパーでもうちょっと普通の揖保乃糸(印象的に300〜400円くらい)買うのも思いとどまる高級そうめんだというのに、いきなり飛び越して特級いってしまいました。

筒を開けるとみっちみちにそうめんが入っています。50g×6束。ということは1束216円。あれ、結構勇気のいる買い物だったわりには、感じる豪華感に対してリーズナブルなのでは…?
(とはいえ、いつも食べるそうめんの相場と比べるとスーパーリッチな価格)

ゆで時間は普通に2分。ゆであげて水でしめているときに指に絡みつく感触で「なんか、この麺、いつものと違うぞ」とすでに感じる。すごいぞ高級そうめん。

普段、そうめんは具沢山で食べるのが好きなんですが、今回は麺そのものの美味しさを引き立てるため、シンプルにめんつゆでいただきます!!

普段そうめん食べるときはもう少し適当に盛るのに、なんとなく手持ちの皿の中でいちばん高そうに見える皿に盛ってみました


というわけで、いざ実食!!

行きます。

…シンプルに美味い。

食レポをもらった通り「優しくて上品」。けれど口に入れると1本1本確かな麺のしっかりした存在感。歯応えがあるという表現だとちょっと違うのですが、なんというか、強さと優しさを両立しております。人生で初めて麺類に「強さと優しさ」という言葉を同時に使いました。
確かにいつも食べているものとは別格…。さすが、特級。脳内でCMの「そうめんやっぱり揖保乃糸〜♪」が流れます。

ちなみに公式サイトによると、「(特級の)製造は組合が選抜指定した熟練製造者に限定されています」とのこと。すごいぞ。
しかし、実は「三神」という、「数軒の熟練した製造者にしかつくれない」、特級をさらに上回るそうめんが存在するそうで、めちゃくちゃ気になります。
が、そちらはどれだけ調べても最安値で3,000円くらいしそうです。さすがに3,000円のそうめんを自分用に買う勇気は出ません。私に3,000円くらいの何かをあげたいと思っている方、もしいらっしゃいましたら揖保乃糸の「三神」をよろしくお願いします。

 

いや、こちら、心底おすすめです。最近買った1,000円台で買えるものの中で、ぶっちぎりで豪華な気持ちになれました。この夏はプチプレゼントに迷ったらそうめんを贈りあいましょう。

ちなみに、このパッケージじゃなければ、実はもう少し安いものも後から発見。自分用ならそちらでも問題なさそうなので、一度食べてみてください。プレゼント用ならこのパッケージがダントツでかわいい気がします。わたくしは自分用にこのパッケージを買ってしまいましたが、今後そうめん買ったら、この筒に入れて保管しておいたら美味しく感じそうな気がしてなりません。せっかくなので、プラシーボ(?)効果を発揮させまくって、しっかり元を取っていこうかと思います。

 

▼ところで、そうめんとひやむぎの違い、知ってますか?

構成/後藤香織