お尻が上がる!?「ルルレモン」のレギンスを買ってみた
大晦日にお邪魔します。ファッションが大好きなのにファッションに保守的なファッションライターYです。普段から、服を選ぶときは人の目が気になって、無難なものばかりを手に取る私。そんな私の2023年冒険アイテムといえば、まさかまさかの“外スパッツ(=街着としてレギンスをはくこと)”です。
レギンスコーデはハードルが高い説
モデルをしている友人から、レギンス(私はスパッツと呼んでしまう)は子ども絡みの送迎や公園遊び、犬の散歩、近所の買い物など、ジム以外でも履いてるよ~カジュアルコーデのボトムに便利だよ~楽チンでおしゃれに見えるよ~と猛プッシュされたのが今年(2023)の春。しかし、自意識過剰の私は、「○○ちゃんとは体型が違うから」「私が外でスパッツをはいたらみんなに見られる」と、検討する余地もなく即却下。白のBIGシャツにスパッツ、ざっくりニットにスパッツと、確かに彼女のスパッツ姿はとてもおしゃれでかわいかったけど、それは別世界にいる人だから…。私の場合、ジムでスパッツ(プチプラ)をはくことはあっても、普段着用のスパッツを試すことなく春は過ぎていきました。
■普段着×レギンスがやっぱり気になる
そして季節は夏。カナダ在住の友人とまたも外スパッツの話に。「カナダの人はヨガ以外でもルルレモンをはいてるよ~なんではかないの?」と疑問を投げかけられ、「なんでって…スパッツじゃん。ピタピタじゃん」と答えた私(回答になっているようでなっていない)。しかし、B〇ACK P〇NKのJちゃんや韓国アイドルのレギンス姿を見ているうちに(憧れの対象が身の程知らず、ということは一度無視)、私もやっぱりはいてみたい…と憧れが強まっていき…。
いざ、ルルレモンの路面店へ
ある日、モデル友達に勧められたルルレモンのショップへ行ってみることに。カナダ発祥のルルレモンはヨガウェアなどトレーニングアイテムが人気のブランド。早速、六本木ヒルズの直営店で、スパッツ丸出しコーデ(トップス短め)の店員さんに接触。ルルレモン初心者であることを伝えて、推しの2本を試着してみると…。
■アラインパンツのアジアフィットをGET!
試着の感想は、のびる!やわらかい!締め付けがない! という超々ソフトな着心地。生地の伸縮性がこれまで体験したことのない伸び方で、はいてるだけで気持ちがいい。試着室で屈伸したり後ろ姿をチェックして…最終的にアラインハイライズパンツ・アジアフィットのブラックに決めました。値札を見ると12,000円程とこれまでのスパッツ相場では考えられないプライスでしたが(商品開発に時間をかけて生産しているからだそう)、高額レギンスなら私をJちゃんにしてくれるかも、と淡すぎる期待を胸に、ついに“ちょといいレギンス”を手に入れました。
祝・スパッツ女子の公園デビュー♡
まずは、自宅でスパッツ生活(炊事洗濯、座りっぱなしのデスクワークなど)を開始。そもそも楽ちんボトムの最たるものではあるけれど、ルルレモンはそれ以上というか、レギンスであってレギンスでないというか…何もはいてないときより、これをはいているほうが断然ラク! ゆるゆるズボンでは得られない心地よいフィット感があり、レギンスをはくことで明らかに脚が動かしやすく、可動域が広がる感覚も。勢いに乗った私は、犬の散歩コーデとして公園デビュー(トップスはもちろんお尻が隠れる長めTシャツ)。すれ違う人、公園でくつろぐ人がみんな私を見ているような(誰も見てない)気恥ずかしさを体験するも、次第に外スパッツに慣れていき、数日後にはなにも気にならなくなりました(むしろ闊歩)。
はき慣れるほど歩行がスムーズになって、いつもより軽やかに脚が前に出るイメージ(個人の感想)。しかも、脚や太ももが細く見えたり、ヒップが確実に上がって小尻に見えたり(個人の感想②)、すっかり気を良くした私です。
ジムで着ていた2,900円のスパッツも、動きやすくてすぐに乾いて私にとっては充分に快適。では、プチプラ4着分相当のルルレモンは何が違うのか、そこにフォーカスすると、着脱のスムーズさ、のびやかな素材、肌触りのよさ、食い込まないウエスト(お腹)のおさまり、小尻感が挙げられて、あーーーこの微差が1万円の仕事なのねぇと、その良さを実感。プチプラのコスパもLOVEですが、“ちょっといいスパッツ”を買って後悔はしていません。
■街中でスパッツをはいてみたら…
そしてスパッツ散歩@公園が定着した頃、CanCam編集部のKさんがスーパーにもレギンスで行っている、という情報をキャッチ。ルルレモンのレギンスはすごい!痩せて見える!街で着ても大丈夫!と、身近なルル仲間に背中を押されて、私も街着デビューを果たすことに。
季節の移り変わりとともにトップスをゆるスエットやBIGニットに切り替えて、私はスパッツ女子としてついに新しいステージへ。ワンマイルコーデにスパッツを取り入れる、という半年前の私には考えられなかった超冒険ファッションが今や日常着になりました。世界的スター・Jちゃんにはなれなかったけど(目指すことが無謀)、外スパッツのおかげで、チャリを漕ぐのも、スーパーの往復も、駅の階段も、旅の移動も…めちゃくちゃラク。しかも鏡やウィンドウに自分が映るたび、なぜだかちょっぴりアガるんです。たかがスパッツ、されどスパッツ。なんか、堂々と生きてる感じというか(大げさ)、海外セレブの空港ファッション気分(図々しい)というか、ストイックな生活をしているような錯覚まで起こしてしまう…この1枚の功績はすごい。
ルルレモンで2着目のスパッツを購入
すっかりその気(スパッツ似合ってるテイ)になった私は、ルルレモンで2着目を入手。スニーカー合わせがしやすい&電車も乗れるフレアタイプを買ってみました。感想としては、合わせる靴下に気を遣わなくてはいけないけれど、裾がすぼまっているほう(一本目)が私は好き! フレアタイプは、スポーティなフィットネス感よりダンサー感が強まる気がして…残念ながら出番は少な目。こちらは夏のサンダルシーズンに再登場させる予定です。
■洗い替えに韓国ブランド「アンダール」を購入!
都内の生活で毎日はくことはないものの、ジムや旅先に欠かせなくなった“ちょっといいスパッツ”。洗い替えが欲しいけど3枚目を買う予算はないので、評判を聞いた韓国ブランド・アンダール(9分丈)のものを買ってみました!
価格は¥4,000ほど。今のところ高級スパッツと遜色ない快適なはき心地。ルルレモンと比べると、アンダールのほうが生地が厚め。はいていないような感覚なのにサポート力のあるルルレモン(さすが!)に対して、アンダールはしっかりと下半身を包み込んでいる感じがあります(きつさはない!)。はいてない感にこだわらない人は、アンダールも試す価値あり!
冬はパンツやスカートのインナーとしても使えるレギンス。裏起毛タイプなど、冬向けのモデルもあるので、デイリーにレギンスをはいてみたいかも、と思った方は試してみてくださいね。ピタピタスパッツをはくだけでヒップも気分もアガるかもしれません(笑)。
あわせて読みたい