夏冷えむくみって？原因とむくみのサイン、改善方法は？

体重は同じでも身体がむくんでいると太って見えますよね。マッサージをしたり水分をとったりして自分なりにむくみ対策をしているつもりでも、なんだかむくみやすいなと感じている人もいるのではないでしょうか？ 実はそれ、夏冷えむくみが原因かも。夏は暑いから血流や代謝がよく、むくまないと思っていたら大間違い！ 実は、夏も冷えやむくみが起こりやすく、深刻な事態になりやすいんだとか。今回は夏に起こりやすいむくみの原因や見分け方、対策をご紹介します！

教えてくれたのは、石原新菜先生

「夏冷えむくみ」の大きな原因

１．冷房の冷え

そもそもむくみは、体のめぐりが悪いことが原因で起こります。つまり、血流やリンパの流れが悪いと、むくみにつながるということです。しかも、夏はめぐりが悪くなる要因が揃っていますが、そのひとつが冷房！ 近年は地球温暖化の影響で、冷房をつけっぱなしにしている方も多いですよね。熱中症対策のために仕方のないことですが、極端に寒い温度にすると身体の血流が悪くなり、むくんでしまいます。

２．水分の摂りすぎもむくみに繋がる

同じく熱中症対策として水分もたくさん摂るという方も多いと思います。実はこれもむくみの原因に。もちろん喉が渇く前に水分補給することは大切ですが、屋外や暑い室内で活動をしている場合でなければ、極端に水分を多めに摂らなくても問題はないそう。冷房が効きすぎる寒いオフィスにいるのに、熱中症予防のためにと水分を多く摂っていませんか？ 日中、冷房がかかった環境にいる方は、水分を多めに摂るとむくみの原因につながるようです。

３．運動不足や筋肉不足もむくみの原因、座りっぱなしに注意！

危険な暑さが続くと、外に出るのが億劫になってしまいますよね。もちろん、猛暑の中、外で運動するのは危険。ただ、動かなさすぎるのもむくみの原因に。例えば、オフィスで座りっぱなしの女性は、脚がむくみやすくなります。筋肉はリンパや毛細血管のポンプの役割を果たしているため、筋力を動かさないとポンプの役割が弱くなり、体液循環の働きを低下させます。女性がむくみやすいのは、男性に比べて筋力が弱いということから。心臓から遠いところほど、冷えやすく、むくみやすくなっています。そして、水分は重力によって下に落ち、足首が見えない象のような脚
をつくってしまうのです。

むくみのサインは？

この脚の太さは脂肪なのか、むくみなのか、判断に悩むこともあるかもしれません。その見極めは、サンダルを脱いだときにわかるんだとか。サンダルを脱いだときの脚を見て、サンダルのあとがくっきりついていたら脚がむくんでいる証拠です。靴下のあとも同様。また、脚のすねの部分を指で押して、指のあとが残っていたらむくんでいます。

むくみ解消のポイントは「めぐり」

むくみを解消するポイントは「めぐり」を改善する運動と足湯で、体全体のめぐりを整えること。その効果的な方法はコチラ！

１．軽い運動

軽い運動は、オフィスや自宅でできるカンタンなスクワットやかかとあげ運動でOK。できるタイミングに30回程度行うといいでしょう。仕事の合間でもできそう！

２．足湯

全身湯船に浸かることはもちろんいいのですが、それが難しけれは足湯もおすすめ。足湯は心地いい温度で、身体全体がぽかぽかするくらいまで温まって。リラックス効果もあるのでお勧めです。

食生活にむくみを改善する食材をプラスして

食生活にむくみを改善する食材をプラスするのも、夏冷えむくみに効果的です。オススメなのはレモンとショウガです。レモンはむくみを改善する働きがあるへスペリジンを含んでいます。皮に多く含まれるので、皮ごと使うことがポイント。顔むくみが気になる人は夜寝る前に、足むくみが気になる人は朝〜お昼頃に取り入れると良いでしょう！

むくみ改善には炭酸水で水分補給を

水分を摂る場合は炭酸水がむくみ改善におすすめ。炭酸は血管を拡張し血行促進に働き、体のめぐりをよくしてくれます。更に、「レモンの皮」や「丸ごと冷凍したレモン」のすりおろし(冷凍すると果汁も皮も一緒にすりおろせます)を入れることで効果が高まります。お好みの方法で試してみて♡

熱中症対策もしつつ、軽い運動でむくみ改善を

むくみを気にして冷房を使用しなかったり、水分を摂らなかったりするのは絶対にNG！ 暑さ対策をしつつ、軽い運動や炭酸水、足湯などを活用してむくみ知らずなボディを目指しましょう♡