社会人ファッションで失敗した経験ってある…?
もうすぐ4月ということで、この春から社会人デビューの人も多いのではないでしょうか? 社会人といえば「オフィスカジュアル」というワードが浮かぶ人も多いはず。確かに私服とはいえども、学生時代のように何でもありというわけにはいきませんよね。自由とある程度のマナー、そして動きやすさ…。このバランスがなかなか難しいものです。
そこで今回は、オンライン・クローゼットアプリ「XZ(クローゼット)」を運営する株式会社STANDING OVATIONが、私服(オフィスカジュアルなど)でオフィスに通っている、社会人3年目以下の女性会社員110名を対象に 行ったアンケートを元に「社会人ファッションの実態」をご紹介します。これからの新生活で失敗しないためにも、さっそく見ていきましょう。
社会人ファッションデビュー、約8割が「不安があった」
まずはじめに、「社会人ファッションデビューする際、オフィスでのファッションに関して不安や悩みがありましたか? 」と聞いてみました。結果はこちら。
「非常にあった」が31.9%、「ややあった」が51.8%という結果に。なんと83.7%がオフィスファッションに不安を抱いた経験があることが分かりました。やはり、社会人になりたての頃は自身の服装に自信が持てなかった人が多いようですね。次は、具体的な悩みを見てみましょう。
オフィスファッションの悩み、No.1は「他の人のファッションが分からない」
多くの人がオフィスでの服装に悩んだことがあるようです。では、具体的にどのようなことに悩んだのでしょうか。次は、先ほど「非常にあった」「ややあった」と回答した人に、「オフィスのファッションに関する不安や悩みを具体的に教えてください。」と聞いてみました。結果はこちら。
最も多かったのは「他の人がどんなファッションなのか分からない」で75.0%という結果に。続いて「自分のファッションが会社で浮かないか不安」が57.6%となっています。印象は最初が肝心とよく言われるように、周りの目が気になって悩んだという人が多い模様。
他、「どのくらいの色味まで取り入れてよいか分からない」も46.7%と多く、また「準備するコーディネートの数」「アイテムの価格」「温度調節」に悩む人も少なからずいました。確かに、ファッションは個性ではあるものの、オフィスとなると色味も気にしてしまいますよね。毎日のことになると出費も気になるところ。難しいですね…。
ちなみに、上記の選択肢以外に「服装に関する不安や悩みがあれば教えてください。」と聞いてみると、次のような声が寄せられました。いくつかご紹介します。
【オフィスファッションに関する不安や悩み】
・コーディネートを考えるのが面倒。(24歳)
・着たことがないから組み合わせが分からない。(25歳)
・また同じ服を着ていると思われないか心配。(23歳)
・どこまでのカジュアルが許されるか分からない。スカートの丈や柄物が良いのかなど。(24歳)
・ガウチョやロングスカートなどはオフィスカジュアルに入るのか、着ていって良いものなのか不安。(25歳)
・自分に似合っているかどうかよく分からない。(23歳)
・オフィス用の服を買うお金がない(お金をかけたくない)。(23歳)
「そもそもオフィスカジュアルに適するアイテムって何? 」ということに疑問を抱いている人が多いようです。細かい定義がないからこその難しい問題ですよね。最初はとにかくシンプルで、先輩の様子を見ながら徐々に幅を広げていくのが無難なのかもしれません。次は、オフィスファッションで悩んだアイテムについて見てみましょう。
最も悩んだアイテム、No.1は「トップス」
オフィスカジュアルの許容範囲に悩んでいる人が多いことが分かりました。ということで、ここでは、最初の質問で「非常にあった」「ややあった」と回答した人に、「社会人ファッションデビューする際、オフィスでのファッションに関して最も悩んだアイテムは何ですか? 」と聞いてみました。結果はこちら。
「トップス」が46.8%で最も多く、続いて「ボトムス」が29.3%という結果に。7割以上がトップスかボトムスというメインアイテムに悩んだようです。確かに、着回ししたいものの、上手く組み合わせられないというのもあるあるですよね。特に現在は、テレワークが多いために、画面に映るトップスの方が数が必要という人も多いのでは? 数のバランスに悩む人も多そうです。
次は、オフィスファッションの失敗談を見てみましょう。
4割以上が「オフィスファッションで失敗を経験」
悩みがちなアイテムの傾向も見えてきましたね。次は「オフィスでのファッションについて、失敗した経験がありますか? 」と聞いてみました。結果はこちら。
「よくある」が3.6%、「何度かある」が29.1%、「一度だけある」が10.9%という結果に。4割以上の人が1回以上は失敗経験があるようです。
ということで、「よくある」「何度かある」「一度だけある」と回答した人に「オフィスでのファッションについて、どのような失敗をしましたか? 」と具体的に聞いてみました。結果はこちら。
「歩きにくい靴を履いて足が傷だらけになった」が31.2%と最も多く、続いて「組み合わせを考えずアイテムを買ってコーディネートに困った」が29.2%、「胸元があきすぎてずっと気になった」が25.0%と並んでいます。なんと、先ほど悩んだアイテムとして多かったトップスやボトムスとは違って靴に関する失敗に最も多くの票が集まりました。オフィスカジュアル定番のパンプスですが、自分の足に合っているかどうか、疲れにくく動きやすいかどうかなど、事前によくチェックしてから購入する必要がありそう。
また「地味になりすぎて垢抜けないコーディネートになってしまった」や「スカート丈が短過ぎて怒られた」という人も少なからずおり、バランスに悩んだ人も多いことが伺えます。
ちなみに、上記の選択肢以外に「オフィスでの服装について、失敗があれば教えてください。」と聞いてみたところ、次のような声が寄せられました。いくつかご紹介します。
【オフィスファッションの失敗談】
・雨の日にいつもはいている靴だと濡れてしまい、雨の日に履ける靴がスニーカーしかなかった。(25歳)
・ストッキングが思ったより破れやすいことを知らなかった。(25歳)
・似合わなくて着なくなってしまった。(25歳)
・組み合わせが悪くダサくなった。(25歳)
・スニーカーを履いてカジュアルすぎると注意された。(25歳)
・カジュアルすぎて浮いてしまった。(25歳)
・白い服の下着が透けていた。(23歳)
・周りにフリルが多いと注意された。(23歳)
「雨の日に履ける靴がスニーカーしかなかった」というコメントからも、靴もけっこう重要アイテムであることが分かります。また、「ストッキングが思ったより破れやすいことを知らなかった」などの恥ずかしい失敗談も。同じ失敗を繰り返さないよう、事前の準備が大切ですね。次は、オフィスファッションの情報収集について見てみましょう。
オフィスファッションの情報収集 「Instagram」が51.8%で最多
様々なオフィスファッションの失敗談が出てきましたが、できれば失敗ゼロにしたいもの。ということで、ここでは「オフィスでのファッションについて、何で情報収集をしましたか? 」と聞いてみました。結果はこちら。
最も多かったのが「Instagram」で51.8%、続いて「Web検索」が30.0%、「家族への相談」が21.8%となっています。やはり写真がメインで一目で分かるインスタを参考にしている人が最も多いようです。次は、アイテム集めの方法を見てみましょう。
6割近くが 「自分の持っている服をもとに、合うアイテムを購入」
オフィスファッションはインスタを参考にしている人が多いと分かったところで、次は「オフィスでのファッションについて、どのようにアイテムを集めましたか? 」と聞いてみました。結果はこちら。
「自分の持っている服を基に、合うアイテムを購入した」が58.2%と最も多い結果に。「ほとんど全て買い揃えた」という人も3割近くと少なからずいますが、なるべくすでに持っているものに合わせてコスパ良く揃えた人が多いようです。最後は、コーデに関するアプリについて見てみましょう。
以上「社会人ファッションの実態」を紹介しました。8割以上の女性が社会人デビューのとき、オフィスファッションに不安を抱えていたことが判明しましたね。オフィスカジュアルというワードはよく聞くものの、具体的な線引きがないために、何をもってオフィスカジュアルだと言えるのか戸惑った人が多いようです。ぜひ4月からの新生活に、参考にしてみてくださいね。(澤夏花)
情報提供元/株式会社STANDING OVATION