今のショートヘア、満足してる?プロが教える「頭型」に合わせた似合わせカット
ショートヘアに挑戦してみたいけれど、どれぐらい切るのがベストかわからなかったりいつもしっくりこない…とお悩みの人も多いのではないでしょうか。
そこで弐拾参式株式会社が全国3,000名の女性を対象に行った調査を元に「ショートヘアのお悩み」と多くの失敗ヘアをみてきたプロが伝授する「顔型ではなく頭型に合わせたヘアスタイル」をご紹介します!
ショートヘアにしたときに悩みはあった?
ショートヘアにしてみた時の悩みを聞いてみたところ、ほぼ同率で「ヘアセットが難しい」「イメージ通りの仕上がりにならなかった」を選択する人が多い結果となった。
ショートヘアは結んだり、アップスタイルができず誤魔化しの利かないヘアスタイルであるため、イメージ通りのヘアスタイルになることがヘアセットへの悩み解決にも繋がっているようです。
「その他」の回答としては、「美容室に行く回数が増えた」「顔が大きく見える」「寝ぐせ、ハネ」というショートヘアならではのお悩みが多数見られました。
「顔型」でオーダーするから失敗する!? 一番重要なのは「頭型」!
多くの人が「ショートカットを失敗された」「カットを直してほしい」と「お助けヘアサロン」として足を運ぶ人気サロン「ヘア レスキュー カプラ」のトップスタイリストである小保方一輝さんにお悩みの上位である「イメージ通りの仕上がりにならなかった」原因と、失敗ヘアにならないためのオーダー方法を聞いてみました!
「丸顔、面長など、顔型でオーダーする人がほとんどですが、髪の毛が生えているのは頭なので頭型に合わせたカットにしないと、どんなになりたいヘアスタイルでも、似合わない・スタイリングしにくいなど『失敗ヘア』となってしまいます。」小保方
頭型5パターンから、自分の骨格がどれに当てはまるのかチェック!
逆台形型
ハチ下から凹んでいく断崖絶壁タイプで、1番ショートヘアで失敗しやすい頭型。
このタイプの頭型の方は、顔型がベース型の場合が多く、重いスタイルになると真四角シルエットになってしまうのも特徴です。
- トップが無く、平らである
- ハチがかなり張っている
このタイプ人の悩み
- どこに行っても重めのボブにされてしまう
- 髪型がいつも一緒
- なかなか軽くしてもらえないが、たまに思い切り軽くしてもらった時はまとまらなくて困る
原因
- ハチ下が凹んでいるので、その部分に段を入れてしまうと跳ねてしまいまとまらなくなってしまう
- そうならないように危険回避で重くされがち。
ひょうたん型
- ハチが張っていてハチ下に窪みがある
- 前髪の横部分やサイドの中間と襟足が湿気で跳ねる
- 重いスタイルにされやすいが、本当はひし形スタイルが好き
このタイプ人の悩み
- まとまりが全体的に悪い
- 段を入れたり、軽くするとまとまらなくなる
- パーマをかけてもなぜかサイドの中間が跳ねるし、そこだけずっと残る
- トップの分け目がつきやすい
原因
- 頭に凹んでいる部分が多く少しでも癖があると髪が乱れやすい
- 頭の長さもあるために、ショートの理想の丸さをつくりにくい
- 面長の場合が多く、ひし形が理想だが頭の中間の凹みに邪魔されてしまう
丸型
- ハチの部分よりも、その下部分(耳上)が1番丸く張っている
- 髪を伸ばす途中跳ねやすい
- 帽子が似合わないorかぶりにくい
- サングラスも苦手気味
このタイプ人の悩み
- ショートにすると初めに伸びて気になるのが襟足の上の重さ
- バックトップもすぐ潰れて絶壁になる
- 丸顔なのにいつも髪型も丸くなってしまって困る
- 軽めの丸みショートやくびれショートをオーダーしても、なんだか重くなってマッシュルームカットになってしまい顔もまん丸に見えてしまう
原因
- 頭が丸いためにヘアスタイルもそのまま丸くなってしまい重くなる
- 耳後ろの骨が出っぱっているために襟足付近に重さがたまり絶壁になってしまう
細長型
若い世代に多いのがこのタイプ。日本人は基本直毛のために、頭の形がある程度四角い方がショートヘアは向いている。しかしハチのないこちらのタイプはショートにするとペタッと寂しい印象になりがち。
- ハチがなく寂しい印象に見られがち
- 顔型も面長の場合が多く前髪を厚く作れない
- 前髪とサイドが分離してしまう事が多い
このタイプ人の悩み
- もっと華やかに元気に見えたいのに野暮ったくなってしまう
- トップもしっかり分け目がついてしまって分け目が変えられない
- いつもペタッとなってしまう
原因
- ハチがないためにトップやひし形のボリュームが作りにくい
卵型
ショートで悩む事が無く、顔型が丸顔であればショートはかなり似合う。ショートカットのヘアスタイルモデルさんはこのタイプが多いので理想の形と言える。
- ハチの張り方がちょうど良く、絶壁も気にならない。(理想の頭の形)
このタイプ人の悩み
- つむじが右回転なら右のもみあげが跳ねる。左回転なら左耳後ろが跳ねる
原因
- 頭型ではなく、癖や毛流れが原因
中でも一番失敗しやすいのが「逆台形型」と「ひょうたん型」!
5パターンの中でも、特にショートヘアで失敗しやすいのが「逆台形型」と「ひょうたん型」。そこで、そんな2パターンの方の、向いているor向いていないショートと向いていないショートを自分の頭型でも似合うようにオーダーする方法をご紹介します!
逆台形型
向いているショート
外ハネボブ、レイヤーボブ、ぱっつんボブがオススメ!
跳ねやすいので外ハネにするスタイルも向いています。写真のように、トップを長めに残してハチの広がりとハネを抑えながら、襟足には軽さを出したスタイルが◎
向いていないショート
軽めのひし形ショートボブ、くびれショート、丸みショート、ベリーショートに注意! 写真のように、ハチの部分が短いと広がりやすいスタイルになってしまうので注意が必要です。
向いていないショートを攻略するには…
もともと段を入れて軽くするスタイルをしてしまうと跳ねてまとまらなくなるため、ハチ部分に長さと重さを残してもらうことがポイント。『下は跳ねやすいのでレイヤーを入れずに、ハチ上トップのみにレイヤーを入れて毛先だけ軽くして下さい』と伝えましょう!
ひょうたん型
向いているショート
ハンサムショート、 2ブロックショート、丸みショートがオススメ!
写真のように、中間の長さとフェイスラインをしっかり残しながらも、軽さを出したスタイルが◎
向いてないショート
くびれショート、軽めのひし形ショートボブに注意! 写真のように、中間にレイヤーが入る軽いスタイルだと、ひょうたんの凹みの部分が跳ねてしまうので注意が必要です。
向いていないショートを攻略するには…
逆台形型同様、ハチ部分の長さと重さを残すことがポイント。しかし逆台形型と異なり、内側とトップを軽めにしてもらうと◎『段は入れすぎないで内側とトップを少し軽めにして下さい』と伝えましょう!
「理想のショートヘアをつくるには顔型にプラスして骨格がとても重要です。どんなに顔型に合うスタイルにしようとしても、骨格のせいで理想のスタイルができなくなってしまうので、顔型と頭型を総合的に見ていく必要があります。美容師さんにオーダーする際は、ご紹介したオーダー方法にプラスして、希望のヘアスタイル写真を何枚か見せるようにしましょう。」小保方
小保方 一輝(おぼかた かずき)
JR船橋駅にあるヘアサロン「ヘア レスキュー カプラ(hair rescue kapra)」のトップスタイリスト。
ショートヘアが得意。ショートヘアのみでの指名件数は年間1,000人以上。
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自分の頭型を知って「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないお気に入りヘアに!
髪型を似合わせるためには、顔型だけではなく頭型も重要! 自分の骨格を知って、ショートヘアはもちろんそれ以外も含めた理想の髪型探しにお役立てくださいね。
情報提供元/弐拾参式株式会社