なかなか人に相談するのは難しい……それは、“デリケートゾーン”の悩み! 日頃からきちんと注意することで、そんな悩みはそもそも生まれないようにできるはずです。
『美的』9月号では、専門家の先生たちが、気を付けるべき10のことを解説してくださっています。今すぐ覚えて、今日から気をつけましょう!
【1】トイレに長居しない!
「本もスマホも持ち込み禁止。トイレに長居してもいいことはひとつもありません。便意のあるときのみで、必要以上に居座るのはやめましょう。トイレに本棚は作らないで!」(松島ランドマーククリニック 松村奈緒美院長)
【2】シートやライナーの24時間つけっ放しはNG!
「生理でもなく、尿もれもないのに、シートやライナーを24時間つけっ放しはやめましょう。接着面や吸水体はムレやかぶれ、かゆみの原因になります」(アヴェニューウィメンズクリニック 福山千代子院長)
【3】便は体の“便り”、毎日観察を!
「自分の便を見て! 便を見れば、自分の腸の消化サイクルがわかります。食べたものが72時間以内に出ていれば正常。特に繊維質や色の強いものは一目でわかります!」(松村先生)
【4】食物繊維のバランスを再考せよ
「水溶性:非水溶性=1:2」が黄金比! 非水溶性で腸内を掃除して、水溶性でくるんで排泄を促します。根菜類など固い非水溶性をたくさんとる人もいますが、水溶性も必要なのです」(松村先生)
ちなみに水溶性はきのこ類やフルーツ、海藻類、山芋、オクラ、なめこなど。非水溶性は根菜類や穀類、豆類、芋類などが該当します。
【5】自分の性器を日々観察して!
「日頃から鏡で観察しておけば、尖圭コンジローマ(いぼができる性病)などの異常に気づきやすくなります。さらに、性交前には相手の性器もよく見てから、と言いたいところですが……」(福山先生)
【6】拭きすぎ・洗いすぎはNG!!
「排尿後にシャワートイレは不要。さらには強くこすって拭く必要もなし。紙でおさえる程度でいいんです。膣にも尿道にも自浄作用があるので、洗いすぎはやめて」(LUNA骨盤底 トータルサポートクリニック 関口由紀院長)
【7】ひと口30回噛む
「非水溶性のごぼうやれんこんも、よくかめば腸内で水溶性の働きをします。Wの効果があるんです。ひと口30回など決めて、よく噛む癖をつけてください」(松村先生)
【8】膀胱を刺激する飲食物はとりすぎない!
「頻尿の人は、コーヒーやお茶・お酒はもちろん、酸味の強いトマトや柑橘類(ジュースも)、ヨーグルトやチーズを控えめに。要はとりすぎる傾向が問題です」(関口先生)
【9】油を敬遠しないで大さじ1杯はとるべし!
「吸収率が悪く、大腸まで届く油(オリーブオイルやごま油)を1日大さじ1杯くらいはとりましょう。便の滑りを良くして、快便をサポートしてくれます」(松村先生)
【10】過ぎたるは及ばざるがごとし、何事も過剰はNG!
「健康志向の人が陥りやすいのが“単品食べ”。体にいいと聞けば、そればかり食べる。何事もバランスが大切です」(関口先生)
何事も“やりすぎ”と“ほったらかし”はNG! 程度を知って程よく、ケアをすることが大切です。これらをきちんと踏まえて、自分の体を大切にしてあげましょう。(鈴木 梢)
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