グレー、キャメル、ネイビー。ワードローブから手放せない、愛してやまない3色です。けれど、どうしても地味・無難・マンネリ……という印象になってしまいがち。永遠の定番のこの3色、今年っぽく取り入れるなら、あったか色をMIXするのが新ルール。それぞれに相性のいいあったかカラーを足すだけで、急にコーディネートがブラッシュアップできるんです! 『Domani』12月号が提案する、グレー×レッド、キャメル×オレンジ、ネイビー×ピンクの差がつくコーディネート、ご紹介します。
■クールなグレー×発色◎の艶レッド
無彩色のグレーで、主張の強いレッドを上品フェミニンに仕上げる。この冬レッドを新調するなら、くすみのない好発色が絶対条件です。
1.レディなグレーのAラインワンピ×大人かわいい赤小物
まずは取り入れやすい小物からスタート。丸首×Aラインのきちんと系ワンピースに赤を効かせてみましょう。スエード素材のパンプスや上品フォルムのバッグ、好発色の手袋など。グレーがグッと引き立ちます。
2.育ちよさげな赤ニット×女らしいグレーのフレアスカート
赤ニットと今年流行のフレアスカートの、上品でクラシカルなスタイリング。グレーのロングマフラーを取り入れると、さらに遊び心もプラスできます。
3.濃淡グレーの着こなし×赤の差し色で上級お洒落
こなれ感の強いグレーは、濃淡グラデでまとめるとさらにお洒落に。薄いグレーのニット帽、ダークグレーのニットにグレーのパンツと全身をまとめ、差し色に赤チェックのシャツを腰巻きし、赤バッグと赤バングルを合わせると、メリハリ感と顔映りのよさが一挙両得です。
■知的ネイビー×強めの派手ピンク
今季挑戦すべきは、断然強めのピンク。ネイビーにこなれ感を加えつつ、ピンクを大人にシフトする、相乗効果抜群の名コンビです。
1.濃紺ジャケットとデニムの定番スタイルはピンク小物でハズす
ベーシックなスタイルを新鮮に見せるには、ピンクの小物でハズす遊び心が必要。バッグ、手袋、ストールを派手ピンクで統一。ただし、派手ピンクストールは、上質なカシミア素材で取り入れるのが大人の嗜みです。
2.ピンクのボトムには、ネイビーのローゲージタートル
取り入れるのに少し勇気がいるピンクの美脚パンツに合わせるべきなのは、ざっくり感が魅力のネイビーのローゲージタートルニット。ピンクを大人モードに仕上げ、日常に溶け込ませてくれます。
3.こなれて着こなすなら、カジュアルアイテムをピンクで取り入れる
ピンクと黒のチェックシャツ、ニットキャップにスニーカー。今年顔なボーイズライクなカジュアルアイテムをピンクにすると、こなれたピンクの着こなしが完成します。
■冬の定番キャメル×分量多めのオレンジ!
毎年冬の定番キャメルは、いかに今年っぽく着こなすかが永遠のテーマ。相性のいいオレンジを多めに取り入れて、全体をトーンアップするのが近道です。
1.オレンジを今年顔にするには、潔い2色づかい
ほかの色を一切入れずに、キャメルorベージュとのみ組み合わせるのが正解。3つ目の色を入れると、一気に野暮ったくなるので要注意。
2.全身キャメル×小物をオレンジで統一
インナー、ニットカーディガン、ショートパンツ、ブーツをすべてキャメルで統一し、ストール、手袋、ベルト、バッグをオレンジで統一! あったか配色の2色コーデは、格別のかわいさです。
3.キャメルタイトスカートには、こなれた不良っぽさをプラスするといい女
上品な印象のキャメルタイトスカート。ベーシックな着こなしももちろん素敵ですが、ラム革ライダースにオレンジニット、派手オレンジのパンプスを組み合わせてこなれた不良っぽさを加えると、いい女風仕上がりが実現できます。
お手持ちの服にこれらビビッドなあったか色を差すだけで、一気に今年顔になれるコーディネートの数々。コーディネートがマンネリになってきたら、ぜひ試してみてくださいね。(後藤香織)
【あわせて読みたい】
※大人のマストカラー「グレー」を地味にさせないプロの着こなし術大公開!