「福利厚生」って、さまざまなものがありますよね。失恋すると年代に応じて休暇がもらえる「失恋休暇」や、ドワンゴが朝が遅いエンジニアの生活習慣改善のために実施している、ラジオ体操に参加すると女子マネからお弁当がもらえる「女子マネ弁当」など、珍しい福利厚生はたびたびネットでも話題になっています。
さて『Oggi』12月号では「あぁ、会社っておもしろい！」という特集を組み、様々な会社のおもしろ常識である独自ルールや制度を紹介しています。その中から今回はおもしろ福利厚生を、一部ご紹介します！
■チャリ通サポートでまさかの現物支給。近所に住むと住宅手当はもちろん、自転車が支給！（人材コンサルティング会社）
会社から数駅以内に住むと住宅手当が跳ね上がる、という制度などはよくIT企業を中心に見かけますが、自転車現物支給とは！ 確かに一度自転車を支給すれば、定期代などの交通費がその後なくなりますもんね。長い目で見るとそう高い投資でもないですね。
■金曜の夜は社食がバーに変身！ チャージ300円でフード食べ放題、ドリンクはアルコールも含め1杯100円！（アパレル会社）
Googleをはじめとした豪華な社食が話題を呼んでいる昨今ですが、お昼だけじゃもったいないと昼と夜の二毛作を繰り広げる社食を最近多く見かけます。仕事が終わった華金に、即座に安くお酒が飲めるなんて素晴らしい～！
■社長から旬の食材配布！ 社長の地元でとれる新鮮な食材が季節ごとに支給（製造会社）
春は生わかめとしらす、冬はみかん、とのこと。羨ましい！ と思ったのですが、考えてみれば私も山形に住む祖父母から果物が大量に送られてきていたので、6月はさくらんぼ、12月はラフランスを配っていたことが。そういえば私もやってる……と、思い当たる節のある方もいるかと思いますが、実は私もあなたも福利厚生メーカー？
■年に1回「ありがとう」を伝えに行くためのサンクス休暇。さらに、感謝を伝えたい相手に、会社から3,000円分の商品券が！（広告会社）
離れて暮らす両親やお世話になった人に感謝を伝えるために休みが取れる……なんて、素敵じゃないですか！ これは是非もっと全国の会社で広まって、ありがとうの連鎖が起きていったら、あったかい世の中になりそうですよね。
あなたのお勤め先には、どんな福利厚生がありますか？ 私の周囲だけでも「誕生日プレゼントがもらえる」「医務室での診察と薬がすべて無料！」「自社チームのプロ野球観戦をするときに社員割引がある」「ダーツとビリヤードがある」などなど、さまざまな福利厚生を耳にします。あらためて振り返ると、普通だと思っていた福利厚生、実は案外特殊かも。
さて、会社のおもしろ常識シリーズ、次回は「行事・しきたり」編をお送りします！（後藤香織）
（『Oggi』2013年12月号）
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