かき氷を食べても、頭がキーンと痛くならない方法【原因と対策】

かき氷を食べても、頭がキーンとならない方法

もはやブームを通り越して完全に定着している、ちょっと豪華なかき氷!

 

(c)shutterstock.com

さまざまなお店が趣向をこらしたグルメかき氷を提供しているのはもちろん、お祭りや海などで食べる昔ながらのかき氷もやっぱり定番で美味しいもの。

そして……。
かき氷につきものなものといえば……そう、誰もが経験したことがあるであろう、「頭がキーン」

なぜかき氷を食べると頭がキーンとしてしまうのでしょうか。キーンとしないためには、どうしたらいいのでしょうか?
かき氷を愛をもって研究しつくし、広め、「東京かき氷コレクション」など、数々のかき氷に関するイベントを開催している、いわば「かき氷のプロ」、一般社団法人日本かき氷協会の方にうかがいました。

【1】なぜかき氷を食べると頭がキーンとすることがあるのですか?

これは、体がかき氷を「異物」と認識してしまうからです。
かき氷は人間の体よりもかなり温度が低い食べ物。かき氷がノドの奥を通るときに、首元あたりの神経が「異物だ」と認識し、体が「異物が入ってきた!」と脳に信号を出すことで、あの「キーン」という頭痛になってしまいます。これは「アイスクリーム頭痛」という名前もついています。

【2】頭がキーンとしないためには、どうしたらいいのでしょうか?

まず何よりも、かき氷を「ゆっくり食べる」ことで起こりづらくなります。また、最近話題になっている、ふわっとした氷のかき氷だと頭痛になりにくいです。

なぜかというと、ふわっとした氷はノドに入るときにすーっと自然にとけるので、ノドを通過するときに「異物だ」と認識する前になくなってしまうからです。ゆっくり食べるのも同じ。ノドを通過するときに極力とけてしまっていれば大丈夫です。

ただし、いくらふわふわのかき氷でも、あまりにも早食いするとキーンとなってしまうことがあります。食べる前にとけてしまう……という兼ね合いもあると思いますが、「かき氷は、できるだけゆっくり食べる」を心がけることで、キーンとせずに美味しく食べられます。

【3】それでもキーンとしてしまったら、どうすれば?

医学的に証明されているものではありませんが、「首元をあたためる」「こめかみあたりを冷やす」とおさまる……とは一説に言われています。ただ、【2】でご紹介した「ゆっくり食べる」を心がけていれば、あまりキーンとすることはないはずです。

ついつい「とける前にできるだけ早く食べなきゃ!」というあの焦りが「キーン」の原因となっていたのですね……! しかし、焦って食べたところで「キーン」となってしまうと結局食べる手を止めざるを得なくなってしまうので、最初からゆっくりいただいたほうが、最後まで美味しくキーンとすることなく食べられてよさそうです♪
「キーン」としがちなあなた、是非試してみてくださいね!

日本かき氷協会webサイト kakigoori.or.jp/