「セックスレス」の悩みは、ちょっとの工夫で解決できる!
NHKのニュース番組でも報道された、「セックスレス」。日本家族計画協会の調査によると、夫婦のセックスレスの割合は、なんと44.6%という結果に。
さらに、男女問題に詳しいフリーライターの亀山早苗さんによると、「セックスレスで悩む夫婦を多く取材している私からすれば、7割超えのイメージです」とのこと。多くの人が悩んでいる問題なのです。
『Domani』4月号では、有識者たちが、“脱セックスレス”のために実践したい6つの方法を提案してくれています。中には「逆効果じゃないの!?」と思ってしまうような、意外な方法も! はたしてどんな方法なのでしょうか。
★前回の記事はこちら→ 「なぜしない?しれくれない?イマドキのセックスレス、最新事情!」
苦しくてつらいならカウンセリングを受けましょう
- 「ひとりで、あるいは夫婦だけで悩まないこと。男性は泌尿器科、女性は婦人科でカウンセリングを受けるのも、ひとつの手ですよ」(獨協医科大学 越谷病院泌尿器科 小堀善友先生)
確かにどちらかが、もしくはお互いに重く考えすぎてしまうと、逆効果になりかねません。適切なカウンセリングを受けて、心の負担をまず軽くすることが大切かもしれません。
キス・ハグ・会話でコミュニケーションを
- 「セックスに代わる親密な身体接触が必要です。また『何時に帰る』などは会話ではなく単なる報告。男女の会話を増やしましょう」(東京大学大学院 総合文化研究科 瀬地山 角先生)
セックスはひとつのコミュニケーション手段でもあるため、まずその前段階となるようなコミュニケーションがしっかりできていないと難しいこともありそう。こういった一見些細な部分から、意識的になる必要があります。
ふたりだけの時間=デートをする
- 「産後レスの場合は、親やシッターに子どもを預けて夫婦だけでデートを。夫婦だけの時間は意識的につくらないと確保できません」(瀬地山先生)
どうしても「パパ」「ママ」になってしまうと、お互いを異性として意識しづらくなってしまう部分があるのかもしれません。新鮮な気持ちを思い出すための行動が大事ですね。
とりあえず距離を置いてみる
- 「物理的に離れてみる、距離を置いてみると、お互い新鮮な視点で見ることができるかもしれません。本当に必要なものが見えてくると思います」(フリーライター 亀山早苗さん)
どうしても長く一緒にいると、お互いの存在が当たり前になってしまいがち。距離を置くことで、あらためてお互いのことを考え、きちんと向き合えそうな気がします。
主語を「女」ではなく「私」にしてみる
「女だから○○すべき、といった考え方を捨てて、主語を『私』に替えてみて。自分の欲望を封印せず、ちゃんと向き合うことをすすめます」(亀山さん)
「自分はこう思う、こうしたい」という気持ちをきちんと伝える、そういったコミュニケーションを疎かにしないことで、お互いに歩み寄ることができ、脱レスにつながる可能性も。
【まとめ】
「セックスレス」状態解決の糸口は、日々の会話など、一見些細なコミュニケーションの中にある可能性も。カウンセリングや通院が必要ということもあるかもしれませんが、「もしかしたら……と思うけど、何も実践できていない」と感じた方は、まずはこれらの方法を試してみるのがいいかもしれません。(鈴木 梢)