春の定番アウターといえば、どんなインナーでも気にせず、さらっと羽織れるトレンチコート。そんなトレンチコート、普通にただ着るのも素敵ですが、ちょっとしたテクを加えるだけで、さらにグッとこなれておしゃれに見えるんです!
『Oggi』3月号では、ベーシックなトレンチコートがこなれて見える3つの着方を紹介しています。
◆フェミニンにいくなら、女っぽいベルト結び
どんなコーディネートも一気に今っぽくサマになる着こなしといえば、これ! ベルトをキュッと締めることで、ウエストのくびれをアピール。スカートの裾がちらりと見える丈に調整すれば、うしろ姿も一段とおしゃれに見えます!
こなれポイント
【1】ベルトは斜めにずらしてキュッと片蝶結び
トレンチの前ボタンはすべて外して、少し開けた状態で、ウエストの位置でベルトを結ぶ。結び目は片蝶結びにして、メリハリを出すためにもキツめに絞るのがコツ。
【2】フロント部分に立体感が出るようにブラウジング
トレンチのフロント部分を両側に折り返すように開いて整える。ベルトのすぐ上あたりを持って、引っ張り出すようにブラウジング。自然な丸みが出るように調節してみて!
【3】裏地やインナーが見えるくらいそで口は折り返す
そでをひじあたりまでくしゅくしゅと上げ、そで口を数cm折り返す。ずり落ちてくるのが気になる場合は、インナーの袖も一緒に折り返すと◎。襟を自然に立てれば完成です!
◆マジメに着るなら、ベーシック前閉め(写真右)
短めの丈のトレンチに最適な着方。トラッドで端正な雰囲気に、ちょっぴりカジュアルな抜け感を出すのがおしゃれの決め手です!
こなれポイント
【1】インナーのシャツも第1ボタンまで留めるのが今年風
トラッドな雰囲気はそのままに、あえてシャツもきちんとボタンを留めて着るのが新鮮です。春色のカラーシャツで顔周りを明るく演出して。
【2】カジュアルフレーバーなバッグ2個持ちが効果的
かっちりレザーバッグではなく、ラフな印象のキャンバストートやクラッチのようにカジュアル素材を投入したり、2個持ちでアクセントを加えましょう。
【3】足くび見せ&さわやか白ローファーで抜け感を
首元、手元は出していないぶん、クロップドパンツで足元は軽やかに。スエードローファーで力の抜けた雰囲気に仕上げて!
◆かっこよくこなれるなら、マニッシュ着ながし(写真左)
ちょっぴり長めのトレンチをばさっとラフに羽織っただけのような、マニッシュでナチュラルな雰囲気が今年っぽい!
こなれポイント
【1】ロング丈なら、風にふわっとするくらい軽め素材を
ボーイッシュな膝下丈のトレンチ。薄手素材を選べば男っぽくなりすぎずナチュラルに仕上がります。前を締めるのは、キメ過ぎになってしまうのでNG。
【2】Gジャンをレイヤードすると着こなしに奥行きが生まれる
のっぺり単調に見せないコツは、レイヤードでメリハリを生むこと。Gジャンは袖からチラ見せして袖はトレンチの襟と一緒に立てます。
【3】メタリックに輝くシルバーアクセでほんのり艶を忘れずに
メンズっぽさがかっこいい着こなしだけど、細部に女っぽさを効かせるのがこなれ感のカギ。素肌見せ&シルバーアクセでクールに仕上げます。
その日の気分やコーデにあわせて、トレンチコートもちょっと工夫をしてみると、こんなにも印象が違うんですね! ぜひトレンチを着る際に参考にしてみてください。(松本美保)
(『Oggi』2015年3月号)
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