毎年、国内外から多くの人が訪れる「さっぽろ雪まつり」は、冬の風物詩のひとつとなっています。
先日2月11日に終了した「第66回さっぽろ雪まつり」には、235万人の方が来場!
今年は、映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』公開に先駆け、世界初のルーカス・フィルム公認として、「雪のスター・ウォーズ」大雪像(ダース・ベイダーと3体のストームトルーパーら)がオープニングセレモニーを飾り、大きな話題となったのも記憶に新しいですよね。
↑高さ15メートル、幅22.6メ-トル、奥行き20メートルにもおよぶ、超立体型雪像を制作するために要した雪は、5tトラック700台分! 1月7日の鍬入れ式から約1か月間、のべ2,000人の人々が作業にあたったそう。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』2015年12月18日(金)全国ロードショー (C) 2015Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved
今年で66回を迎えた「さっぽろ雪まつり」ですが、記念すべき第1回目は、1950年2月18日。つまり、65年前の今日がその始まりでした。
↑第65回さっぽろ雪まつり 雪像 (c)HBC
↑第64回さっぽろ雪まつり 氷像 (c)北海道新聞社
元々は、地元の中高校生が6つの雪像を大通公園に設置したことが きっかけ。雪合戦、雪像展、カーニバルなども合わせて開催し、5万人あまりが訪れて予想以上に大盛況だったようです。そしてその後、札幌の冬の行事として市民に定着していったのだとか。
1953年に、高さ15メートルの大雪像「昇天」が初めて作られ、1955年には自衛隊が参加し、大規模な雪像づくりへと挑戦していくことに。記念すべき第10回(1959年)には、雪像制作に2,500人が動員され、テレビや新聞などでも紹介されたことから、翌年から観光客が一気に増えることになります。
↑第64回さっぽろ雪まつり 雪像
いつもテレビで観るたびに、「雪像ってどんな人が作っているの?」と思っていましたが、雪像制作には、陸上自衛隊や札幌市大雪像制作団、民間主導の「さっぽろ雪まつり 大雪像委員会」のみなさんが制作を行っているのだそう。札幌市大雪像制作団が制作する雪像については、ボランティアの方々も多く参加しているようです。
雪像の仕上がりがあまりにも素晴らしいので、雪像専門のプロの方が作っているのだとばかり思っていました!(ボランティアの詳細はコチラ)
雪像以外にも、氷でできた氷像も。夜、ライトアップされると本当にきれいですよね。
↑第64回さっぽろ雪まつり 氷像
↑第65回さっぽろ雪まつり 氷像 (c)毎日新聞社
↑「さっぽろ雪まつり」開催時、さっぽろテレビ塔から撮影した札幌の大通り公園の様子。
1974年の“オイルショック”で雪を運ぶトラックのガソリンが手に入らなくなったり、2005年で40年続いた真駒内会場が閉鎖するなど、時代の波を乗り越えてきた、歴史ある冬の一大イベント。
ちなみに、現在は、大通会場・つどーむ会場・すすきの会場の3会場で行われる「さっぽろ雪まつり」。会場が3つになってからは、第61回(2010年)開催時が、243万3千人と、過去最高の来場者数だそうです。
最近では、雪像に映像を投影したプロジェクションマッピングも行っていたり……と、時代にあわせて新しいモノを取り入れながら、回を重ねるごとに進化してきた「さっぽろ雪まつり」。今年逃してしまった方は、「第67回さっぽろ雪まつり」が2016年2月5日(金)~2月11日(木)に開催されるので、いまから手帳にチェックしておいてみては?(さとうのりこ)
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』2015年12月18日(金)全国ロードショー
(C) 2015Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved
さっぽろ雪まつり
http://www.snowfes.com/
すすきの観光協会HP
http://www.susukino-ta.jp/
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