ここ数年、毎年2月号でデニムを特集している『Domani』。いつの時代も変わらずに、究極のベーシックアイテムとして活躍するものですが、せっかくならシーンに合わせて使い分けたり、常に流行に合わせてアップデートした着こなしに挑戦したいものですよね。
たとえば今年なら、濃いインディゴデニムには深みのある色を、淡いブルーデニムにはやわらかい色を。“濃色×濃色”、“淡色×淡色”の配色コンビにすると、それだけでこなれ感がアップします!
『Domani』2月号では、「濃デニム&淡デニムのおしゃれに見える『配色レシピ』」と題し、今すぐトライしたい配色を特集。今回はその特集の中から、2つの配色レシピをご紹介します。
◆濃デニム×ネイビー
今季のトレンドでもあるオールネイビーの着こなしが叶う濃デニム×ネイビーの配色。ダークトーンでまとめることになるので、素材感やシルエットで軽やかさを出すのがポイントです!
たとえばエアリーなモヘアニットカーディガンでふんわり感を与えて、チェックシャツや帽子などの遊び心のあるアイテムでリズム感のある表情をプラスし、“楽しいネイビー”を完成させましょう。
【写真左】
今回のコーディネートの中で、最もネイビー度が高いコーディネート。カフス調にのぞかせたシャツの袖口や、バッグなど、ほんの少しの“白”が軽さを出してくれます。
【写真中央】
ネイビーでも、コクーンシルエットのチェスターコートでやわらかな印象に。デニムはロールアップして足首を見せることで、やや重くなりがちな濃色コンビの着こなしに抜け感が出ます。
【写真右】
プレッピージャケット×ノンウォッシュの濃デニムできちんと感を演出するのが新鮮。さらに、パールネックレスが上品な雰囲気にしてくれます。
◆淡デニム×ダスティピンク
ムードのある甘色=ダスティピンクが、淡デニムにはよく似合います。全身を淡トーンで統一した潔さと、スモーキーな色合いが、“甘過ぎないピンク”を叶えてくれます。
【写真左】
大人かわいいピンクモヘア×クラッシュデニムの着こなし。上品な淡色同士の配色ですが、きれいにまとめすぎず、デニムのやんちゃ感で“はずす”のがおしゃれです。グレージュのバッグとブーティが、着こなしにまろやかさを与えます。
【写真中央】
とろみブラウス×デニムの相性はとにかくバツグン! レディライクなピンクとやさしい色合いのブルーの配色にすると、より女らしくまとまります。首元にボリュームのあるファースヌードを合わせれば、注目トレンドのフォークロア風の着こなしが完成します。
【写真右】
ピンクは苦手……なんて人も、チェックシャツや小物でポイント使いすると甘さが抑えられてトライしやすいはず。洗いがかかったデニムでラフ感を演出しましょう。
濃デニム×ネイビーは今の季節に、淡デニム×ダスティピンクは今から春に、ぜひ取り入れたい配色ですね。デニムは毎年活躍するアイテムだからこそ、きちんとそのとき旬の着こなしに取り入れてあげて、長く着回したいものです。(鈴木 梢)
【あわせて読みたい】
※【今日のインサイト】10月26日はデニムの日。「デニム」と「ジーンズ」の決定的な違いとは!?